碧海古井から名鉄名古屋までふつう電車をのりとおしていったことは、まえのブログ記事にかいた。こんかいはほのつづきになる。
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名鉄名古屋えきまえの地下街でいっぷく。始業時間に優雅なもんだ。はて、どこにいくか。じつのところまったくいきさきはきめてなかっただけど、ここで関にいくことにきめる。関の孫六で有名なあの関だ。名鉄バスセンターからでとる高速バスでいっきにいける。喫茶店をでて4階ののりばまでいってみると、関にいける高速バスは1時間に1本ぐらいしかなくて、ちょうどまえの便とつぎの便のあいさだ。まつのもめんどくさく、名古屋本線で名鉄名古屋から名鉄岐阜までいって、ほっから路線バスにのりかえて関にいくことにする。
名鉄名古屋のかいさつをはいって、ちょうどやってきたのが名鉄岐阜いき特急。先頭車両の番号が3203とある。3100系車両だ。座席がベンチシートであることや、貫通とびらのうえにLED式案内表示器があることなど、ここまでのってきた3500系と共通で、親戚関係にある。前方視界のいいこともふくめて外観もようにとるだけど、ちがいは3500系がきれいな「富士びたい」であるのにたいして、3100系は「でこがせばい」ってとこだ。9時27分、名鉄名古屋をしゅっぱつ。車内はがらがら。
△ 20160519_092656 名鉄名古屋 - 名鉄岐阜いき特急(3203)
庄内川をわたるとこで、豊明いきふつうとすれちがい。あおい鉄橋にあかい電車。じつにえになる。
△ 20160519_093118 名鉄岐阜いき特急 - 庄内川(豊明いきふつう)
9時33分、さいしょの停車駅、須ヶ口にとうちゃく。名鉄名古屋からここまでほとんどくねくね区間で、絶好の写真さつえい地点がいっぱいあるのとひきかえに、表定速度は55.0キロとおそい。
△ 20160519_093429 名鉄岐阜いき特急 - 須ヶ口停車中車内
丸ノ内であかい電車とすれちがい。こいつもでこのせばい3100系だ。
△ 20160519_093522 名鉄岐阜いき特急 - 丸ノ内
新清洲のつぎの大里で、あたらしい塗装のパノラマスーパーとすれちがい。かんろくだ。
△ 20160519_093711 名鉄岐阜いき特急 - 大里
国府宮てまえでセントレアいきミュースカイとすれちがい。わが三河部にはセントレア直通列車はなく、うらやましいかぎりだ。
△ 20160519_093827 名鉄岐阜いき特急 - 国府宮てまえ(ミュースカイ)
9時38分、ふたつめの停車駅、国府宮とうちゃく。須ヶ口からここまでの表定速度は88.8キロと、そうとうはやい。本来、名鉄電車ははやいだ。
△ 20160519_094018 名鉄岐阜いき特急 - 国府宮しゅっぱつ
9時43分、みっつめの停車駅、名鉄一宮にとうちゃく。国府宮からここまでの表定速度は82.5キロ。名鉄一宮をでたわが名鉄岐阜いき特急は、最高速度の120キロのまま今伊勢、石刀とふつう停車駅をかけぬけていく。
△ 20160519_094623 名鉄岐阜いき特急 - 石刀
ところで、きになっとったことがある。車内放送が自動放送なだ。機械的でじつにあじけない。おまけにいらん英語放送までついてくる。
さて、9時47分、はんたい線本線に豊橋いき急行の停車する新木曽川にとうちゃく。あんなにがんがんはしってきたのに、名鉄一宮からここまでの表定速度は72.0キロでしかないのは意外だ。また、ここで、進行方向副本線に停車するふつうにのりかえれるとの案内あり。ここが緩急接続駅になっとるってしらんかったけど、いま時刻表をみてみると、このあとさらに急行1本、特急1本が発車したあとに、このふつうはしゅっぱつする。
△ 20160519_094739 名鉄岐阜いき特急 - 新木曽川(豊橋いき急行)
木曽川堤でぎんいろ電車とすれちがい。すぐにあかい木曽川鉄橋をわたって岐阜県にはいる。
△ うえ=20160519 名鉄岐阜いき特急 - 木曽川堤
△ した=20160519_095035 名鉄岐阜いき特急 - 木曽川鉄橋
9時51分、ぐいーんとみぎにまがりながら、岐阜県さいしょの停車駅、笠松にとうちゃく。岐阜県内にはいってからの名古屋本線の線形はよくない。新木曽川からここまでの表定速度は78.0キロ。また、ここですれちがった豊橋いき快速特急がここに停車しとることにおどろく。三河部では知立、東岡崎のふたつしかとちゅう停車駅のない快速特急も、名岐間ははんぶんぐらいしかきょりがないにもかかわらず、笠松、新木曽川、名鉄一宮、国府宮とよっつもとちゅう停車駅があるだ。
△ 20160519_095129 名鉄岐阜いき特急 - 笠松(豊橋いき快速特急)
岐南でむこうに金華山がみえる。おおーっ、岐阜だ!
△ 20160519_095349 名鉄岐阜いき特急 - 岐南
電車はひだりにS字曲線をえがくようにすすむ。名鉄岐阜てまえでパノラマスーパーの須ヶ口いきふつうとすれちがい。いや、わが西尾線にもこんなふつう電車がはしってくれんかな。
△ 20160519 名鉄岐阜いき特急 - 名鉄岐阜てまえ(うえ=095543)(した=095611)
名鉄岐阜はホームの直前でいったん集合分岐をとおってから、いちばんひだりの1番線にはいっていく。
△ 20160519_095642 名鉄岐阜いき特急 - 名鉄岐阜直前集合分岐
のろのろと名鉄岐阜のホームにつく。
△ 20160519 名鉄岐阜いき特急 - 名鉄岐阜(うえ=095710)(した=095718)
9時56分、停車。笠松からここまでの表定速度は70.5キロ。名鉄名古屋-須ヶ口間の表定速度55.0キロほどおそくない。っていうか、名鉄名古屋-須ヶ口間がとびぬけておそいだ。これがあしをひっぱって、乗車した名鉄名古屋-名鉄岐阜間で表定速度は65.8キロ。この列車の豊橋-名鉄名古屋間の表定速度は75.6キロだ。
△ 名鉄特急運行時刻表 - 豊橋始発8:32 - 2016年5月現在 〔かくだい〕
さて、ホームにおりてみると、のってきた電車が分割作業やっとるじゃんか。じぶんがのっとったまえ2両だけが3100系で、うしろ6両は空港特急の2200系だっただ。
△ 20160519_095837 名鉄岐阜 - のってきた名鉄岐阜いき特急が分割
おりかえしてまえ6両となる空港特急の2200系は文字どおりセントレアいき特急になって、うしろ2両の3100系は須ヶ口いきふつうになる。ほー、名鉄ってこんなおもしろい運用しとるだ。
△ 20160519 名鉄岐阜1番線
(うえ=095904 セントレアいき特急)(した=100142 須ヶ口いきふつう)
ホーム延長線上にかいさつをでて、コンコースをひだりにすすんだとこのおおかいだんをしたにおりて、関にいく路線バスののりばにむかった。
(さんこう)