大井のまちのもとになった大井宿にいってきたことはきのうのブログ記事にかいたとこだけど、じつはおんなじ2017年5月19日に明知鉄道にものってきた。このひのたびのこんだては大井宿が主菜、明知鉄道が副菜だって、鉄道にはとんぼがえりにのってきただけだけど、初夏のみどりもめにあざやかな沿線のふうけいを中心に、ほのときのようすを以下に紹介する。
◇ ◇
いき
金山からのった中津川いき快速を恵那でおりる。ちょうど明知鉄道の列車がいっちゃったとこで、えきまえの喫茶店でいっぷく。じもとのひとたちもあつまるみせで、まあちょっとはなしもききたかっただけど、発車時刻がせまってえきにもどる。きっぷは1日のりほうだいきっぷをかって、かいさつをはいる。
中央線ホームにとなりあわせのかためんホームに、あおいろの単行気動車がはいってくる。明知鉄道のホームはこれがすべてで、列車も基本的に単行気動車だ。
10時12分、恵那をしゅっぱつ。
みぎに大井のまちをみて、列車はとことことすすむ。
きりとおしをぬけて、さいしょの停車駅、東野(ひがしの)となる。
ちょこっと左右にたんぼがあって、また、やまんなかをとことことすすむ。
列車はきしきしっておとをたてながら、曲線をまがる。
なんにもないとこで飯沼っていうえきに停車。にほんいち急勾配のえきだげな。
トンネルをぬける。
やまをくだっていく。
みぎかわにたんぼがひろがってきて、阿木(あぎ)となる。いきちがい可能だけど、はんたい線はつかってないみたい。
ほれまでののぼりがおわって、こんどはみぎひだりにまぎりながら、くだっていく。
左右がたんぼになって、飯羽間(いいばま)となる。みぎのちいさなかわのむこうにいくつか民家がある。
みぎひだり、たんぼのまますすんで、極楽となる。みぎてはふつうに道路があって、ガソリンスタンドもある。
左右たんぼのまま、くだっていく。
水平にちかくなって岩村となる。いまは直虎の井伊谷が有名だけど、ほのまえはおんな城主っていやあこの岩村のことだっただ。ここで、はんたい列車といきちがい。あとでしっただけど、このはんたい列車がしんがた車両のアケチ100がただった。
ちょっといってまた、やまんなかをくねくねとくだっていく。
花白温泉(ひなしろおんせん)となる。まんだ左右の土地はせばい。
みぎにちょこっと土地がひろがって、くだっていく。
かんてんかんの山岡となる。ホームのすぐとなりのうすみどりいろのたてもんがかんてんかんで、かんてん料理がたのしめる。ほれと、ほのとなりの列車はもりの列車カフェとしてつかわれるようになったもんだ。
まんだやまんなかをくねってくだっていく。
さらに、やまんなかをくねくねくだっていく。
みぎにちょっとたんぼがあらわれて野志(のし)となる。
また、やまんなかをくねくねとくだっていく。
くだってくだって、どいだけくだったことか。さいごもくだって、11時1分、終点の明智にとうちゃく。起点の恵那からここ明智まで25.1km、49分、30.7km/h、690円。
かえり
明智は大正村をあるくことなく、すぐにかいさつをはいりなおしてかえりの列車にのる。こんどは2両編成で、まえがおばあちゃんのてづくりべんとう号っていう食堂列車で、うしろが一般車。食堂列車っていっても、営業運行するのは恵那からのおりかえしだけで、明智から恵那は準備をするだけだ。
うしろの「急行大正ロマン」のヘッドマークをつけた一般車に乗車。11時24分、明智をしゅっぱつ。
急行とはなばかりで、いちおう野志、飯羽間、飯沼、東野の4駅が通過になるもんの、速度においていきのふつう列車となんらかわりない。
岩村でまたいきちがい。あとでヰキペディアでたしかめたけど、いきちがいをするのはここだけだ。
極楽をしゅっぱつ直后に急停車。ふみきりにひとがはいったとのこと。ふみきり点検后、さいしゅっぱつ。
阿木に停車。
東野てまえ。ひだり車窓に土地がひろがってきて、恵那がちかいことがわかる。
大井のまちをひだりてにみて、12時12分、恵那にとうちゃく。明智からここ恵那まで25.1km、48分、31.4km/h、690円
おばあちゃんのてづくりべんとう号は準備がおおづめ。
準備をおえたおばあちゃんのてづくりべんとう号が乗客をのせるのをみとどけ、明知鉄道とんぼがえりのたびをおえる。このあと大井宿だ。
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- 乗車記録 - 2017.5.19、きんようび、平日
(52) アケチ101号記念フリー乗車券、(53) アケチ101号の寸法
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(さんこう)
- 大井宿 - あきひこゆめてつどう|2017/05/20
- きのう2017年5月19日、大井宿(おおいじゅく)にいってきた。大井のまちのもとになったのが大井宿で、大井のまちがいまの恵那市の中心部だ。いや、郡名を冠した恵那市なんていうなまえじゃなくて、ほんとなら大井市ってなのるべきだったっておもう。太田宿と美濃加茂市の関係もおんなじだ。
- 江戸時代、中山道のとちゅうで名古屋方面にえだわかれする下街道(したかいどう)っていう街道があっただけど、江戸のほうからきて、この大井宿をすぎたとこにほの分岐点があったっていう地理的条件から、大井宿はおおいにさかえたっていう。未成線におわったけど、明治になって掛川-天竜二俣-大井っていう路線が計画されるほど、大井のまちにはいきおいがあっただ。
- きにはなっておりながら、これまで中央線から明知鉄道にのりかえるときに恵那駅をつかうだけだった大井のまちについて、こんかい大井宿を中心にみてきたってわけだけど、ほのようすを以下に紹介する。
- はねあげおおど(げんかんひきどのてまえうえ)|七五三ふきよせおさらんま…|いわせあきひこ|フェースブック|2017年5月19日15:53
- 特別に大井宿が治安がわるかったじゃないっておもいます。このうちは、江戸時代、豪商のうちで、ほれだけどろぼうにねらわれやすかったのかもしれませんね。大井宿は、名古屋方面へとつながる下街道(したかいどう)がこのにしで中山道からみなみに分岐するっていう交通の要衝でもあり、江戸時代、おおいににぎわったようです。明治にはいっては、遠美線の到達点とされたとこでもありますしね。
- いまは掛川-天竜二俣-新所原とつながる天竜浜名湖鉄道、旧二俣線ですけど、ほんとは掛川-天竜二俣-大井とつなぐのが当初計画だったです。これが遠美線です。未成線におわってますけど、復活させたい計画です。
- 目的はなんだったでしょうか。木曽の木材は中央線で名古屋港にはこばれとったきがしますけどね。遠美線の経由地はいまでこそ山間僻地ですけど、往時は人口もじゅうぶんにあって、沿線のひとたちの生活交通のためってことだったでしょうか。よう、わかりません。
ところで、遠美線は鉄道敷設法別表第63号に規定されとるですけど、ヰキペディアをみてみたら、このうちの開業区間が①天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線 掛川 - 天竜二俣 26.3 km、②東海旅客鉄道飯田線 三河大野 - 浦川 - 中部天竜 26.8 km、③矢作水力(岩村電気軌道) 岩村 - 大井 12.6 km、④明知鉄道明知線 明智 - 岩村 - 恵那 25.1 kmとありました。明知鉄道って、遠美線の一部だったですね。いまの終点の明智から天竜二俣に延伸することは現実的じゃないですけど、豊田にはむすんでほしいなってのがじぶんのおもいです。 - いましらべてみたら、明知のほうがふるいみたいですね。明智町も、さいしょは明知町だったものが合併を機に明智町にしたみたいです。画数がおおくて不便なのに。
- 明知鉄道よっつの話題 - あきひこゆめてつどう|2017/02/20
- もりの列車カフェでかんてん料理をどうぞ♪ - あきひこゆめてつどう|2016/11/01
- きのうのゆうがたメ~テレでやっとるの、たまたまみたよ。できたのしらんかっただけど、明知鉄道の「もりの列車カフェ」ってのがえらい人気だげなね。
- 明知鉄道明知線 - Wikipedia
- 明知線(あけちせん)は、岐阜県恵那市の恵那駅から明智駅に至る明知鉄道が運営する鉄道路線。旧日本国有鉄道(国鉄)の特定地方交通線を転換、引き継いだ路線である。
- 基本項目
- わずか25kmあまりの区間で、2つの峠を越えるという急勾配と急曲線の連続する路線で、転換后に当時の運輸省(現・国土交通省)の特認を受けて新設された飯沼駅と野志駅は、日本で第1位と第2位の急勾配駅(鋼索式鉄道を除く)として知られる。
- 基本は通学輸送を中心としたローカル輸送であるが、寒天列車、きのこ列車などのイベント列車も企画・運行されている。
- 有人窓口のある恵那駅・岩村駅・明智駅では、硬券のきっぷが発売されている。また、岩村駅と明智駅では使用済乗車券(硬券)が1枚20円で販売されている。
- 運行形態
ワンマン運転の各駅停車が線内で折り返し運転されている。1 - 2時間に1本の運行で、土曜日と休日は夜の1往復は運行されない。2011年3月12日からは急行「大正ロマン号」が1日1往復運転されている(月曜運休。ただし祝日の場合は運転)。
*1:野志、飯羽間、飯沼、東野の4駅を通過