2018年3月28日、金谷(かなや)からさらに大井川をきたに千頭(せんず)までいく。
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金谷は東海道線のかいさつをでて、大井川鉄道にのりかえ。かんたんな平面移動だけど、きっぷをかうのにてまどってちょっとあせる。はるの行楽時期でこの大井川鉄道にのりにくるひともおおいだ。
おー、南海電車じゃんか。ふるっ。
電車は、車両番号21003と21004の2両編成で、帝国車両ってかいてある。いまもあるのか。
(4) 金谷 - 千頭いきふつう(21003)、(5) (21004)、(6) (まえ)
電車にのりこむ。ぼろっ。座席配置は、2枚のとびらのあいだが転換クロスシートで、とびらのそとがわはベンチシート。
先頭車両21004のみぎうしろ、ベンチシートにじんどって、9時1分、わが南海号は金谷をしゅっぱつ。電車はいったん東海道線にそってひがしにすすんだあと、正面によこたわる大井川をさけるように、おおきくひだりに湾曲してきたにむきをかえる。
新金谷(しんかなや)にとうちゃく。まっくろい客車がとまっとる。蒸気機関車にけん引されるかわね路号だ。筆者も9年まえにのったことがあるだけど、ほのときは金谷が始発だったもんが、いまはこの新金谷にかわっとるらしい。
ひだりにとまっとる客車のよこもとおっただけど、これはなんだかわからん。
はんたいの近鉄特急がはいってきて、わが南海号も新金谷をしゅっぱつ。ひどいゆれだ。
みぎホームの代官町(だいかんちょう)。代官さまなんかおりそうにない。
みぎホームの日切(ひぎり)。となりに特別養護老人ホームがある。
五和(ごか)はしましきホームひだりに停車。駅舎はひだりにある。このあたりまではまんだ市街地だ。
ちゃばたけがあらわれる。静岡だ。
みぎに大井川があらわれる。源流をみなみアルプスに発して南下、駿河湾(するがわん)にそそぐ。あいかわらずのひどいゆれで、座席にすわっとるのに「あるきスマホはやめましょう」ってでてくるのににがわらい。
神尾(かみお)はしましきホームひだりに停車。ひだりはやますそ、みぎはすぐにかわで、人家なんかありそうにない。いきちがいのためにつくったえきか。
すぐにトンネルをくぐって、また、みぎに大井川があらわれる。ひろびろとした砂州(さす)にこころもあらわれる。
福用(ふくよう)はしましきホームひだりに停車。
トンネルをくぐってみぎに大井川があらわれる。
ひだりホームの大和田(おわだ)。漢字をあてるのに「小和田」ってせんかったのは「小」の文字をつかうのがしゃくだったでか。みぎに大井川の堤防にさくらがさいとって、ひだりのホームのほうにもさくらがさいとる。気候は、あさうちをでるときにきとったうわぎなんかとっくにぬいじゃったほどのぽかぽか陽気で、左右にさきほこるさくらにはるらんまんきぶんもきわまる。
(22) 千頭いきふつう - 大和田(みぎ)、(23) (ひだり)
また、すすんで、みぎに大井川のかわらにさくらがあらわれる。
こいのぼりもあらわれる。
家山(いえやま)はしましきホームひだりに停車。ちょっとふぜいのあるホームで、まわりにさくらもさいとる。駅舎はホームのひだりがわ。
(27)、(28)、(29)、(30) 千頭いきふつう - 家山
はしをくぐって、トンネルをくぐったとこで、大井川のみぎうしろにはしがみえる。
また、トンネルをくぐって、ちゃばたけがあらわれる。うしろにさくらがさく。
ひだりホームの抜里(ぬくり)。
えきのみぎ、大井川のかわらのはたけのなかにもさくらがさく。
鉄橋をわたる。これまでずーっと大井川の西岸を北上してきた電車が東岸にわたる。
(35) 千頭いきふつう - 抜里-川根温泉笹間渡間(鉄橋からみぎに下流をみる)
(36) (鉄橋からひだりに上流をみる)
みぎホームの川根温泉笹間渡(かわねおんせんささまど)。ここでけっこうなんにんかのってきて、車内はにぎやかになる。
(38)、(37)、(39) 千頭いきふつう - 川根温泉笹間渡
トンネルをくぐって、また、トンネルをくぐる。電車のゆれもひどい。ひだりに大井川があらわれる。
地名(じな)はしましきホームひだりに停車。
トンネルをくぐる。ひだりに大井川があらわれる。しろい砂州がぶわーってひろがって、ほのむこうにさくらがかたまってさいとる。
みぎホームの塩郷(しおごう)。堤防に線路と道路がならんではしっとるだけど、道路の歩道をほのままホームにつかっとるかんじだ。
ひだりに大井川をみて、わが南海号はきたにすすむ。
下泉(しもいずみ)はしましきホームひだりに停車。ここもちょっとふぜいのあるホームで、みぎそとには側線もある。近鉄特急のとうちゃくをまって、しゅっぱつ。
(45) 千頭いきふつう - 下泉、(46) (近鉄特急16002)
トンネルをくぐって、ひだりに大井川があらわれる。砂州でパワーショベルやブルドーザーがいごいとるのは、しゅんせつをしとるのか。電車のゆれはあいかわらずひどい。
みぎホームの田野口(たのくち)。もともとしましきホームだったもんが、みぎ線をつぶしてかためんホームになっとる。みぎにりっぱな駅舎がある。
トンネルをくぐって、ちょこっとかわからはなれて、すぐにもどる。
駿河徳山(するがとくやま)はしましきホームひだりに停車。みぎの駅舎のまわりにさくらがさく。ところで、このえきだけ駅名に駿河ってはいっとるのがふしぎだ。大井川のにしが遠江(とおとうみ)、ひがしが駿河になるみたいなだけど、ここまでにあった大井川東岸のどのえきも駿河はついてない。
駿河徳山をでてすぐ、みぎにちょっとしたまちがひろがる。また、ひだりに大井川があらわれて、トンネルをくぐる。
ひだりホームの青部(あおべ)。かわとのあいだにりっぱな道路がとおる。
鉄橋をわたって西岸にもどる。
ひだりホームの崎平(さきだいら)。
鉄橋をわたって、また、東岸にわたる。
トンネルをくぐったとこで、どういうわけかふみきり停止。
えきもないまま鉄橋をわたって、また西岸にもどる。このあたり大井川がおおきく蛇行しとるで、こうなった。
千頭のホームがみえた。席をたって、運転席のうしろまでいく。
10時14分、終点の千頭にとうちゃく。
べつのホームにうつる。
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- 乗車記録 - 2018年3月28日、すいようび、平日
(さんこう)
- 古井から金谷まで - 2018年3月28日 - あきひこゆめてつどう|2018/03/29
- 2018年3月28日は東海道をひがしに金谷(かなや)までいく。
- 大井川鉄道 ひがえり旅行記 〜電車と 蒸気機関車〜 - あきひこゆめてつどう|2009/05/06
- 大井川鉄道大井川本線 - Wikipedia
- 大井川本線(おおいがわほんせん)は、静岡県島田市(しまだし)の金谷駅(かなやえき)と静岡県榛原郡(はいばらぐん)川根本町(かわねほんちょう)の千頭駅(せんずえき)とを結ぶ大井川鉄道の鉄道路線である。
- 蒸気機関車の動態保存・運行が行われている路線として知られる。また、元近鉄の特急用車両、元南海の急行用車両が、大井川鉄道に譲渡される前の塗色のままで運転されている。
- 路線データ
- 2016年3月12日改正のダイヤでは、金谷駅-千頭駅間の全線通し運行の普通電車が1日9往復運行されているほか、金谷駅-新金谷駅間、金谷駅-家山駅間の区間系統の普通電車もある。後述のSL列車が新金谷駅発着に変更された2011年10月1日のダイヤ改正以降は、金谷駅からの利用者のため、SL列車運転日に運転される金谷駅-新金谷駅間の区間運転電車も設定されている。
- 電車は全線でワンマン運転を実施している。