2019年5月22日は中央線で恵那までいって、ちょこっとだけ大井のまちあるきをしてきた。恵那までの電車たびのようすとほのあとのまちあるきのようすについて、以下に紹介する。
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恵那まで
大曽根で瀬戸線から中央線にのりかえ。11時37分の中津川いき快速にのる。だいだいいろのおびのはいりかたがふつうの313系とはちがっとって、はなやかなかんじがする電車だ。
東北方向にすすんで、矢田川(やだがわ)をわたる。
新守山(しんもりやま)を通過。さっぷうけいなえきだ。
庄内川をわたって、名古屋市の区域から春日井市の区域にはいる。
高架をすすんで、名古屋いき快速とすれちがい。ふつうの313系。
勝川(かちがわ)に停車。上下線のあいさにある空間は城北線がはいるべき空間なだけど、実現のみこみはあるのか。
地平におりて、名古屋いきふつうとすれちがい。ふつうなのにりっぱな313系。
機関車や貨車がいっぱいとまっとる春日井に停車。
ワイドビューしなのとすれちがい。ひくい姿勢が印象的だ。
神領(じんりょう)を通過。
名古屋いき快速とすれちがい。ふつうの313系。
高蔵寺(こうぞうじ)はいちばんひだりの6番のりばに停車。おんなじホームとなりの5番のりばに名古屋いきふつうがとまっとるけど、これは逆線発車だ。
ところで、わが中津川いき快速、外観がはなやかなだけじゃなくて、車内も特急電車なみにりっぱだ。シートは高級感のあるえんじいろの転換クロスシートで、座席の部分と乗降とびらの部分がかんたんなしきりでへだてられとって、おちついてすわっとれる。「1号車自由」っていう電光表示がぶらさがっとるのは、中央線ライナーとしてつかわれとったときのなごりか。先頭車両クモハ313-8504のB204編成6両。
高蔵寺をでたとこで、ひだりに愛知環状鉄道が分岐。いや、いまはのりいれをする電車はなくて、レールもさびさびだ。まえは、ひだりに分岐したあと、高架をあがってみぎに中央線をのりこえて瀬戸、豊田方面にいくだっただ。いま、高蔵寺で愛知環状鉄道の電車は、中央線のみぎがわの1線だけで発着するようになっとる。
沿線のふうけいが「やま」にかわって、庄内川をみぎにそってはしる。
トンネルをくぐる。
定光寺(じょうこうじ)を通過。まわりに人家はない。
愛岐トンネルんなかで名古屋いきふつうとすれちがい。また、このトンネルんなかで県ざかいをこえて、愛知県の区域から岐阜県は東濃(とうのう)の区域にはいる。
古虎渓(ここけい)を通過。ここもまわりに人家はない。みぎの庄内川は土岐川になまえをかえた。
トンネル群をぬけて視界がぱーってひらける。多治見(たじみ)のまちだ。にほんいちあっついまちとして有名なあの多治見のまちだ。
多治見(たじみ)に停車。ひだりに太多線(たいたせん)の岐阜いきふつうがおって、はんたい線に名古屋いきふつうがおる。太多線の岐阜いきふつうは美濃太田(みのおおた)から高山線にはいっていくやつで、となりの県をとおらんでも県都岐阜にいけるよっていうやつだ。JR東海がさいきんこれにちからをいれとって、車両もりっぱなのがあたえられとる。太多線が活性化したことで、沿線から多治見をとおって名古屋にいくにもべんりになって、可児市(かにし)なんかじゃ名鉄からだいぶ乗客をうばっとるじゃないかな。
はんたいの名古屋いき快速がはいってきたとこで、多治見をしゅっぱつ。
多治見のまちをぬけて、トンネルをくぐる。
また、沿線のふうけいが「やま」にかわる。
はんたい線とはなればなれになって、かたがわ線単独でトンネルにはいっていく。
トンネル群をぬけると土岐市(ときし)のまちだ。
土岐市(ときし)に停車。ここでブラインドがあがる。運転室と客室のあいだにある3枚のガラスに、それぞれブラインドがおろせるようになっとって、ほのうち運転席うしろの1枚と中央とびらの1枚が、高蔵寺からおろされとっただけど、ここ土岐市でぜんぶあがっただ。3枚ともおろされとったら、かぶりつきをたのしむことはできんかった。
土岐市のまちをすすんでいって郊外にさしかかるとこで、ラムーっていうスーパーがあったりする。中央線のひだりに平行する国道19号線に面しとって、クルマでしかいけん立地だ。
たんぼがあったり、みせや事業所があったりする郊外のふうけいがつづく。
名古屋いき快速とすれちがい。ふつうの313系。
土岐川をみぎにそってはしる。
名古屋いき快速とすれちがい。りっぱな313系。
土岐川のみぎにわたったとこで、名滝(なたき)トンネルっていうみじかいトンネルをくぐる。
左右にたんぼ。軽トラックもとまっとって、ひとがおる。ちょうどたうえがおわったとこか。
土岐川のひだりにもどって、釜戸(かまど)に停車。ひなびたえきに木造の駅舎。
また土岐川のみぎにわたって、「やま」のふうけいになる。ひだり30度、ずーっととおくに、ゆきをいただくやまもみえる。おんたけさんか。
しなのとすれちがい。わが中津川いき快速は時速110キロですすむ。
土岐川のひだりにもどって、S字ホームの武並(たけなみ)に停車。みぎに東鉄バスがはしるのがみえる。名鉄バスとおんなじしろい車体にあっかい線のはいった車体だけど、「とうてつバス」ってかいてあることでちがいがわかる。あとでたしかめたら、東鉄バスが運行する恵那市自主運行バスだった。恵那駅前(えなえきまえ)から武並駅前をとおって、奥山足ってとこまでいく。
武並をしゅっぱつするとこで、また、ブラインドが2枚おりる。「山岳区間」にはいるしるしだ。
はんたい線とはなればなれになる。
かたがわ線単独で新槙ヶ根(しんまきがね)トンネルにはいっていく。
トンネルをぬけて視界がぱーってひらける。恵那盆地(えなぼんち)だ。分水界もこえて、土岐川流域から木曽川の支流阿木川(あぎがわ)の支流にうつった。
盆地の中心にむかってくだっていくとこで、はんたい線と合流。
盆地のそこ、阿木川をよこぎるすぐてまえで、恵那(えな)にとうちゃく。下車。12時27分。大曽根からここ恵那まで58.5km、50分、70.2km/h、970円。新緑のなか、快適な電車たびだった。
ここまでのってきた電車がブラインドをあげてでていくのをみおくったあと、木造のこせんきょうをわたって、かいさつのあるはんたいホームに移動。
大井のまちあるき
かいさつからまっすぐにえきまえどおりがのびる。うつくしい光景だ。時間があわんかったこともあって、明知鉄道にのりかえて明智や岩村方面にいくのはやめて、このえきまえどおりをすすんで、まちあるきをする。えきのなまえが恵那で、えきまえどおりのなまえが中央どおり、まちのなまえが大井(おおい)になる。江戸時代、中山道大井宿としてさかえ、東濃ずいいちのにぎわいだったっていう。明治時代になって岐阜県さいしょの私鉄ができたのもここ大井で、この中央どおりを路面電車がはしって岩村までいっとった。明知鉄道の前身明知線の開業より30年ちかくまえのはなしだ。
中央どおりをちょこっといったとこの喫茶店でひるごはん。
まあちょっと中央どおりをみなみにすすんだとこの中山道広重美術館にはいって、企画展としてやっとった歌川国芳(うたがわくによし)のうきよえをみる。
別室でうきよえ体験をやっとって、挑戦。版はあらかじめできとって、やるのはこれにローラーでいろをつけて、かみをおしつけるっていう作業だ。ぜんぶで5色のうきよえであり、1色ごとのこの作業を5回くりかえして完成。作品は、よっつえらべるなかから歌川広重(うたがわひろしげ)の中山道六十九次の洗馬宿(せばじゅく)をえらんでつくっただけど、まあ、みばえよくできた。
中央どおりを大井町交差点までいったとこでひきかえして、喫茶店でいっぷく。菊水堂っていうわがしやさんで傘岩まんじゅうと平成柿をみやげにかって、かえりの電車にのる。
(さんこう)
- 乗車記録 - 2019年5月22日、すいようび、平日
- 大曽根 11:37 → (中央線・中津川いき快速) → 12:27 恵那
〔58.5km、50分、70.2km/h、970円〕
- 大曽根 11:37 → (中央線・中津川いき快速) → 12:27 恵那
- 中山道広重美術館でうきよえ体験 - 2019年5月22日 - あきひこのいいたいほうだい|2019/05/24
- 大曽根のえきのふうけい - 2019年5月22日 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2019/05/24
- 岐阜いき特急 - 2019年5月22日 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2019/05/24
- ふるいのえきのふうけい - 2019年5月22日 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2019/05/24
- じょうずにできたかなー。…|いわせあきひこ|フェースブック|2019年5月22日14:35
- じょうずにできたかなー。浮世絵をすってみた♪ 大井宿は中山道広重美術館で。
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- 大井と岩村をむすぶ鉄道 - あきひこゆめてつどう|2017/05/22
- 廃線探索 - 岩村電気軌道(歩鉄の達人)|2011年05月31日
- 岩村電気軌道 - Wikipedia
- 恵那からかえる - 2019年5月22日 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2019/05/25 〔ついか〕