岐阜につながる鉄道のうち、官設鉄道である東海道線の開業につづく郊外線としてはじめて開業したのが、いまはなき美濃町線(みのまちせん)だ。このことは、おとつい2018年5月15日のブログ記事にかいた。ブログ記事にかいたとこで、ほの美濃町線の終点、美濃町(みのまち)のことがしりたくなって、きのう2018年5月16日にいってきた。名鉄、高山線、長良川鉄道とのりついで美濃町までいってまちあるきをしてきたわけだけど、こんかい、さいしょの古井(ふるい)から新鵜沼(しんうぬま)までの名鉄区間のようすについてしるす。
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しんあんじょういきふつう
(1) しんあんじょう - しんあんじょういきふつう(6050編成鉄仮面+6817編成きんぎょばち)
さいしょは西尾線。古井6時30分のしんあんじょういきふつうにのる。6時38分、しんあんじょうは2番のりばにとうちゃく。電車は連結だって、うしろ2両の6817編成きんぎょばちがきりはなされて、まえより2両の6050編成鉄仮面がおりかえし吉良吉田いきふつうになる。
岩倉いき急行
(2) しんあんじょう - 岩倉いき急行(6818編成2両+6409編成4両)
しんあんじょうからは名古屋本線。特別車両券をかいに地下の正面かいさつにおりる。6時41分の岐阜いき特急はまにあわんにせよ、ほのつぎの6時57分の岐阜いき特急でもいいで特別車にのりたかっただけど、満席。7時9分の岐阜いき特急も満席。7時28分の岐阜いき特急も満席。ちなみに始発から7時台まで特急はぜんぶ名古屋本線の終点、岐阜いきで、犬山線の終点、新鵜沼にいくには神宮前か金山でのりかえになる。あきらめて4番のりばにあがって、6時48分の岩倉いき急行にのる。これも犬山線にはいりこそするもんの新鵜沼まではいかんくて、また、どっかでのりかえにゃいかん。
通勤時間帯の都心方向の電車だであたりまえだけど、しんあんじょういきふつうも満員、岩倉いき急行も満員。ずーっとたったままいく。電車んなかであれこれかんがえて、神宮前でのりかえることにする。堀田(ほりた)からのひとえきかんだけすわれて、7時13分、神宮前にとうちゃく。いったんかいさつをでて、しるひとぞしるノアールっていう喫茶店でいっぷく。ちなみに、ここまでのってきた岩倉いき急行は、こっからふつうにかくさげになる。
犬山経由岐阜いき急行
(3) 神宮前 - 犬山経由岐阜いき急行(6417編成4両)
ノアールのおかあさんのきをつけてのこえをせに、えきにもどる。こんどは7時37分の犬山経由岐阜いき急行ってやつにのる。始発は内海(うつみ)で、知多新線、河和線(こうわせん)、常滑線ととおってここまできて、こっから名古屋本線、犬山線、各務原線(かかみがはらせん)ととおったあげくに岐阜までいくっていう、きのとおくなりそうな電車だ。神宮前をしゅっぱつ。さいしょは満員。かぶりつきで前方視界をたのしむこともままならん。栄方面への地下鉄のりかえがおおいはずの金山も、あんまりすかん。地下にもぐって名古屋。やっとすくかっていう期待はうらぎられて、ほんなにすかん。
(4) 犬山経由岐阜いき急行 - 名古屋-栄生間(ミュースカイ)
名古屋から地上にあがるとこでミュースカイとすれちがい。わが三河部ははしっとらんミュースカイだ。栄生(さこう)でまたようけのってきて、乗客がふえる。すくどころじゃない。
(5) 犬山経由岐阜いき急行 - 庄内川(しも)、(6) 枇杷島分岐点
庄内川(しょうないがわ)をわたって名古屋をあとにする。鉄橋のむこうづめの枇杷島(びわじま)分岐点で、名古屋本線からみぎに分岐して犬山線にはいっていく。こっからは、三河にすむじぶんにとっては非日常のふうけいになる。
高架をあがって上小田井(かみおたい)にとうちゃく。犬山線の上下線のあいだに地下鉄鶴舞線(つるまいせん)の複線がもぐりこんできて合流するだけど、うちがわの2線ともに地下鉄のあおい電車がとまっとる。高架をおりた西春(にしはる)でけっこうようけおりて、たちきゃく6わりにへる。濃尾平野(のうびへいや)をきたにすすんで、岩倉にとうちゃく。豊田市(とよだし)いきのあおい電車がおる。地下鉄車両で、上小田井から地下鉄鶴舞線にのりいれて、さらに終点の赤池(あかいけ)から名鉄豊田線にのりいれていくやつだ。犬山よりのひきあげ線には赤池いきのあおい電車もおる。ここでまた乗客がふえて、たちきゃく7わりになる。
(9) 犬山経由岐阜いき急行 - 岩倉-石仏間(ミュースカイ)、(10) 布袋
岩倉をでてまたミュースカイとすれちがい。布袋(ほてい)にとうちゃく。まばらなひとがのってくる。おととし、はんたいの名古屋方面ホームが高架になったとこで、ただいま犬山方面ホームの高架工事まっさかり。江南(こうなん)ではいっきにひとがおりて、たちきゃく3わりにへる。柏森(かしわもり)をでたとこで長レールをかくにん。東岡崎いきふつうとすれちがって、なつかしさをおぼえる。
犬山は、みぎから合流してくる小牧線のももいろ電車と同時入線。ここでいっきに乗客がおりて、すわれるのにたっとるひとをのぞいて、たちきゃくはなくなる。ミュースカイとすれちがいながら、しゅっぱつ。
(13) 犬山経由岐阜いき急行 - 犬山遊園(知多半田いき急行)、(14) 木曽川鉄橋(犬山橋)
犬山遊園で知多半田(ちたはんだ)いき急行とすれちがい。いや、わが犬山経由岐阜いき急行もはるばる内海からきただけど、この電車もはるばる知多半田までいくのか。犬山遊園をでてすぐに、犬山橋で木曽川をわたる。むかしは車道との併用軌道だったあの犬山橋だ。
(15) 犬山経由岐阜いき急行 - 新鵜沼、(16) 新鵜沼 - 地下通路、(17) 鵜沼空中歩道
犬山橋のむこうは岐阜県。8時22分、はしをわたってすぐの新鵜沼(しんうぬま)にとうちゃく。古井からここ新鵜沼まで2時間ちかくをつったったままできた。特別車両券は前日のうちにかっとくべきって反省。地下通路から、うらぐちであるひがしかいさつにあがって、ほっからさらに鵜沼空中歩道にあがって、高山線の鵜沼駅にむかう。
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- 乗車記録 - 2018年5月16日、すいようび、平日
- 名鉄
- 古井 6:30 → (しんあんじょういきふつう) → 6:38 しんあんじょう
〔5.7km、8分、42.8km/h〕 - しんあんじょう 6:48 → (岩倉いき急行) → 7:13 神宮前
〔23.9km、25分、57.4km/h、古井から神宮前まで550円〕 - 神宮前 7:37 → (犬山経由岐阜いき急行) → 8:22 新鵜沼
〔35.9km、45分、47.9km/h、660円*1〕
- 古井 6:30 → (しんあんじょういきふつう) → 6:38 しんあんじょう
- 名鉄
(さんこう)
- 布袋は…|いわせあきひこ|フェースブック|2018年5月16日8:08
- 布袋は地平ホームに停車。ただいま高架工事まっさかり。
- 岐阜につながる鉄道のうつりかわり 2.市内線と美濃町線 - あきひこゆめてつどう|2018/05/15
- 美濃町線
美濃電気軌道は、市内線の岐阜駅前-今小町間の開業とおんなじ1911年2月11日、岐阜柳ヶ瀬(ぎふやながせ)-美濃(みの)間を開業。市内線の中間駅であり、岐阜のあたらしい繁華街である柳ヶ瀬から東北方向に、はもののまち関をとおって美濃和紙で有名な美濃にいたる美濃町線ができた。起点のわずかな変更をのぞいてはこれが美濃町線の最終形であり、いっきにこいだけの区間が開業したことにおどろく。おもうに岐阜、関、美濃とも長良川ぞいのまちであり、古来この長良川にそってひとやものの往来がさかんだったじゃないか。さらに上流には郡上おどりで有名な郡上八幡(ぐじょうはちまん)もある。のちに、木曽川の支流である飛騨川ぞいに布設された高山線がにほんかいがわにぬけて、この長良川流域はわきにおかれたっていうかんじがあるだけど、ほんとはまっと重視すべき地域じゃないかってきがする。
- 美濃町線
*1:古井から神宮前までの550円とあわせて1,210円になるけど、とおしでのったばあいの1,160円と大差ない。