2019年2月とおか、とくになにをしにいくっていうわけでもなく、豊橋までいってきた。
【しんあんじょういきふつう】【東岡崎いきふつう】【豊橋いき快速特急】【豊橋をまちあるき】
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しんあんじょういきふつう
ふるい13時55分のしんあんじょういきふつうにのる。2両編成の6000系統きんぎょばち。
あんじょう平野をきたにすすんで、高架のみなみあんじょうに停車。さきにまっとった吉良吉田(きらよしだ)いき急行といきちがい。6000系統かんつうがた。
東海道線をこえて地平におりてきたあんじょうに停車。
14時2分、しんあんじょうは2番のりばにとうちゃく。ホームは、おりかえし西尾いきふつうになるこの電車をまちかまえとるひとたちでいっぱいだ。
東岡崎いきふつう
西尾線から名古屋本線へののりかえで、2番のりばから6番のりばに移動。しんあんじょう14時5分の東岡崎いきふつうにのる。4両編成の3500系きんぎょばち。西三河平野をひがしにすすむ。ひだりに国道1号線も平行。
あっかい電車の一宮いき急行とすれちがい。
宇頭(うとう)に停車。
岐阜いき特急とすれちがい。1編成だけいきのこっとる1131編成のふるい塗装のパノラマスーパー。
矢作橋(やはぎばし)に停車。
矢作川(やはぎがわ)をわたる。
岡崎公園前に停車。ここで岩倉いきふつうとすれちがい。6000系統鉄仮面。
菅生川(すごうがわ)をわたる。
14時15分、東岡崎は4番のりばににとうちゃく。下車。ここまでのってきた電車はまちあいのあと、伊奈いきふつうにかわって運行を継続。
豊橋いき快速特急
3番のりばに東岡崎14時5分の豊橋いき快速特急がはいってきて、これにのる。あたらしい塗装のパノラマスーパー。こっから快速特急だ。しんあんじょうに快速特急はとまらん。
ちょうど展望席最前列があいとって、とびのりでここにじんどる。特別車料金はあとで車掌さんがまわってきたときにしらはい。東岡崎をしゅっぱつ。つぎはいっきに豊橋。異次元の展望をたのしみながら、丘陵地帯をひがしにすすむ。
みぎ曲線のとちゅうの男川(おとがわ)を通過。岡崎公園前をすぎたとこでわたった菅生川、別名乙川(おとがわ)がずーっと名古屋本線のひだりに平行してきとるだけど、おんなじ「おとがわ」でもえきのなまえとかわのなまえで漢字表記にちがいがあるのがふしぎだ。
きりとおしで新鵜沼(しんうぬま)いき快速特急とすれちがい。2200系こおろぎ。
急行停車駅の美合(みあい)を通過。
ぎんいろ電車の東岡崎いきふつうとすれちがって、藤川(ふじかわ)を通過。東海道の宿場町(しゅくばまち)だったとこで、えきまえにあたらしく「みちのえき藤川宿」ってのができとる。
ひだりのやまのうえに舞木(まいぎ)検査場。
ぎんいろ電車の一宮いき急行とすれちがい。ひだりにみえる線は、ひだりうしろに舞木検査場につながる線だ。
やまんなかにはいって、名電山中(めいでんやまなか)を通過。
また地形がひろくなって高架をあがって、急行停車駅の本宿(もとじゅく)を通過。「宿」の字がつくけど宿場町じゃない。
だったとこで
本宿をすぎて、矢作川(やはぎがわ)水系から音羽川(おとわがわ)水系への分水界をこえたとこで、岐阜いき特急とすれちがい。2200系こおろぎ。分水界からは東三河で、電車はくだりにはいる。
みぎ曲線のとちゅうの名電長沢(めいでんながさわ)を通過。
ちょこっと地形がひらけてきたとこで、みぎ曲線のとちゅうの名電赤坂(めいでんあかさか)を通過。ここも東海道の宿場町だったとこで、えきからみぎにいって音羽川をこえたとこにむかしのまちなみがある。
あっかい電車の東岡崎いきふつうとすれちがい。
御油(ごゆ)を通過。ここもまた東海道の宿場町だったとこで、赤坂宿におなじくえきからみぎにいって音羽川をこえたとこにむかしのまちなみがある。まつなみきも有名だ。
だいぶ地形がひらけたとこで、特急停車駅であり豊川線の起点でもある国府(こう)を通過。
あっかい電車の岐阜いき急行とすれちがい。まえ2両が3100系きんぎょばち、うしろ4両が3500系きんぎょばちになるだけど、こうやって連結しとると3100系が「いかりがた」であることがようわかる。
急行停車駅の伊奈(いな)を通過。このさきは飯田線との共用区間で、ふつう電車はこのえきどまりになるだけど、おりかえしの電車は逆線発車になる。ひだりにあっかい電車のとまっとるとこだ。
はんたい線がみぎにはなれていく。
ひだりから飯田線が合流してくる。こっから名古屋本線は飯田線との共用になる。
豊川放水路(とよがわほうすいろ)をわたる。音羽川は小田渕のみぎのほうで三河湾(みかわわん)にそそいだ。まったいらな地形でどこが分水界かわからんけど、豊川(とよがわ)水系にうつっとる。
ふたたびはんたい線もとなりにくるともに、東海道線の複線もほのみぎにきて、飯田線の豊川いきふつうとすれちがい。313系。
変則的なしましきホームの下地(しもじ)を通過。飯田線だけのえきけど、ホームになんぼんも電柱がくすげられとるようすがいたいたしい。
とよがわをわたりおえるとこで、新鵜沼(しんうぬま)いき快速特急とすれちがい。あたらしい塗装のパノラマスーパー。
極端にはばのせばいしましきホームの船町(ふなまち)を通過。このえきも飯田線だけのえき。むこうから東海道線の電車。
ひだりに留置の特急伊那路。豊橋から飯田まで1日2往復する飯田線の特急だ。
14時37分、豊橋は3番のりばにとうちゃく。下車。東岡崎からここ豊橋まで29.8km、20分、89.4km/h。はっやーっ! ちなみに、この広大な構内のえきで、名鉄がつかえるのはわずかにこの1線だけ。
のってきた電車がおりかえし岐阜いき特急になることをかくにん。
豊橋をまちあるき
豊橋はかいさつをでて、ちょこっとまちあるき。まずは、えきまえからみぎにでて水上ビル(すいじょうびる)にあたって、これにそってひがしにすすむ。ちょうど、えきまえからひがしにのびるえきまえおおどおりのみなみに平行するかたちだ。なんで水上ビルっていうかっていうと、水路のうえにたっとるビルだでだ。いくつかのみちやはしをへだてて、まるで万里の長城(ばんりのちょうじょう)みたいにつづく。めざすはヒグラシ珈琲。まえにいったみせで、美人ママさんが豊橋のみどころなんかをおしえてくれた。とうちゃく。あれ、やってないじゃんか。このひはにちようびだった。閉店したとはおもいたくない。にちようやすみにちがいない。
水上ビルを終点までいって、こんどはえきまえおおどおりをにしにひきかえす。新川(しんかわ)交差点までいったとこで、あおい路面電車がきた。きたからきてにしにまがっていく。豊橋のすてきな光景だ。
こんどはしろい路面電車がきた。車両はさいしんがたのほっとラムで、運転するのは美人運転士さん。いいな。にしからきてきたにまがっていく。
この交差点のよすみに、はだかのひとの立像(りつぞう*1)。東南のかどに「舞」っていう題名の立像。
西南のかどに「装」っていう題名の立像。人間のからだってうつくしい。
このあと広小路どおりにみつけたチェーン店の喫茶店でいっぷくして、かえりの電車にのる。
(さんこう)
- 乗車記録 - 2019年2月とおか、にちようび
- 遊女のはかをたずねて東海道を御油(ごゆ)まで - 2019年1月21日 - あきひこゆめてつどう|2019/02/19
- めしもりおんなっちゅうなまえの遊女。ふつうならはかなんかつくってもらえるみぶんじゃないだけど、借金を苦に入水自殺(じゅすいじさつ)したことをあわれんで、はたごの主人がとくべつにつくったもんだっていう。ほんな遊女のはかをたずねて、御油宿(ごゆじゅく)は東林寺(とうりんじ)までいってきた。2019年1月21日あさ、新聞でこのことが紹介されとるのをみて、ほのひのうちにいってきた。
- 水上ビル、けやきどおり、電車どおり - あきひこゆめてつどう|2016/12/11
- はだかのおんなの立像 - 豊橋は新川交差点 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2019/02/22 〔ついか〕
*1:美術の世界では「りゅうぞう」ってよむみたい。