2020年8月15日、明智城をたびした。電車道中や、ほかにいった可児大河ドラマ館なんかのようすとあわせて、以下に紹介する。
〔ふるいから名古屋まで〕〔名古屋から新可児まで〕〔明智城〕〔可児大河ドラマ館〕〔明智から新可児まで〕(明智城のへんの地図)
◇ ◇
ふるいから名古屋まで
ふるい7時53分のしんあんじょういきふつうにのって、西尾線をきたにすすむ。電車は、2両編成きんぎょばちと2両編成鉄仮面を連結した4両編成のあっかい電車。
みなみあんじょうではんたい電車まち。吉良吉田いき急行のあっかい電車がやってきて、でていったあとの7時57分に、わがしんあんじょういきふつうもしゅっぱつ。
8時2分、しんあんじょうは2番のりばにとうちゃく。
4番のりばに移動。さいしょにきた一宮いき急行はみおくり。電車は、2両編成ぎんいろ電車と4両編成あっかい電車の連結。
つぎのしんあんじょう8時12分の岐阜いき特急にのって、名古屋本線をにしにすすむ。電車は8両編成のパノラマスーパーで、しんがりの特別車1号車5Aの展望席にすわっていく。
堀田を通過して、まちあいの一宮いき急行をおいこし。神宮前に停車。しゅっぱつするとこで、常滑線から新可児いき準急(しんかにいきじゅんきゅう)がはいってくるのをかくにん。
トンネルにもぐって、8時38分、名古屋にとうちゃく。
名古屋から新可児まで
名古屋8時41分の新可児いき準急にのりかえて、犬山線をきたにすすむ。神宮前でうしろにみかけたあの新可児いき準急だ。電車は4両編成鉄仮面のあっかい電車。
トンネルをでて、豊橋いき快速特急のパノラマスーパーとすれちがい。
栄生(さこう)に停車。
庄内川鉄橋をわたるとこで、吉良吉田いき準急のあっかい電車とすれちがい。
庄内川鉄橋のむこうがわ、枇杷島分岐点をみぎに犬山線にはいっていく。ちなみに、ひだりは名古屋本線。
みぎ曲線のとちゅう、すぐに東岡崎いきふつうのあっかい電車とすれちがい。
中小田井てまえ、高架をあがっていくとこで、河和いき急行のあっかい電車とすれちがい。
高架をすすんで上小田井は1番のりばに停車。このえきは犬山線の上下線のあいさに、みぎうしろしたから地下鉄鶴舞線の複線がわりこんでくる構造で、ちょうど鶴舞線の電車が2、3番のりばに1本づつとまっとる。2番のりばに名古屋市交通局のあおい電車。3番のりばに名鉄のあっかい電車。
地平におりて、2面4線の西春は2番のりばに停車。4番のりばに東岡崎いきふつうのあっかい電車がおるのをかくにん。
西春をでて豊橋いき特急のこおろぎ特急とすれちがい。
大山寺(たいさんじ)を通過するとこで、赤池いきふつうのあおい電車とすれちがい。鶴舞線にのりいれていく電車だ。
2面4線の岩倉はそとがわの1番のりばに停車。ここは岩倉いきふつうが東岡崎いきふつうとしておりかえすえきで、うちがわ2線、2、3番のりばにふつうが停車して、そとがわ2線、1、4番のりばに優等列車が停車する。
セントレアいき準急のあっかい電車とすれちがい。わが新可児いき準急のおりかえしだ。あっかい車体があさひにかがやいとる。
石仏(いしぼとけ)に停車。だいだいいろのこせんきょうがとくちょうてきなえきだけど、ホームにひとりもおらん。
布袋のてまえで高架をあがっていく。ひだりわきのかり線は撤去ずみ。高架が完成したのはまんだ、ことし2020年5月30日のことだ。
高架2面4線の布袋は2番のりばに停車。ぴっかぴかのえきがじつにきもちがいい。4番のりばに豊田市いきふつうのあっかい電車がおるのをかくにん。これも鶴舞線にのりいれていく電車だ。
地平におりて、江南(こうなん)に停車。ここで内海いき急行のあっかい電車とすれちがい。りょうめんホームでのすれちがい。このえきが江南市の代表駅で特急もとまるえきなのに、ホームはこのりょうめんホームひとつしかない。
東岡崎いきふつうのあっかい電車とすれちがい。わが西三河でさかんにみかける東岡崎いきふつうだけど、こんなほうからやってくるだ。
栢森(かしわもり)は2番のりばに停車。きたいきはりょうめんホームで、みなみいきはかためんホーム。
時速100キロで濃尾平野をすすむ。
2面4線の扶桑は2番のりばに停車。ここで豊橋いき特急のこおろぎ特急とすれちがい。
木津用水(こつようすい)に停車。ホームにまっとるのはひとりだけ。はんたいホームにはなんにんか。
セントレアいき準急のあっかい電車とすれちがい。
犬山口に停車。
犬山のてまえ、ひだりに留置の名古屋市交通局のあおい電車。方向幕が豊田市いきふつうになっとる。
3面6線の犬山は、みぎにみぎに転線して、9時16分、いちばんみぎの6番のりばに停車。
むかいの5番のりばにおるのは、いまはいってきた犬山いきふつうで、おりかえし岐阜いきふつうになってでていくぎんいろ電車。各務原線(かかみがはらせん)で犬山と岐阜のあいだをいききする電車だ。
わが新可児いき準急はここで反転分岐。乗務員が交代して、ふつうにかくさげになって、9時21分、犬山をしゅっぱつ。広見線(ひろみせん)をひがしにすすむ。
回送のこおろぎ特急とすれちがって、ひだり曲線をいく。
またすぐに回送のあっかい電車とすれちがい。
進行方向がひがしむきにかわったとこで、みぎに犬山車両基地。いますれちがった、2本の回送電車もこっからでてきたにちがいない。
たんぼんなか、富岡前に停車。ホームにまっとるひとはおらん。はんたいホームにおんなのひとがひとりだけ。
電車はくさぶかい線路をすすんでいく。複線だけどきのまくらぎだ。左右はたんぼ。ほの左右は丘陵地帯。
善師野(ぜんじの)に停車。やっぱりホームにまっとるひとはおらんくて、はんたいホームにおんなのひとがひとりだけ。
たんぼもなくなってきたとこで、セントレアいきふつうのあっかい電車とすれちがい。わが新可児いきふつうのおりかえしだ。新可児いき準急、セントレアいき準急とも、広見線内はふつう電車としての運行になる。
愛岐トンネルをくぐって、愛知県から岐阜県にはいる。
ゆるくながいくだりざかを90キロですすむ。
西可児に停車。えきの周囲はまち。がっちりしたこせんきょうのあるえきだけど、はんたいホームもふくめてひとがおらん。
可児川のえきに停車。ホームにまっとるひとはおらん。はんたいホームにおんなのひとがひとりだけ。
えきをでて、みぎがわに大王製紙のおおきなこうば。つづいてべつの会社のおおきなこうば。こんなとこに工業団地があるだ。
犬山いきふつうのあっかい電車とすれちがい。
日本ライン今渡(にほんらいんいまわたり)に停車。はんたいホームにおばさんがひとりだけ。
「つぎは終点、可児、新可児です♪」の車内放送。
みぎ曲線で太多線(たいたせん)の非電化単線をのりこえて、進行方向をみなみにかえる。
新可児がちかづいてくる。
9時40分、新可児はいちばんみぎの3番のりばにとうちゃく。しましきホームの2、3番のりばが犬山方面のりばで、ひだりにあるかためんホームの1番のりばが御嵩(みたけ)方面のりば。御嵩方面には反転分岐していくかたちになるだけど、のりかえかいさつをとおっていかにゃいかん。
よこめに御嵩方面のりばへののりかえかいさつをみて、かいさつをでる。
明智城
さて、新可児からバスだ。えきまえは、まえにきたときから一変してきれいに整備されとる。かいさつをでてすぐのとこが自家用車用ロータリーで、ほのみなみ、太多線のえきのまえがバス用ロータリー。ところで、バスがくる気配がない。時間になってもこん。こっから花フェスタ記念公園までシャトルバスがあるだけど、バス停標識をようみてみると、どようびは運休ってかいてある。ほんなばかな。このシャトルバスにのるために時間をあわせてここまできたのに、どようび運休ってどういうことだ。花フェスタ記念公園のなかにある「麒麟がくるぎふ可児大河ドラマ館」をみて、ほれから明智城をみにいくっていう予定だった。
あきらめて、タクシーにのる。よりちかくにある明智城にさきにいくことにした。
可児川をひがしにわたって、可児の市街地をひがしにぬけていく。交差点に「広見」の文字。名鉄の線も広見線だけど、広見ってなに?って運転士さんにきくと、可児はもともと郡のなまえで、広見がこのまちのなまえだとのこと。えきもさいしょは広見駅だったとのこと。いや、「広見市」にすべきだったな。
郡部にはいって、きたがわから、東西にながいひくいやまにちかづいて、天竜寺にとうちゃく。明智城はやまのうえだけど、まずは明智一族の菩提寺天竜寺を見学する。
天竜寺の塀のそと、駐車場の一角にある明智氏歴代の墓所をおまいり。
境内にはいって、天竜寺本堂におまいり。「明智光秀生誕地」のあおい幕がかかっとる。
天竜寺のちかくにあった太元神社(たいげんじんじゃ)をおまいり。社殿がにしむきにたっとるのがじつにめずらしい。祭神(さいじん)は国常立尊(くにのとこたちのみこと)と応神天皇。拝殿とわたり殿はかわらぶき。本殿は銅板ぶきの流造(ながれづくり)。
山麓北麓下段の東西のほそいみちをにしにあるいて、明智城大手口にとうちゃく。こっからみなみに桔梗坂をのぼっていく。
ちょこっといったとこで、みぎに明智城址説明がき。「1342年、美濃源氏、土岐下野守頼兼(ときしもつけのかみよりかね)が名字を「明智」とあらためて、初代明智家棟梁となり、明智荘瀬田の当地に明智城を築城。1556年に当時の美濃のくにの支配者、斎藤道三とほのこ義竜のあらそいにまきこまれ、義竜にせめられて落城。さいごの城主であった光秀は、しろの脱出に成功して明智家を再興したが、ここへはもどらず」とのこと。1342年築城ってのはけっこうはやい時期だな。「麒麟がくる」じゃあ、義竜(よしたつ)は高政(たかまさ)のなまえでやっとったけど、落城のくだりはでテレビでみたとおりだ。ここの地名は瀬田。
明智城址めぐりの地図に、いまはなき八百津線がかいてあるのも鉄道ファンとしてはうれしい。地図のしたのほう、広見線明智駅からいまはなき八百津線が分岐しとる。
大手門をくぐって、ひだりに東出丸曲輪(ひがしでまるくるわ)、みぎに中ノ曲輪(なかのくるわ)をみながら、いしだたみのさかみちをのぼっていく。
のぼりきったとこに明智城あと散策路地図。しろのなわばりは、まるでひろげたてのひらを甲のほうからみたみたいだ。てくびんとこに本丸がある。5本のゆびは曲輪になっとる。「てのひらじょう」っていうべきか。てのひらをみぎてのてのひらとすると、大手口からここまで、こゆびとくすりゆびのあいだをのぼってきたかたちになる。
みなみをのぞむと、新興住宅街がひろがる。北麓はむかしながらのまちだけど、南麓は新興住宅街なだ。
本丸。
本丸からきたに明智荘(あけちのしょう)をのぞむ。みぎ45度に明智駅もみえる。
記念さつえい。
本丸から十兵衛坂をおりていく。こんどは、おやゆびとひとさしゆびのあいだをおりていくかたちだ。桔梗坂とちがって、つちのさかみち、またはつちのかいだん。
台所曲輪(だいどころくるわ)をぬけてみちがおりかえしたとこで、みぎに水ノ手曲輪(みずのてくるわ)。ほのしたのほう、めのまえに水の手あと。
西大手曲輪(にしおおてくるわ)のにしがわをあるいとるとこで、みぎに虎口(ここう)があって、こっから西大手曲輪にあがって、きたにすすむ。まんなかへんに六親眷属幽魂塔(ろくしんけんぞくゆうこんとう)。
西大手曲輪からきたにつづいて、いちだんひくい位置に乾曲輪(いぬいくるわ)があって、ほのきたのはしにみはり台。いまはこだちにさえぎられてなんにもみえんけど、この「ひとさしゆび」のさきっぽから敵のおそってくるのをみはっとっただ。ゆびとゆびのあいだをのぼってくる敵をゆびのうえから攻撃するのもたやすい。
虎口から十兵衛坂にもどって、おりぐちまでおりる。
ひがしに大手口となりの臨時観光案内所までもどったとこで、明智荘をみつめる会のかたに、この「てのひらじょう」の巧妙さに感心したことをつたえる。おりてきた十兵衛坂も、この会のかたたちが整備されたとのこと。また、水の手あとなんかを「発見」したのもこの会のかたたちだっていう。しろにたいする愛情のふかいこと。やりとりをきいとった読売新聞の記者がやってきて、取材もうける。
可児大河ドラマ館
わりびきけんをもらって、炎天下、ひがしに麒麟がくるぎふ可児大河ドラマ館にむかってあるく。
花フェスタ記念公園のなかにある「麒麟がくるぎふ可児大河ドラマ館」にとうちゃく。いや~、帰蝶(きちょう)のりりしいこと。沢尻エリカさんにかわって川口春奈さんがやっとるだけど、おれが麒麟がくるを毎週たのしみにみとるのも、この帰蝶みたさの一心かもしれん。染谷将太(そめたにしょうた)さんがやっとる信長もそうとういい。狂気をかんじさせる迫真の演技で、あたらしい信長像をみせてくれとる。
よろいの展示室を見学。これまで大河ドラマでつかわれた光秀のよろいが展示してあるなかで、「おんな城主直虎」のときにつかわれたくろっぽいよろいのまえで記念さつえい。。かぶとのでこのとこについとる5枚ばのもようを桔梗紋っていうことは、ここでしった。さっきも明智城で桔梗坂をのぼってきたとこだけど、桔梗が明智家の紋章なだ。
食堂にはいって、「うらぎりカレー」を注文。やっぱりみんなほうおもっとるだよな。
主の展示室にはいって、「なれルンです」でよろいかぶとすがたの光秀になってみる。いや、ぞんがいにあっとるか。
見学をおえて、うちへのみやげに「光秀の三日天下もち」をかう。
明智から新可児まで
「麒麟がくるぎふ可児大河ドラマ館」から広見線明智駅までタクシー移動。バスもあったけど、1時間もまたにゃいかんかった。運転士さんはおんなの運転士さんで、もともと多治見のひとで八百津線があったことはこっちにきてからしったとのこと。
時代をかんじさせる駅舎。
にしのふみきりからえきをみる。3本も線路があるのは、こっから八百津線が分岐しとったなごりだ。いちばんひだりの線路がたぶん八百津線のもんで、いまはつかわれてない。
明智14時6分の新可児いきふつうがいちばんみぎの3番のりばにはいってきて、のる。電車は2両編成かんつうがたのあっかい電車で、「新可児御嵩間100周年」を記念するきいろい系統板がついとる。
にしにむかってしゅっぱつ。ふみきりからわが新可児いきふつうをとっとるひとがおる。あとでわかったことだけど、このひから系統板がだされたとのことで、きいろい系統板つきのあっかい電車をとっとっただ。
時速80キロですすむ。
ガーダー橋をわたって可児川の北岸にでる。
新可児がちかづいて、ひだり曲線をいくとこで、太多線をきたいきにいく列車をみる。
14時10分、新可児はいちばんひだりの1番のりばにとうちゃく。
のりかえかいさつをとおって、のりかえ。きたみちをかえる。
(さんこう)
- 乗車記録 - 2020年8月15日、どようび
- ふるい 7:53 → (西尾線=しんあんじょういきふつう) → 8:02 しんあんじょう
〔5.7km、9分、38.0km/h〕 - しんあんじょう 8:12 → (名古屋本線=岐阜いき特急【特別車1号車5A】) → 8:38 名古屋
〔29.7km、26分、68.5km/h〕 - 名古屋 8:41 → (犬山線から広見線=新可児いき準急) → 9:40 新可児
〔43.1km、59分、43.8km/h、ふるいから新可児まで1,760円(乗車料金1,400円+特別車料金360円)〕 - 新可児駅 → (タクシー) → 明智城(天竜寺)
〔1,500円〕 - 麒麟がくるぎふ可児大河ドラマ館(花フェスタ記念公園) → (タクシー) → 明智駅
〔960円〕 - 明智 14:06 → (広見線=新可児いきふつう) → 14:10 新可児
〔3.5km、4分、52.5km/h、230円〕
- ふるい 7:53 → (西尾線=しんあんじょういきふつう) → 8:02 しんあんじょう
- 明智城址説明がき - おぼえがき(ゆめてつどう)|2020/08/17
- なれるんです。…|いわせあきひこ|フェースブック|2020年8月16日20:45
- 可児大河ドラマ館で…|いわせあきひこ|フェースブック|2020年8月15日12:37
- 可児大河ドラマ館で記念さつえい。うらぎりカレーをたべる。イェーイ!
- 新可児からふるいまで - 2020年8月15日 - あきひこゆめてつどう|2020/08/19 〔ついか〕
- 大河ドラマ「麒麟がくる」
- 明智城がおちるばめん(2020年8月23日放送)
- 明智城がおちるばめん(2020年8月23日放送)
- またあの美人タクシー運転士さんだった - おぼえがき(ゆめてつどう)|2020/12/29 〔ついか〕
- 年間のブログ記事をみかえしとるとこできづいた。おんなじ可児市内でことしタクシーにのったうちの2回がおんなじ美人運転士さんだった。いや、ほんなことがあっただ。