とらひめからくにとも、みやべ、みかわをあるく

2025.6.25 (20) くにともからみやべえ 2150-1260

おかざきのしろをせいびしたたなかよしまさが、おうみのくにはあざいのこおりみかわむらのひゃくしょうのでだってしって、ほいで、たなかよしまさがさむらいになるのにあたってさいしょにつかえた、みやべぜんしょうぼうことみやべけいじゅんのやしきが、おんなじあざいのこおりみかわむらのみなみどなりにあるみやべむらにあったってしって、みかわむらやみやべむらがどんなとこなのかっておもって、いってみることにした。

もよりえきは、ほくりくせんとらひめえき。みやべむらからあねがわをへだてたみなみにある、さかたのこおりくにともむらにもいってみることにした。くにともはねごろでら、さかいとならぶてっぽうづくりのさとだ。

〔とらひめ〕〔くにとも〕〔みやべ〕〔みかわ〕〔かえり〕[かんたんなまとめ]

◇            ◇

とらひめ

なごやからしんかんせん、ほくりくせんをのりついでいく。

2025.6.25 (1) しんおおさかいきこだまごう - なごや 1600-1200 2025.6.25 (2) しんおおさかいきこだまごう - きよすのしろ 1300-1050

なごやからしんおおさかいきこだまごうにのる。いや、しんかんせんにのるってきもちがたかぶるな。

えきをでてすぐ、すぐみぎにきよすのしろ。おわりじだいにおだのぶなががほんきょにしたしろだ。

ぎふはしまで6ぷんまちあい。えきをでて、どえらいあめがふってくる。おおがきのへんだったか。

2025.6.25 (3) しんおおさかいきこだまごう - いぶきやま 1600-1200

あめもなくなって、みぎにいぶきやま。いよいよおうみのくにはいる。

2025.6.25 (4) まいばら - つるがいきふつう 2000-1500

まいばらでほくりくせんにのりかえ。2りょうへんせいつるがいきふつう。しゃりょうばんごうせんとう「くもは521-3」。ざせきはてんかんくろすしーと。むかいののりばきょうとほうめんからのでんしゃがついて、おおぜいのひとがつるがいきふつうにのりかえてくる。べつののりばから、とうかいどうせんおおがきいきふつうがでていくのにつづいて、えきをでる。

とうかいどうせんのぼりせんとしんかんせんをくぐって、あまのがわをわたる。

さかたにつく。はんたいせんにまいばらいきふつうがはいってくるのとどうじにつく。

ひだりにどーむをみて、たむらにつく。ここでおおぜいおりる。

2025.6.25 (5) たむらながはま(いぶきやま) 1600-1200

みぎにいぶきやま。しんかんせんでみたけど、ほくりくせんからもずーっとみえる。

2025.6.25 (6) つるがいきふつう - あねがわ(みぎかみ) 1600-1200

あねがわをわたる。みぎかみ。おだぐんとあざいぐんのたたかい、あねがわのたたかいがこっからかみにいったとこであった。ほのうしろはやっぱりいぶきやま。

ひだり15どにながはまのしろ。あざいなきあと、きたおうみをおさめたとよとみひでよしがつくったしろだ。あざいがほんきょにしたおだにのしろをとりやめにして、ここにしろをつくった。

すぐに[2]ながはまにつく。[0]ながはまじゃなくて[2]ながはまだ。

2025.6.25 (7) とらひめ - のりば 2000-1500

とらひめにつく。こせんきょうをわたって、はんたいがわのりばにあるかいさつをでる。まなかで240えん。

2025.6.25 (8) とらひめえき - とらごぜんひめのどうぞう 1500-2000

えきまえにとらごぜんひめのどうぞうをみつける。とらごぜんひめなんてあったのか。だいざにせつめいがき。ながおやまのふもとにうまれて、とちのちょうじゃせせらぎとくらすことになったとらごぜんひめは15にんのこどもをうんだけど、ぜんぶへびのすがただった。かなしんだとらごぜんひめはみせがふちにみをなげちゃったけど、こどもたちはせいじんしてにんげんのすがたにかわって、このあたりのむらむらをおさめることになる。このことによって、ながおやまはとらごぜんやまに、このあたりのちめいがとらひめになったとのこと。

とらひめえきからつぎのかわけえきまでのほくりくせんのひがしがわに、とらごぜんやまってやまがあることはしっとった。ちめいのとらひめとなんかかんけいがあるのかっておもっとっただけど、こういうことだっただ。

【とらごぜんひめのどうぞう】

2025.6.25 (10-1) とらひめえき - こほくあんないず 1580-1780

このへんのあんないずもある。ほくりくせんとらひめえきとかわけえきがあって、とらごぜんやまがある。とらひめえきからひがしにいくとみかわのまちがあって、ほのみなみにみやべのまちがあって、さらにほのみなみにあねがわがながれる。かいてはないけど、あねがわのすぐみなみにくにとものまちがある。ほいから、ちずにおさまらんきたのほうには、あざいがほんきょにしたおだにのしろがある。とらごぜんやまよりたかいおだにやまのうえにある。

さいしょに、いちばんとおくのくにともからいくことにする。たくしーでいくことにする。ほっからあるいて、みやべ、みかわをみて、とらひめえきにもどってくるさくせんだ。

【とらひめえきまえのこほくでんえんくうかんはくぶつかんあんないず】

おうみたくしーをよんで、くにともにむかう。

まずはとらひめのまちをぬけていく。いえいえのりっぱなこと。どこもにかいだてのりっぱなおやしきだ。うんてんしさんもおんなじおもいで、「じぶんのうちでかんこんそうさいができるように、たたみのへやをたのじによまつづきにできるようにしてあるですよね。ほういういえをたててこそいっちょうまえのひとだっていうかんがえがあるですね」ってこたえてくれる。

みかわをぬけるとこで、りっぱなてらによってくれる。あとでまたあるいてくるだけどともいえず、うんてんしさんのこういにれいをいう。

みやべをぬけて、みぎにながはまきゃのんのおおきなこうば。ほのむこうがあねがわになるだけど、このながはまきゃのんのこうばからくにともになるだってうんてんしさんがおしえてくれる。あねがわがさかいになっとるじゃないだ。

くにとも

あねがわくにともばしをわたって、くにとものまちにはいっていく。

2025.6.25 (11) くにとも - くにともよしろうやしきあと 2000-1500

ここも、にかいだてのりっぱなおやしきがいっぱいだ。みせはなくて、てっぽうのまちってかんじのおもいふんいきがある。きたみなみのめぬきどおりをみなみにくにともてっぽうはくぶつかんまでいったとこで、たくしーをおりる。はくぶつかんみなみのおやしきのもんのわきに「かじ|くにともよしろうやしきあと」のいしぶみ。ここが、かじしょくにんくにともよしろうさんのやしきだっただ。ここにかぎらず、やしきやしきにこんないしぶみがたっとる。かじしょくにんだらけのむらだっただ。

くにともてっぽうはくぶつかんをみる。

2025.6.25 (12) くにともてっぽうはくぶつかん - ひなわじゅう 2000-1500

おおづつひなわじゅうとちゅうづつひなわじゅう。

せつめいがきをよんでべんきょう。「1543ねん、たねがしまにてっぽうがつたわる」。「1544ねん、あしかがしょうぐんからくにともむらのかじにてっぽうせいさくのめいれい」。いや、なんちゅうはやさだ。

2025.6.25 (13) くにともてっぽうはくぶつかん - ひなわじゅう 2150-1280

うわーっ! てっぽうがいっぱい!

2025.6.25 (14) くにともてっぽうはくぶつかん - ひなわじゅう 1940-1500

ばーん! いっぱううってみる。いや、たまははいっとらん。

また、べんきょう。いっぱいおるかじしょくにんのなかの、くにともいっかんさいってひとは、てっぽうづくりにとどまらんくて、はんしゃぼうえんきょうをつくっててんたいかんそくをしたり、もけいをつくってひこうきをかんがえたりもしたとのこと。

はくぶつかんをでて、めぬきどおりからにしにはいりこんでいったとこに「くにとものしろあと」のいしぶみ。おだにのしろのさいぜんせんをまもるじざむらいのきょかんだったとのこと。

2025.6.25 (15) くにとも - ほしをみつめるしょうねんぞう 2000-1500

もどって、めぬきどおりをきたにいってひだり、どぞうのまえに「ほしをみつめるしょうねんぞう」。くにともいっかんさいだ。めいじになるまえに、にほんでもてんたいかんそくをするひとがおっただ。

2025.6.25 (16) くにとも - しょうねんをみつめるしょうじょぞう 1500-2000

わきに「しょうねんをみつめるしょうじょぞう」。

2025.6.25 (17) くにとも - くにともいっかんさいやしきあと 1920-1500

みぎに、くにともいっかんさいやしきあと。いまもりっぱなやしきがある。

めぬきどおりからひがしにはいっていったとこにひよしのみや。どういうわけか、しゃでんはにしむき。ひわだぶきのしぶいほんでん。

2025.6.25 (18) くにとも - いつきしまのみや 2000-1500

ひよしのみやのとなりに、いつきしまのみや。ほりをおよぐこいのでっかいこと。

もどって、めぬきどおりをきたにいったひだりに「こほくぎんこうあと」のいしぶみ。はくぶつかんでもらったちずをみてみると、このめぬきどおりがほっこくかいどうだ。ひとのいききがさかんなほっこくかいどうにめんしてこほくぎんこうがあっただ。

2025.6.25 (19) あねがわ - くにともがわらのかっせんあと 2280-1280

やなみがつきて、あねがわていぼうみちにあがったとこに、よしかわえいじきねんひ。「しんしょたいこうき」からってことで、「1570ねん6がつ28にち、またよるのあけんうちであった。やりとやり。たちとたち。また、くむもの。ばじょうからおちるもの。あねがわのみずはちかえいじるあさひか。せんこうさんさんとゆれにゆれた」ってかいてある。あねがわのたたかいをえがいたもんだ。おもないくさばはまっとかみにいったとこにあるだけど、ここもひとつのいくさばだっただ。

ちかくに「あねがわくにともがわらかっせんのち」のいしぶみ。「このあたりはいくさのたえんとちだった。1572ねん、あざいがたからおだがたにくみしたみやべけいじゅんはくにともをせめ、くにとものしろのぬし、のむらひょうごのかみはとうぼうした」とのこと。

あねがわくにともばしをきたにわたって、くにとものまちをあとにする。

みやべ

ながはまきゃのんのこうばやたいいくかんをみぎひだりにみて、おだにみちをきたにいく。

2025.6.25 (20) くにともからみやべえ 2150-1260

あおあおとしたたんぼのむこうにみやべのまちがみえる。ほのうしろはおだにのやま。おだにのやまのうえに、おだにのしろがある。

たんぼをぬけて、みやべのまちにはいって、すぐにおだにみちをひだりにおれて、にしにいく。

2025.6.25 (21) みやべのみや - ほんでん 1950-1500

にしにいきはじめてすぐみぎにみやべのみや。どうばんぶきできんぴかのほんでんだ。ゆいしょがきに「せんごくじだいにいたり、みやべのしろのぬし、みやべけいじゅん、ほんしゃをすうけいし、とよとみひでよしもせんしょうきがんした」ってかいてある。みやべけいじゅんのことをしっかりきおくしとる。

けいだい、みやべのみやのみぎにかんぜおんでら。さらに、たなかよしまさこう400ねんほうようきねんのいしぶみもある。ここみやべでも、たなかよしまさをきおくしとるだ。

2025.6.25 (22) みやべのみやからにしえ 2000-1500

みやべのみやからまっすぐにしにとおりにつながる。とりいをくぐって、たいこばしをわたって、とおりにつながる。みやべのまちのめぬきどおりがこっからはじまっとるだ。

めぬきどおりをにしにいって、みぎにきゅうあんじ。

よつつじのひだりむこうかどのしきちにいしぶみ。「みやべじんじょうこうとうしょうがっこうあと|1900ねん10がつから1911ねん3がつまで」ってかいてある。しきちには、いまもきづくりあかがわらぶきちゅうにかいだてのたてもんがあって、みやべひがしこうかいどうとしてつかわれとる。

2025.6.25 (23) みやべ - ふじた 2000-1500

すすんで、みぎにごふくようひんふじた。ひだりにじぞうどう。

みぎにりっぱなおやしき。

みぎにはいったひだりにがんおうじ。

ひだりにはいってひだりに、じょうぎょうじ。

2025.6.25 (24) みやべかいかん 1990-1500

すすんで、またみぎにりっぱなおやしき。ひだりにみやべかいかん。みやべかいかんのまえにとらひめでまんどたくしーみやべのりば。このあたりがまちのまんなかみたいだ。

みぎにほうしんじ。てらのおおいまちだ。

つきあたりに、みやべにしこうかいどう。さっきみやべひがしこうかいどうがあっただけど、こんどはにしだ。つくりもおなじく、きづくりあかがわらぶきちゅうにかいだて。

こうかいどうのしきちのいっかくにいしぶみ。「たきがわしじんやあと|1698ねんから1874ねんまで/みやべがっこうあと|1875ねん10がつから1900ねん10がつまで」ってかいてある。なるほど、じんやがあったとこをがっこうにしたわけだ。ほいで、がっこうは1900ねんになって、みやべひがしこうかいどうのほうにうつったってわけか。

2025.6.25 (25) みやべにしやくしどう 2000-1500

みやべにしこうかいどうのおくに、みやべにしやくしどう。ひがしむきにたつ、にじゅうのとうだ。みやべにしやくしどうとみやべのみやで、にしひがしについをなしとる。ほのまんなかにまちがあるってわけだ。

みやべにしこうかいどうからきたにいく。

2025.6.25 (26) みやべにしこうかいどう - すいろ 1650-1400

こうかいどうのうら、きれいなたっぷりとしたみずのながれ。いや、ここにくるまでも、みちのはしにこういうみずのながれはいっぱいあった。どうろそっこうなんていうぶすいなもんはない。きたおうみのまちは、どこもみずがきれいだ。

ひだりにはいっていって、しょうえんじ。ひがしむきにたつふうかくのあるてらだ。

もどって、きたにすすんで、まちをはずれる。

みかわ

にしひがしのくるまどおりをよこぎったとこで、みぎみちばたに「せんごくかいどう」のいしぶみ。1572ねんにつくったってかいてある。「のぶなががあざいぜめのために、このあたりにあたらしくみちをつくった」ってほんでよんだだけど、ほれがこのみちか。

2025.6.25 (27) せんごくかいどう - みやべからみかわえ 1980-1500

せんごくかいどうのさき、あおあおとしたたんぼのむこうに、みかわのまちがみえる。ほのうしろにとらごぜんやま。おだにやまおだにのしろにたいこうするおだぐんは、このとらごぜんやまにじんをかまえた。

みかわのまちがちかづいて、ほこがおやしきだらけだってことがわかる。きたおうみのまちは、どこもおやしきだらけだ。

まちにはいってすぐ、ひだりにとんしょうじ。みちからはうらがわになる。

せんごくかいどうをひだりにおれて、まちのめぬきどおりをにしにいく。くるまもけっこうとおるみちで、みちのまんなかにすぷりんくらーがつづいとる。ゆきぐにだで、ゆきをとかすすぷりんくらーがいるだ。

みちばたのみずのながれに、こいがおよいどる。わがあいちけんじゃあかんがえれんこうけいだ。

2025.6.25 (28) みかわこうかいどう 1970-1500

みぎにおやしき。ひだりにみかわこうかいどう。

みかわこうかいどうのしきちいりぐちに「みかわのしゅうらく」ってせつめいがき。「ひえいざんちゅうこうのそ、おみくじのがんそ、がんざんだいしのうまれたとこ。たなかよしまさのうまれたとこで、げんらいじによしまさよんなんただまさがきしんした『たんざくかもんよううちしき』がのこる。しゅうらくのすいろにはうつくしいみずがながれ、にしきごいがゆったりおよぐふうけいをみることができる」とのこと。

みずのながれは、まさにかいてあるとおりだ。ここみかわうまれの、たなかよしまさのこともかいてある。がんざんだいしのことはしらんかった。

2025.6.25 (29) みかわ - ぎょくせんじ 1980-1500

ひだりみかわこうかいどうのとこを、みぎにはいっていったみぎにぎょくせんじ。ここがたくしーのうんてんしさんがよってくれた「りっぱなてら」だ。いや、あきれるほどにりっぱなてらだ。にそうやねのてらなんてそうそうない。まるでほうりゅうじだ。ほんどうみぎてまえに「がんざんだいしごたんじょうどころ」のいしぶみ。がんざんだいしのことをおれはまるでしらんかっただけど、うまれたちにこんなりっぱなてれができるほどの、えらいぼうさんだっただ。

もどって、めぬきどおりをにしにいく。

ひだりにはいっていったみぎに、げんらいじ。ちゃんと、たなかよしまさよんなんただまさがきしんした「たんざくかもんよううちしき」のせつめいがきがある。

すすんで、みかわでらばしをわたって、みかわのまちをあとにする。あんないずにのっとったいとまごいばしもこのへんにあるはずだけど、みつけれずじまい。

かえり

みかわでらばしからほのままにしに、とらひめえきをめざす。とらひめじゆうかんにもいくつもりだったけど、このあつさでやめた。

ひだりみちばたに、がんざんだいしみちのみちしるべ。

すすんで、こうばちたいにはいったとこで、じゅうじろのにしきたかどにじはんきをはっけんしてひとやすみ。いや、くにともからみやべ、みかわをとおってここまで、ひとっつもじはんきがなかっただ。もっとったぺっとぼとるものみきっちゃって、のみもんがほしかった。

えきについて、えきしゃんなかのみせでうどんをくう。きっさだけかっておもったらめしもくえてたすかった。おっそいひるめしだ。うどんをたのんだだけなのににぎりめしもついとったのは、かんさいのぶんかか。

ひめじいきしんかいそくでとらひめからまいばらにもどる。

しんかんせんにのりかえ。

2025.6.25 (30) とうきょういきこだまごう - いぶきやま 1600-1200

いぶきやまよさようなら。

(2025ねん6がつ25にち、すいようび、へいじつ)

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かんたんなまとめ

  • どこもみずのながれがきれいだ。まちのなかもたんぼんなかも。
  • どこもくかくがごばんのめになっとる。まちのなかもたんぼんなかも。
  • どのまちもいえいえがりっぱだ。
  • どのまちもいえいえがかたまってある。
  • どのまちもたいらなでんえんふうけいのなかにあって、まわりをきれいなやまがとりかこむ。
  • おだとあざいがたたかったこのきたおうみのちをあるくと、とうじをしのぶいろんなもんにであえる。