みのじをあるく。まえにあるいたつづきで、しおたじょうやとうからたるいおいわけまであるく。みのじはみやじゅくでとうかいどうからえだわかれして、たるいおいわけでなかせんどうとつながるかいどうなだけど、これまでにみやじゅくからしおたじょうやとうまであるきおえとって、こんかいのくかんでみのじのぜんぶのくかんをあるきおえることになる。
◇ ◇
くぜがわのにしぎしにあるしおたじょうやとうからみのじをあるきはじめる。むかしはここにしおたみなとってかわみなとがあって、かみにあかさかみなとまで、しもにくわなみなとまでつながるこのみなとがたいへんさかえたっていう。いまはむかし。
ていぼうどうろをちょこっときたにいったとこでひだりにおりて、にしにいく。
みぎにちょうげんきょうじ。
あ、すいもん! みちのりょうわきにすいもんがある。にしみのはわじゅうちたいなだ。くぜがわのみずかさがふえたときにはこのすいもんをとじて、とちたてもんがみずびたしになるのをふせぐだ。すいもんのなまえは、しずさとだいいちりっこう。りっこうってのはりくのすいもんっていみで、ふだんはみずにつかっとらんいちにあるでりっこうっていうだ。いまみてきたちょうげんきょうじはこのすいもんのそとにある。
すいもんをくぐったとこからみぎにおれて、きたにいく。
ひだりにあきばじんじゃ。ほうえいじ。
どぞうのあるおやしき。
ぎふたるいせんをよこぎり。むこうがわみぎかどののだやしょうてんじはんきでひとやすみ。このあつさですいぶんをとりとりしていく。
みのじがよつつじをひだりにおれてにしにいくってとこで、はんたいがわ、ひがしがわにちょこっといったとこに、しずさとりっこうをはっけん。しずさとりっこうってなまえだ。さっきのすいもんとどうようのもんだけど、こっちのがだいぶあたらしい。
すいもんきたがわのどてうえに、たにぐみさんじょうやとう。こっからたにぐみさんにつながるみちがどうやってのびていっとったのか。
よつつじからみのじをにしにいく。
みぎ、みんかに、やましろりゅうみんようたいこけんきゅうかいのひょうさつ。
ひだり、とびだしちゅういかんばんに「しずさとしょうぴーてーえー」のもじ。しおたじょうやとうからここまで、ずーっとしずさとってちめいになるだ。
すすんで、ひだりにきゅうとくいちりづか。
みぎにににぎじんじゃ。ににぎのみことはあまてらすおおみかみのまごで、たかちほのみやにあまくだったっていうひとだ。いや、こんなややこしいかんじで「ににぎ」をあらわすとはなんとめんどうなことだ。
すすんで、ひだりにやまもとでんきしょうかい。
やまもとでんきしょうかいのたてもんのうしろにじょうやとう。
すすんで、ひだり、おおがきせいのうしんようきんこしずさとしてんのうら。おもてはぎふたるいせんにめんしとる。
すすんで、みぎにしずさとしょうがっこうのこうてい。こうしゃに「たいようのこ」ってかいてある。
ひだり、しょうがっこうのむかいにてっきんこんくりーとづくりのたてもん。いっかいに、にほんたいさんびんぐるーぷえふえぬてーとえふえぬてーはなや。うえのかいは、えくせれんすしずさと、たいしりょう。いや、たいさんびんってはじめてみることばだけど、ようはさんにつよいびんってことか。
すすんで、みぎ、すいろをへだててたいへいようこうぎょうのこうばがつづく。
みちがつきあたりになったとこで、ひだりにいく。
せいちのいしぶみをみて、ぎふたるいせんにでる。せいちのいしぶみってのは、たぶんこうちせいりをやったきねんのいしぶみで、「さんぎいんふくぎちょうしげまさようとく」のなまえがしるしてある。
ぎふたるいせんをにしにいく。すぐにしずさとようすいろうまわたりばしをわたっていく。こっからしばらくはみのじがきえうせとって、かわりにぎふたるいせんをいく。
すすんで、ひだり45どとおくにこんびなーと。
なかそねまちこうさてんをすぎる。
ひだりにずーっとこうばがつづいていくとこで、なかそねばすていをすぎる。
こうばのせいもんに「にほんたいさんびんこうぎょう」のもじ。こんびなーとだっておもったのは、このにほんたいさんびんこうぎょうのこうばだった。
こうかみちをくぐる。
みぎとおくにけずれやまがみえる。せめんとさいくつじょうか。
みぎてーじのなかそねまちにしこうさてんをすぎる。
みぎにたいへいようせいこうのこうばがつづく。
ひだり、たいへいようせいこうのむかいに、からおけはるか。
すすんで、ひだりにえんおうきょうやまときょうかいやまとかいしょ。きいたことのないしゅうきょうだ。
すすんで、みぎがさんめっせってかいしゃのしきちにかわる。
あらかわまちひがしこうさてんをすぎる。
みぎにじどうしゃがっこうのきょうしゅうこーす。
ひだり、じどうしゃがっこうのむかいにみつけた、ちゅうかそばまるとやってみせにはいってひるめし。いや、ほっとひといきだ。そとかべに、「せいめんぎのうしとりいのりおきんせい」ってかいてあるのがおもしろい。しおそばとみずぎょうざをちゅうもん。ごちそうさまでした。
みせをでたとこであめがふってくる。
ぎふたるいせんをにしにいって、じぇーえーにしみのおおがきにししてんてまえをきたにはいる。
よつつじをひだりにおれてにしにいく。ふたたびあらわれたみのじをにしにいく。にしみなみかどにすいもんのあるよつつじからみのじをにしにいく。
ひだりにすいろをそっていったとこで、せせらぎくうかんがあらわれる。みぎにわくわくほーむ。
みぎくらんくしてさらににしにいく。みぎかどにじぞうさん。
たしかにかいどうのふぜいがある。
ひだりにしらひげじんじゃ。あめがあがる。
みぎにおやしき。
すすんで、みぎにおくだぶつだんてん。ほのむこうはまあはいかわだ。
みのじのえんちょうせんじょうにはしはなくて、ちょこっとみなみのぎふたるいせんおおたにがわばしをにしにわたる。はしのひがしづめみなみがわに、あらかわすいぼうそうこ。
はしのにしからみのじがまたきたにいくだけど、はしのうえからもむかしながらのまちなみがわかる。
すしびきゃくながまつてんのとこからきたにはいっていく。
ひだりにりんしょういん。
すすんで、ひだりおくにりつげんじ。
ひだり、そーらーぱねるをまわりこんで、ひだりにおれていくとこで、つじのにしみなみかどに「ながまつせいねんだんのみちしるべ」をはっけん。
ちょくれつに2ほんのいしぶみがたっとるだけど、おくのいしぶみに「たるい、きょうと」、「1930ねん2がつ|ながまつせいねんだん」ってかいてあるのがよみとれる。1900ねんだいにはいっても、このみのじがかんせんどうろだったにちがいない。つじのひがしきたに、やなせてっこう。
にしにすすんで、ひだりにこーぷすてーしょんながまつ。
みぎにへいりんそう。「しせきへいりんそう」っていしぶみのてまえに「てんりきょうほんしんあいぶんきょうかい」っておおきないしぶみもたっとる。さんもんのわきにせつめいがきがあって、「ここが『そうもくずせつ』をあらわしたらんぽういいいぬまよくさいがばんねんをすごしたべっそうだ」ってかいてある。いや、いいぬまよくさいっていやあ、おおがくじゅくのなかにもていたくあとのいしぶみやどうぞうをみてきたわ。
みぎ、じょうやとうのとこをみぎにおれて、きたにいく。ひだり、すいろごしにあらさきほいくえんやあらさきしょうがっこうをみながら、きたにいく。
さらにきたにいく。
ひだりおくにけいおんじ。
すすんで、ひだりにじおうじ。かんそなてらだ。
またみのじがきえうせて、よつつじからにしにいく。
いったいはくかくせいり。
じゅうたくがいをみぎくらんくして、さらににしにいく。
みぎはながまつだんちのちゅうそうじゅうたく。ひだりはこだてじゅうたくち。
つきあたりをみぎにおれて、きたにいく。
ひだりはこうばのしきちからあくとすのしきちにかわる。
ながまつまちにしこうさてんでこくどう21ごうせんにでて、これをにしにいく。
ひだり、あくとすにつづいて、くるませいびじょう、がそりんすたんど。
みぎ、ちゅうおうぶんりたいにさえぎられてようみえんけど、ふくなんとかじんじゃってのがみえる。
すすんで、ひだりにぎふだいはつおおがきにしてん。
あやどぐちこうさてんからみぎにおれて、ぎふたるいせんをにしにいく。みちのさきにいぶきやまをみて、にしにいく。このこうさてんのすぐさきから、ぎふたるいせんがほのままみのじになるだ。
このこうさてんをわたったみぎがわにあった、ふぁみりーまーとたるいあやどてんでひとやすみ。
みのじをいく。
みぎにちゅうかりょうりふくりゅう。
ひだりにこめやぷちさかしょう。
すすんで、みぎおくにとううんじ。ひだりにおんたけきょうふわしんめいきょうかい。
すすんで、みぎにながやもん。みちからちょっとおくにはいったとこにたっとるだけど、なんのもんなのかようわからん。
ひだりに「ひだりこうどうじ」のかんばん。
ひだりにはいっていって、みぎにこうどうじ。
すすんで、みぎにあやどろくしょじんじゃ。ちいさなたいこばしをわたってなかにはいっていく。
いいたたずまいのおみやさんだ。
すすんで、あやどきたこうさてんをすぎる。このあたり、いくつかみせもあって、ちょっとまちになっとる。
こうさてんをすぎたみぎに、たるいまちあやど4ごうじちかいのじゅうたくあんないず。
にしにいく。
みぎななめにとうかいどうせんふみきりをわたる。
ふみきりをわたって、みぎにそうごうたたみせんたーたかぎ。
すすんで、ひだりになにわきぎょうかぶしきがいしゃぎふえきぎょうしょ。
みぎにろばたやきかっぱ。
すすんで、みぎにずーっとゆにちかのこうばしきちがつづく。みのじのまつなみきをへだてて、こうばしきちがつづく。
すすんで、ひだりによこやまとそうとしどうかんがくえんたるいこう。
すすんで、ひだりにだいはつせいびこうば。ひかりしかくりにっく。
すすんで、ひだりほどうに、たるいまちじゅんかいばすゆにちかまえばすてい。はりだしてあるじこくひょうをみると、1にち8ぽんある。まあつかえるか。ばすは、たるいえきみなみぐちにつながるばすだ。
みぎほどうに「このみちはみのじ|ここはたるいまちあやど」のかんばん。せつめいがきに、「ここがみのじにのこるゆいつのまつなみき|2012ねん4がつ|たるいまちきょういくいいんかい」ってかいてある。
すすんで、ひだりにやまだたたみ。
すすんで、ひだりにかぶしきがいしゃかさい。きゅうしょくはいそうのかいしゃってかんじで、おばさんたちがそとできゅうけいちゅう。
すすんで、みぎにゆにちかのせいもん。いや、なんちゅうひろいこうばしきちだ。
すすんで、ひだりにたけはらぶつだん。
みぎ、ゆにちかのこうばしきちもついにつきて、はくあいかいびょういん。たるいにもこんなおおきなおおきなびょういんがあるだ。あたりもだいぶまちになってきたかんじだ。
まつとまつのあいさにあっかいぽすととこうしゅうでんわぼっくす。まんだこんなもんがのこっとる。
いったんてんきあめがくる。
すすんで、ひだりにのむらせんべいほんぽ。
ながれこうさてんをすぎて、みぎにすぎやっきょく。
ひがりにおおがきせいのうしんようきんこたるいしてん。さっきはしずさとしてんだったけど、こんどはたるいしてんだ。
すすんで、みぎにげんきー。
ひだりにくすりのあおき。このあたり、くすりやぎんざだ。
すすんで、みぎにたるいゆうびんきょく。つづいて、たるいまちじゅんかいばすたるいゆうびんきょくばすてい。ちゅうにちしんぶんたるいせんばいてん。すいどうこうじしかのかんこう。
ひだりにふわじてんしゃてん。
みぎてーじでたるいおいわけにつく。みのじはみぎてーじにでてきたなかせんどうとごうりゅうして、このさきなかせんどうになる。
みぎてーじのひがしきたかどに、たるいおいわけのみちしるべ。「これよりみぎとうかいどうおおがきみち|ひだりきそかいどうたにぐみみち」ってかいてある。とうかいどうおおがきみちってのがみのじで、きそかいどうたにぐみみちってのがなかせんどうだ。いや、ついにみのじのぜんぶのくかんをあるきおえた。
(2024ねん9がつふつか、げつようび、へいじつ)