つのまちあるきはにかいめになる。さいしょにいったときは、つのまちのきたはんぶんをあるいただけど、こんかいはつのまちのみなみはんぶんをあるく。きんてつのだしとる「つまちあるきちず」をたよりにあるく。
◇ ◇
きんてつでんしゃをつしんまちでおりて、えきをでる。にしがわだ。ひがしがわにでぐちはなくて、にしがわにでる。ひがしがわにつのまちはひろがるのに、にしがわにしかでぐちがない。ひがしがわをきせいせんでふさがれとって、にしがわにしかでぐちができんだ。
きたにちょこっとあるいたとこから、ふみきりをひがしにわたる。きせいせんをいくなごやいきかいそくみえをみおくってからわたる。いや、つしんまちのえきがつのまちなかにいちばんちかいえきなだけど、なんできせいせんもここにえきをつくらんのかふしぎなことだ。
ふみきりからつづくとおりをひがしにいく。みせのたちならぶ、でんちゅうのもないきれいなとおりだ。
ななししんごうをいく。
つぎのななししんごうをいくとこで、かただだんちいきばすとすれちがい。
みちがひだりにくのるとこで、にっしょうはいゑーありーないきばすとすれちがい。こっからあーけーどがいをいく。ほどうぶぶんにだけあーけーどのあるあーけーどがいだ。
つえきまえいきばすがおいこしていく。ようばすのいきかうとおりだ。
いわたがわいわたばしのたもとにでる。はしをとおるおおどおりがこくどう23ごうせん。
みなみぎしにわたったとこからひとつしもにいってかんのんばし。にんげんせんようのはしだ。
もどっておおどおりをみなみにいく。かたみち3しゃせんもあって、ちゅうおうぶんりたいもある。なんちゅうばかばかしさだ。
ひだりにかしのやかたとね。1910ねんそうぎょう。なんかのたいかいできんしょうをとったっていうしゅにってんをかって、にかいでくわしてもらう。めったにけーきなんかくわんだけど、めずらしいことをした。
みせをでて、いよまちをみなみにいく。いよのくにとなんのゆかりがあるのか。
ひだりおくにつきゅうじょうがみえる。
ひだりにいわたさんじょうあんじ。まんまえにいわたまちばすてい。
つきゅうじょういりぐちこうさてんで、みえこうつうばすいおんもーるつみなみいきばすがひだりおれ。
つきゅうじょういりぐちこうさてんをすぎて、ひだりにわしょくさと。ちょうどひるだけど、ここまできてこれはないな。
いわたこうさてんをすぎてすぐのとこでひだりおれ。ななめみちにはいっていく。これがいせかいどうになる。
みぎにくのって、きたみなみのとおりをひだりななめによこぎる。
にわさきにすわっとったおばあさんが、こんにちわ!ってこえをかけてくれる。みしらぬたびびとにこえをかけてくれる。
ずーっとじゅうたくがいをいく。
きたみなみのくるまどおりをひだりななめによこぎる。
ひだりおくにはいったとこに、つおきこうえんのさくら。
じゅうたくがいをこえてひがしにいって、れんがべいのしきちのなかににほんきりすときょうだんあこぎきょうかいをみつける。あこぎうらとかきせいせんあこぎえきとかあるけど、ほのあこぎだ。
もどっていせかいどうをちょこっといって、へんそくこうさてんにでたとこで、ひだりからきたばすがとまる。ばすはとよがおかいきばすで、ばすていはえんまどうまえばすてい。
へんそくこうさてんのきたがわにえんまどう。いせかいどうはここでみぎにくのって、みなみにのびていくだけど、みちがくのるこのばしょにあるえんまどうはめだつ。
えんまどうばすていのすぐにしに、きすみーってあやしげななまえのみせをみつけてはいる。もともとすなっくだったかばーだったかってみせを、からおけしょくどうとしてやっとるだ。ほんとにここでひるめしがくえるのかっておそるおそるはいっただけど、だいじょうぶだった。ひるていしょくをたのむ。やきざかながちゅうしんのいかにもなわしょくだ。きゃくはじょうれんばっかり。くいおわるころにからおけがはじまる。
くいおえててあらいにいったとこで、かべにとうごうせいじのえ。すてきなきすみーだった。
えんまどうへんそくこうさてんから、また、いせかいどうをみなみにいく。
ひだりにきょうえんじ。
ところどころにふるいうち。きんてつのだしとる「つまちあるきちず」をたよりにあるいてきただけど、「このあたりにかいどうのおもかげがのこっとる」ってかいてあるとおりだ。なかのいっけんがぺこりーのしょくどうにかいそうしてあって、なかでおんなのひとたちがめしをくっとる。こみんかかいそうかふぇってやつだ。
ほいからのきさきがおもしろい。いっかいののきがきょくたんにみじかくて、ほののきのさきっぽにちかいとこからしたむきにいたのすかーとがでとるだ。のきのみじかさをおぎなうためのもんにちがいない。
みぎに、やまにぞうすのおおきなじょうぞうすこうば。くろいいたばりのむかしながらのこうばだ。
よつつじをいく。
ひだりにやくしあん。
ひだりてぃーじにはいって、ひがしにいく。
きたみなみにはしるきんてつみちをよこぎり。きんてついせせんってせんがここをはしっとっただ。
みちのさきみぎがわにゆうきのみやがあらわれて、しきちてまえのみちからみぎにまわりこんでいってけいだいにはいる。はいでんはどうばんぶきひらいり、からはふこうはいつき。ほんでんはどうばんぶきつまいり、すいちょくちぎかつおぎつき。ゆいしょがきにつぎのようにかいてある。「ごだいごてんのうをほうじて、けんむのしんせいのじゅりつにかかわった、ゆうきむねひろをまつる。たいへいきによると、1338ねん、おおみなとをでたけど、ぼうふううであのうつにひょうちゃく、びょうししたとのこと」。いや、えどむろまちよりもふるいれきしがここにあるだ。
ゆうきのみやからじつづきでにしみなみにつはちまんのみや。
おりかえし。
ゆうきのみやにしきたちてんから、せいかつどうろをきたにいく。
みぎにおやしき。おおもりてい。
みぎにふるいおやしき。おかてい。
じゅうたくがいをいく。
よつつじをいく。
ひだりみちばたによしわらじぞう。ほのわきに「あこぎまちせいねんだん」のいしぶみ。
みぎにかんだはいしゃ。
ひだりうしろからきたきんてつみちとごうりゅう。
すぐにひだりにわかれる。
ひだりにいくせいしょうがっこう。つづいていくせいこうえん。いくせいってっても「そだてなる」じゃなくて、「そだていきる」なのがへんだ。
じゅうたくがいをいく。
よつつじをいく。
みぎてーじをはいっていって、ひだりにあこぎづか。びょうきのははのために、きんりょうとされとったあこぎがうらで、よなよなさかなをとりにいっとったことでしょけいされた、こうこうむすこへいじのたましいをなぐさめるためにつくったつかだっていう。
となりのいしぶみにばしょうのはいく。「つきのよの なにをあこぎに なくちどり」
あこぎづかからまあちょっときたにいって、みえまちこうえんのさくら。
みえまちこうえんからじゅうたくがいをきたにぬけていわたがわ。
いわたがわつおきばしからかわぐちをみる。かわはばいっぱいのまんたんのみずが、いせわんにそそいでいく。このはしがきんてつみちのとおるはしになるだけど、ただいまかけかえこうじちゅう。
むこうにわたるとちゅう、ばすとすれちがい。つはほんとにばすがようはしっとる。
つおきばしきたづめからひがしきたにいって、つみなと。はやたかごう、はやぶさごうのしろいせんたいのうつくしいこと。つがみなとまちってあんまりあたまにうかばんけど、みなとがあるだ。まあ、つのむかしのなまえのあのうつが「あのうのみなと」っていみだで、ほれがいまここにつみなととしてあるともいえる。
つみなとからきたにぬけてでたふぇにっくすどおりをにしにいく。
きんてつみちをよこぎり。
おとべあさひばすていってばすていがあって、ちょうどきたつえきまえいきばすにのる。つのまちのみなみはんぶんをあるくっていうきょうのもくてきはまあはいはたしたとこで、あとはどうやってかえるかってとこだっただけど、つごうよくばすがきたもんだ。いや、しょうじきあるきくたびれとった。
ふぇにっくすどおりをにしにすすんで、ほりかわまちばすていでふたりのってくる。
みえかいかんまえこうさてんをみぎにおれて、おおどおりをきたにいく。
みえかいかんまえばすていでひとりおりて、さんにんのってくる。
きょうぐちたてまちばすていでよにんのってくる。
なかまちばすてい、よろずまちばすていってすどおり。
あのうがわとうせばしをわたる。
ひだりかみ。
とうせばしばすてい、けんちょうまえばすていってすどおり。
つえきいりぐちこうさてんをひだりおれ。
さかえまちさんちょうめばすていでふたりおりる。
つえきびるのまえをとおって、つえきまえばすていにつく。
つえきびるのどとーるでひとやすみ。これからのるきんてつとっきゅうをいんたーねっとよやく。たばこべやでいっぷく。うちへのみやげにくわなのしぐれにをかって、かえりのでんしゃにのる。
(2025ねん4がつじゅうよっか、げつようび、へいじつ)
(さんこう)
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