仙石線は 仙台の あおば通と 石巻(いしのまき)を むすぶ 全長 50.2キロの 鉄道路線で あるが、ふたつの 秘密が ある。
▼ 仙石線 路線図 (位置図と 拡大図)
秘密 その1 〜東北線との 接続駅が ない〜
路線図を みて わかる とおり、仙石線の 中間、松島付近で 東北線と かさなっとるのだが 接続駅が ない。中学校の ころ 地図帳で 仙台周辺を みる たびに 不思議に おもっとった。路線の データを みて みよまい。
路線距離 (営業キロ) |
あおば通駅−石巻駅間 50.2キロ |
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軌間 | 1067ミリ (狭軌) |
駅数 | 31駅 (起終点駅 ふくむ) |
複線区間 | あおば通駅−東塩釜駅 |
電化区間 | 全線 (直流 1500ボルト) ※ JR東日本が 保有する 営業路線の なかでは 東北地方唯一で、JRグループでは 日本最北の 直流電化路線で ある |
そう、まわりの 路線が 交流電化なのに ここだけが 直流電化区間だ。それで 東北線との 接続駅を 設置しても 相互のりいれも できず*1、独自の 路線を あゆんどると いう わけだ。そもそもが 宮城電気鉄道と いう 私鉄路線を 1944年の 戦時買収に より 国有化された ものだそうだ。
秘密 その2 〜仙石線は 「せんせきせん」と よむ〜
仙石線、仙台の 「仙」と 石巻の 「石」を とって 仙石線で ある。本来的には、この 地方の 中心地、仙台から むかう さきが 石巻なのだから 「石巻線」と するのが わかりやすいのだが、宮城電気鉄道を 買収した ときには すでに 東北線の 小牛田(こごた)から 分岐し 石巻、女川に いたる 路線が 「石巻線」を なのって おった ために、この ような わかりの わるい、かっこわるい なまえが つけられて しまった ものと おもわれる。それで、仙石線の よみかたで あるが、きょうの きょうまで 「せんごくせん」だと おもっとった。ウィキペディアで みて はじめて 「せんせきせん」って よむ ことを しった。
(さんこう)