フリーゲージトレイン、新八代駅(しんやつしろえき)で 走行試験

フリーゲージトレインってのは、車輪の はばを かえる ことで、線路はばの ことなる 新幹線(標準軌:線路はば 1435ミリ)と 在来線(狭軌:線路はば 1067ミリ)を 直通する ことの できる 列車の ことだ。九州新幹線 長崎ルートへの 導入が みこまれとるのだが、このたび 新八代駅で 走行試験が おこなわれた。



△ 直通試験の ため、新八代駅 ホームに 入線した 試験車両(6月 12日 午前 2時 30分)



レールはばが ことなる 新幹線と 在来線を 直通できる フリーゲージトレイン軌間可変電車)の 走行試験が 6月 12日 未明、八代市の JR 新八代駅で おこなわれ、報道陣に 公開された。


フリーゲージトレインは、走行中に 車輪の はばを かえる ことで、新幹線(線路はば 1435ミリ)と 在来線(線路はば 1067ミリ)の 線路に のりいれる ことが できる 車両。独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構」(鉄道・運輸機構)が 1994年から 開発を すすめて おり、九州新幹線 長崎(西九州)ルートへの 導入が みこまれとる。


鉄道・運輸機構は 1999年から、在来線や 車両基地で、最高時速 130キロでの 走行や 車輪はばの 変換 などの 試験を 実施しとる。


実際の 営業路線を つかった のりいれ試験は はじめて。新八代駅では、営業運転の おわった 6月 12日 未明、新幹線と 在来線を つなぐ 線路上に もうけられた 軌間変換装置を つかい、スムーズに いきき できるかを 確認。




△ 新八代(しんやつしろ) 試験線 軌間変換装置



軌間変換装置



ふたつ となりの 鹿児島線 有佐駅(ありさえき)を 発車した 試験車両(3両編成)が、ながさ 60メートルの 装置を 時速 10キロで 走行し、車輪の はばを ひろげて 新八代駅 新幹線ホームに 到着。おりかえしでは はばを せばめて、鹿児島線に もどった。


7月 下旬からは 熊本、鹿児島県を またぐ 九州新幹線 新水俣(しんみなまた)―川内(せんだい)間で 最高時速 270キロの 高速走行試験を おこない、安定性 などを しらべる。国土交通省の 委員会が 2010年 なつを めどに 実用化に むけて 判断する。


フリーゲージトレイン実用化へ、新八代駅で走行試験 : 熊本のニュース : 地域版 : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)|2009年6月13日



新幹線も 在来線も シームレスに はしって 利便性を たかめようと いう、フリーゲージトレインの かんがえかたには おおいに 賛成だ。


だが これでは 在来線の 能力不足の 問題は 解決されん。狭軌で ある 在来線では、いっくら 設備を 近代化しても 狭軌の ままでは 最高速 160キロを こえれんと いう 問題が ある。線路はばが せますぎるのだ。


根本的な 解決は 在来線の 線路はばを ひろげる ことだ。もちろん 今回 新幹線との 直通を かんがえとるので、標準軌に 改軌する ことに なる。これで 時速 300キロで 新幹線も 在来線も 走行できる ように なり、のりかえ不便の 解消と ともに 在来線の 正常化が はたされる。


注)新八代駅は 新幹線と 在来線が 同一ホームで のりかえできる ように なっとるので、標準軌狭軌が 隣接して おり、フリーゲージトレイン軌間変換試験を おこなえる 状況に ある。




(さんこう)