河和線のたび(下)は名古屋いき特急で河和から神宮前までかえるときのようすを紹介する。
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こうわ
えきのまわりをぶらぶらあるいて、河和駅が交通の結節点としてしっかり機能しとることをたしかめて、また、かいさつをはいる。頭端式2面4線のホームに3本のあかい電車がならぶようすが壮観だ。
いちばんみぎにとまっとるかくばった電車が先発の名古屋いき特急だ。ちなみに、ほのひだりの6000系かんつうがた電車は次発の新鵜沼いき急行で、いちばんひだりの3700系とおもわれる電車は方向幕の表示がなく、これが次々発の名古屋いき特急になるものかどうかはわからんかった。
(ひだり=102224 発車案内板)(みぎ=102244 新鵜沼いき急行と名古屋いき特急)
のるのはもちろんいちばんみぎにとまっとるかくばった電車。ちょうどとうちゃくしたとこで、乗務員が交代する。かたがわ2とびら転換クロスシートっていうふるめかしいつくりではあるけど、特急電車としてはこれがうれしい。車掌席がわのまどがひろくとってあるのも、乗客をよろこばせえっていう姿勢にもとづくものだ。
△ 河和 - 名古屋いき特急(ひだり=102311)(みぎ=102414)
先頭車両までいくついでに車両番号をかくにん。5304-5354-5454-5404の5300系4両編成だ。
(5304)(5354)(5454)(5404)(102507 河和-名古屋いき特急)
先頭車両の車内はこんなふう。運転室すぐうしろから転換クロスシートの席になっとって、すわったまま前面展望がたのしめるってわけだ。また、まどのうえに乗客むけに速度計が設置してあるのも名鉄らしい。じんどったのはもちろん最前列車掌席がわ。ただし、あとづけですえた機器がまどのしたにまるごとかかとって、かなり前面展望をそこなっとる。なんでこんなことをしたのか。
さて、パノラマスーパーがはいってくるのをまって、10時27分、わが名古屋いき特急は河和をしゅっぱつ。
△ 名古屋いき特急 - 河和(うえ=102640)(なか=102649)(した=102805)
こうわぐち
こだちのなか単線をすすみ河和口(こうわぐち)に停車。このひとえきかんだけが単線で、こっからさきはすべて複線をいく。
ひきつづきこだちのなかをいくわが名古屋いき特急だけど、乗客むけ速度計は101キロをしめす。
ふき
ひだりから知多新線が合流してきて富貴(ふき)となる。鉄仮面がさきにホームにとまっとって、ホームにはいっぱいひとがまっとる。いま、時刻表をしらべてみると、内海発富貴いきの知多新線ふつうで、わが名古屋いき特急に接続するための電車だ。
△ 名古屋いき特急 - 富貴(うえ=103402)(なか=103411)(した=103416)
ちたたけとよ
知多武豊(ちたたけとよ)に停車。ここもいっぱいひとがのってくる。河和いき急行とすれちがいながらここをしゅっぱつ。
△ 名古屋いき特急 - 知多武豊(うえ=103708)(した=103753)
上ゲ(あげ)を通過。
あおやま
高架をあがって、青山に停車。高架化完成は2013年11月16日とまんだあたらしい。
△ 名古屋いき特急 - 青山(うえ=103942)(した=104005)
地平にさがって、成岩(ならわ)を通過。
ちたはんだ
内海いき特急とすれちがって知多半田となる。知多半島ずいいちのまち半田の代表駅であり、ホームにはおおくのひとがまつ。ただし、さがり線がしましきホーム1面2線なのにたいして、あがり線はかためんホーム1線しかなくくるしい。
△ 名古屋いき特急 - 知多半田(うえ=104204)(なか=104224)(した=104229)
住吉町(すみよしちょう)、半田口(はんだぐち)、植大(うえだい)と通過。
あぐい
阿久比(あぐい)に停車。まちはずれにあって用地に余裕があるためか、2面4線になっとる。
阿久比のつぎはいっきに太田川。知多半田いきふつう、内海いき急行、内海いきふつうなどなんぼんかのあかい電車とすれちがいながら、坂部(さかべ)、白沢(しらさわ)、巽が丘(たつみがおか)、八幡新田(やわたしんでん)、南加木屋(みなみかぎや)、高横須賀(たかよこすか)と通過。
△ 104913 名古屋いき特急 - 白沢(知多半田いきふつう)
おおたがわ
さあ、太田川だ。ひとつてまえの高横須賀からまあはい高架になっとる河和線だけど、さらにこの太田川であがり線だけがうえにあがっていく。太田川はふしぎな上下二層の高架駅なだ。
△ 名古屋いき特急 - 太田川
(うえ=105403)(したひだり=105437)(したみぎ=105446)
最上階からわが名古屋いき特急はしゅっぱつ。くだって常滑線のあがり線と合流、はんたいのさがり線をあかい電車がいく。ここもまんだ高架だ。
△ 名古屋いき特急 - 太田川
(うえ=105608)(なかひだり=105632)(なかみぎ=105656)(した=105707)
太田川からは常滑線になるだけど、つぎの停車駅は名古屋本線と接続する神宮前で、このかんのえきはぜんぶ通過になる。二層高架をおりて、新日鉄前(しんにってつまえ)、聚楽園(しゅうらくえん)と地平駅を通過。高架をあがって、さらに名和(なわ)、柴田(しばた)、大同町(だいどうちょう)と通過。速度は110キロとえらい速度でこれらのえきをとおりすぎていく。柴田と大同町のあいだでミュースカイとすれちがい。柴田からは名古屋市内にはいっとって、けしきもだいぶみやびてきた。
△ 110110 名古屋いき特急 - 柴田すぎ(ミュースカイ)
いったん地平におりて大江(おおえ)を通過。また、高架をあがって、道徳(どうとく)、豊田本町(とよだほんまち)と通過。
じんぐうまえ
いよいよ神宮前だ。新堀川にかかるちいさな鉄橋をわたる。
あかい電車とすれちがいながら、国道1号線をまたぐ鉄橋をわたる。
東海道線をのりこえるひだりまがりの鉄橋をわたる。
名古屋本線の上下2線のあいだにわりこむようにして、地平の神宮前にはいっていく。
11時5分、神宮前にとうちゃく。河和からここ神宮前まで41.1km、38分、64.9km/h、790円。のってきた5300系4両編成名古屋いき特急をみおくり、河和線のたびをおえる。
△ 神宮前 - 名古屋いき特急(うえ=110608)(した=110630)
(さんこう)
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