豊田市(とよだし)は 東海道から はずれて、ちょっと やまがわに はいった ところに ある。いきは 愛環(あいかん; 愛知環状鉄道)、かえりは 名鉄三河線を つかって、そんな 豊田市まで いって きた。
△ 愛環 A豊田市−B岡崎
JR東海道線で 安城から 岡崎に むかう。矢作川を わたり みぎカーブする あたりから 愛環の 線路が ひだりがわに あらわれ、東海道線の のぼり線と 平行しながら 岡崎駅に はいる。ここは JRと 愛環の 共同利用駅なのだが 両社の 線路が まじわる ことも つながる ことも なく、なんだか さびしい。愛環の 線路は 単線の まま 岡崎駅に はいり いきどまりと なる。1面 1線だけが 愛環の つかう 部分だ。はいって きた 電車は そのまま おりかえすしか ない。
以前は JR東海道線の のぼり線を つかって 正面衝突の おそれと たたかいながら 岡崎駅への ではいりを しとった ことを かんがえれば、現在の 状態は このましい 状態では あるのだが。
岡崎で いったん 改札を でて 三河豊田いき 430円の きっぷを かう。時刻表を みると 1時間に 3本 ある。ちょっと まえまでは 1時間に 2本だった ことを おもい うれしく なる。愛環ホームに おりると まもなく モリゾウキッコロカラーの 電車が はいって くる。すでに 高蔵寺いきの 看板を だしとる。
車内の 座席配置は 「ボックスシートを メインに とびらわきだけ よこむきシート」と いう かたちだ。ただ、来年 増備される 新車両は すべて ベンチシートに なる ようだ (愛知環状鉄道 新車両 発表!)。定刻の 13時 26分、電車は ホームを 発車する。
線路設備は 国鉄時代に 整備された あたらしい 時代の もので あり、「高架、好線形、複線敷地」を 基本と する りっぱな ものだ。電車は 各駅に とまりながら きたに むかう。複線敷地は ある ものの 複線レールが ひいて あるのは 部分的なので、好線形で あるにも かかわらず 線路は けっこう うねり、あんまり スピードも はやく ない。
ちょっと たった |
(むつなえき) |
(だいもんえき) |
(きたのますづかえき) |
回送電車 |
車両基地 |
(みかわかみごうえき) |
(えかくえき) |
(すえのはらえき) |
(みかわとよだえき) |
きたむき |
みなみむき |
駅前ロータリー |
高蔵寺方面時刻表 |
駅名板 |
13時 50分、三河豊田駅 到着。中心駅 新豊田駅の ふた駅 てまえで あるが、のりかえ情報案内板の 確認の ため ここで 下車 (のりかえ情報案内板 〜豊田市駅〜)。バスに のりかえ 名鉄豊田市駅まで いく。
かえりは 名鉄三河線で かえる。16時 30分 豊田市はつ 知立いきの 電車に のる。
△ 名鉄三河線 A豊田市−B知立
「平面交差、悪線形、単線」と、愛環に くらべ すべてに わるい 条件で あるにも かかわらず、ほぼ 同等の 表定速度で 16時 54分、終点の 知立に 到着する。
名鉄本線や 東海道線の 「はやさ」に なれた みには、愛環や 三河線の 「おそさ」は とっても 苦痛だ。豊田市は まだまだ 不便な ところで あり、以前に 表明された 名鉄三河線の 複線高速化の 実現が またれる。
(参考)
▽ ルート比較
路線 | 発 | 着 | キロ数 | 所要時間 | 表定速度 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|---|
愛環 | 13:26 岡崎 | 13:50 三河豊田 | 15.9km | 24分 | 39.8km/h | 430円 |
愛環 | 13:26 岡崎 | 13:55 新豊田 | 19.5km | 29分 | 40.3km/h | 490円 |
名鉄三河線 | 16:30 豊田市 | 16:54 知立 | 15.7km | 24分 | 39.3km/h | 390円 |
名鉄豊田線+ 地下鉄鶴舞線 |
12:08 豊田市 | 12:55 伏見 | 30.0km | 47分 | 38.3km/h | 740円 |
愛環+ JR中央線 |
12:17 新豊田 | 13:20 名古屋 | 49.8km | 63分 | 47.4km/h | 990円 |
名鉄西尾線 | 12:06 新安城 | 12:29 西尾 | 15.0km | 23分 | 39.1km/h | 390円 |