北陸新幹線 敦賀 以西 ルートの 検討

2015年に いまの 長野新幹線に つながって 金沢までが 開業する 北陸新幹線だ。あとは 金沢から にしだけど、「福井 県内 敦賀までは、在来線を 狭軌から 標準軌に 改軌して 新幹線を はしらせるのが いい」って まえに いった。のこるは 敦賀から にしだけど、ここは ルートさえ まんだ きまっとらん。


候補に あげられとるのは 若狭 (わかさ) ルート、湖西 (こせい) ルート、米原 (まいばら) ルートの みっつ。


こんなかで おれが えらぶのは 湖西 ルートと 米原 ルートの ふたつ。「ええっ! 一本化されとらんじゃんか!」って おもうだらあ。ほの とおり。北陸は 大阪と つながりが ある だけじゃ なくて、名古屋とも つながりが あるで、ふたつの ルートが いる わけだ。


北陸新幹線 敦賀 以西 ルートの 図上 検討 (あきひこ) 581-641
北陸新幹線 敦賀 以西 ルートの 図上 検討 (あきひこ)

湖西 ルートで 大阪に つなげ、米原 ルートで 名古屋に つなげる。もちろん どちらも 福井 県内 同様、在来線を 改軌して 新幹線を はしらせる。べつ線 方式だと 並行 在来線の 問題が おきたり、新幹線駅が まちから はずれた とこに できちゃったり、在来線から 新幹線への のりかえが 不便だったりって いう デメリットが おおきく、ほう いった ことを 排除する ためだ。


ちなみに 大阪から 北陸へ いく ばあいの 京都−敦賀間の キロ数が、米原 経由だと 113.6km あるのに たいして、湖西線 経由だと 94.1kmと、19.5km みじかく なっとる。はなから ショートカットと して つくられたのが 湖西線で、狭軌で ありながら 160km/hで はしれる ようにも なっとる。


ほれでは、具体的に それぞれの ルートを どのように 構築するのかを しめす。


大阪 ルート

  • 第1段階
    • 湖西線 経由の 敦賀−京都間の 在来線を 狭軌から 標準軌に 改軌し、新幹線が はしれる ように する。
    • 京都からは 東海道新幹線に のりいれて 新大阪に たっする。あるいは さらに 神戸や 姫路までも のりいれて いく。
  • 第2段階
    • 第1段階までで おわると 湖西線の 在来線 電車が すべて 京都 どまりに なっちゃうで、京都から 新大阪、大阪までの 東海道線も 狭軌から 標準軌に 改軌する。
    • あわせて、京都−新大阪、大阪間 以外の JR西日本 管内の 東海道線と 山陽線狭軌から 標準軌に 改軌する。

名古屋 ルート

  • 第1段階
  • 第2段階
    • 第1段階までで おわると 米原での スイッチバックが のこっちゃうで、長浜から 関ケ原、大垣 方面への 短絡線を つくって、北陸新幹線は ほこを はしらせる。(米原は 中核的な 都市じゃ ないで、とばされても えいきょうは すくない)
    • あるいは、名古屋までの 東海道線を 狭軌から 標準軌に 改軌した うえで、長浜から 関ケ原、大垣 方面への 短絡線を これに つなげる ように する。

「なんでも かんでも べつ線で 新幹線 はしらせる」って いうじゃ なくて、「在来線を 狭軌から 標準軌に 改軌して 新幹線を はしらせる」って いう この 構想、関係の ひとたちには ぜひ 検討して ほしい。


また、大阪 ルート、ばあいに よっては 名古屋 ルートも 第2段階では、東海道線や 山陽線って いう、JR西日本、JR東海に とって 在来線の うちでも 根幹を なす 路線の 改軌を ともなう もので、ほんなに かんたんに できる もんじゃ ないって ことは じゅうじゅう 承知で いっとる。狭軌で つくりはじめちゃったが ために、にほんの 鉄道が ほの 技術力の たかさにも かかわらず、じゅうぶんな 性能を 発揮できとらんって いう くやしさを、北陸新幹線の 構築に あわせて はらして いきたいって いう おもいが ある。もちろん、いうまでも なく、ゆくゆくは にほんの ぜんぶの 鉄道が 標準軌に なる ことを のぞんどる。




(さんこう)



(ついか)