「タクシー 1台の まち」って いう 記事を めに した。
東京は にしの はずれに 奥多摩町 （おくたままち）って いう まちが ある。東京駅から 中央線を にしに すすんで 立川で 青梅線 （おうめせん）に のりかえて、さらに にしに すすんで いきついた 駅、奥多摩駅 （おくたまえき）が まちの 中心駅に なる。東京駅から 74.7キロ。きょりてきには 名鉄名古屋－豊橋間が 68.0キロだで、だいたい ほれ ぐらいの かんじだ。ただし、名鉄名古屋－豊橋間が 名鉄 特急で 50分 ほどで いけるのに たいして、JR東日本の 東京－奥多摩間は 1時間 50分 ほども かかる。東京の 電車は おそいだ。
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はなしを もどして 奥多摩町。奥多摩 えきまえに タクシーが 1台しか おやへんって いう。バスも 3路線 ある ものの、ゆうがたで 終バスに なっちゃって、よるは この 1台しか ない タクシーに たよるしか なく、だれかが つかっちゃっとると、家族が 急病とかに なっても よべる タクシーが ないとの こと。
じつは いまの タクシー 会社が 奥多摩 えきまえに はいる まえは、べつの 会社が はいっとって 2台の タクシーを おいとったって いう。まえの 会社も 経営が くるしく なったらしく、まちやくばに 補助金を もらえんか かけあったけど ききとどけられんくて、撤退に いたったとの こと。
（きょねんの よみうりの 記事から）
- 奥多摩町の タクシー 事情が 深刻
東京 都内 最大の 面積を ほこる この まちだけど、夜間は 全域で タクシーが 不在に なり、平日の 日中も 待機しとるのは 奥多摩 えきまえの 1台 だけ。きょねん 2012年、ながねん 営業しとった タクシー 事業者が 撤退した ためだけど、クルマの ない 高令者らからは 「急な 移動が 必要に なった とき どう すれば・・・」って いう 不安の こえが あがっとる。 - 1台 だけの タクシーを 登山客が つかっちゃうと
平日の 奥多摩駅。午前 11時 まえ、駅に おった タクシーが 電車を おりた 登山客を のせ、発車した。平日は、午前 7時半 ごろから 午后 4時 ごろまで 1台が 待機しとるけど、観光客は 遠方 利用が おおい ため、いったん 客を のせて はしると、駅の タクシーは 長時間 不在に なっちゃう。47才に なる おんなの 運転手さんは 「ほの あいだ、じもとの かたが つかえんのが もうしわけない」と はなす。平日には、病院や かいもの がえりの じもとの 高令者が 利用する ことが しばしば あるでだ。まちには さかみちが おおく、自宅までの きょりを あるくのが つらいって いう 高令者は たしかに おおいだらあ。 - よるは 移動 手段 なしに
まして、たった 1台の タクシーさえ かえっちゃう ゆうこく 以降は、運転できん ひとに とって、移動 手段は 皆無に なる。まちの 公共 交通 機関には 鉄道の ほか、路線 バスが 3路線 あるけど、いずれの 路線も 終バスは 午后 5時から 6時台だ。 - とりわけ 日原 （にっぱら） 地区では
奥多摩駅からの きょりが 6キロと、とくに 駅までの きょりが ながい 奥多摩町の 日原 地区。ここに すむ 90才の おじいさんは、92才の つまと ふたりで くらす。高令の ため 4、5年 まえに 運転は やめ、現在は おもに バスを 利用しとる。2013年 7月、つまの 体調が 急に わるく なり、病院に むかう ため あわてて タクシーを よんだ。ほの ときは 日中だった ために すぐに きたけど、「おんなじ ことが 夜間に おこったらって おもうと しんぱいだ。ひとり ぐらしの 高令者も おおいで、夜間も タクシーが 待機して くれやあ 安心なのに」って はなす。 - まえの タクシー 会社も 存続の ための 支援を もとめたのに
奥多摩町では 1961年 以降、タクシー 事業者 「京王自動車」が 奥多摩駅で 営業して おり、近年は おおがた タクシー 2台を えきまえに 待機させとった。しかし 採算性などを 理由に きょねん 2012年 3月に 撤退。京王自動車は 「撤退に 不安を いだく 住民も おおい ことから、まちやくばに 支援を 要請、存続に むけ 協議を かさねて きたけど、理解を えれず やむをえず 撤退した」と しとる。 - いまの タクシー 会社も 夜間も 営業せえと しとるのに
現在 奥多摩駅で 営業しとる あきる野市の 事業者 「リーガルマインド」の 水谷正紀 社長は、「利益 度外視で 夜間も 奥多摩町に 配備したいけど、現在の 保有 台数では むずかしい」って はなす。リーガルマインドは すでに 奥多摩町への 配備を 目的と した 増車 申請を したけど、あらたな 需要が みこめんと して 関東 運輸局に 却下された ため、くにに 処分 とりけしを もとめる 訴訟を おこしとる。
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う～ん、いまの タクシー 会社も 採算 度外視してまで、よるまで 営業せえと しとるのに、ほの ための 増車が みとめられんとはね。よみうりの 記者も 記事の むすびに、「タクシーも 住民の あしを ささえる 公共 交通 機関で あり、高令化が すすむ 奥多摩町で、今后 ますます ほの 必要性は たかまるだらあ」って いっとるけど、おれも ほの とおりだって おもうよ。
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