くるしい関西私鉄5社 - 「えきなか」に活路か

「えきまえ」じゃなくて「えきなか」が注目されだして、2、3年たつか。「えきなか」ってのは、かいさつのなかにみせをひらくってことだ。のりかえきゃくもつかまえれるってこともあるし、「えきまえ」よりもさらに販売効率がたかいってわけだ。

大阪地下鉄梅田駅の「えきなか」商業施設 (よみうり)
△ 大阪地下鉄梅田駅の「えきなか」商業施設 (よみうり)

よみうりの記事に、「えきなか」にちからをいれる関西私鉄のようすが紹介されとった。コンビニおおてに駅の売店をまかせる。スーパーをいれちゃう。衣料品販売のユニクロと提携した店舗をだしちゃう。雑貨やさんもくすりやさんもだしちゃう。なんでもかんでも、かいさつのなかでうっちゃうぞー!ってわけだ。なんでここまでやるかっていうと、輸送人員がへってきて、本業の鉄道事業の収益力が低下したのが原因だげな。

関西鉄道各社が展開する「えきなか」のいごき (よみうり)
△ 関西鉄道各社が展開する「えきなか」のいごき (よみうり)

ほんで、がっかりしたのがこの数字。関西私鉄5社の輸送人員が最盛期の1991年の25億人から、2012年は18億人にまでへっちゃっとるだげな。う~ん、72パーセントだ。きびしいな。まんだ少子化が本格化するのはこれからだっておもっとったのに。民営化になったJR西日本に乗客をうばわれてったのもおおきいだ。「えきなか」でがんばるのももちろんいいことだとおもうけど、やっぱり本業でもがんばってほしいな。


(さんこう)