あぶなすぎる船町のホーム

愛知県にある駅だけど愛知県のひとのほとんどがしらん駅。ほれが船町(ふなまち)の駅だ。豊橋から飯田線にのってさいしょの駅なだけど、こんげつ2014年7月ふつかのひに、はじめておとずれた。

船町まで

まずは名鉄名古屋本線豊橋にいく。わがパノラマスーパーが伊奈(いな)をすぎると、じきにみぎ線とはなれ、飯田線のひだり線と合流して、ほのまま豊川放水路(とよがわほうすいろ)をわたる。

20140702 12.02.57 豊橋いき快速特急 - みぎ線とわかれる
△ 12.02.57 豊橋いきパノラマスーパー - みぎ線とわかれる (平井信号場)

豊川放水路をわたってちょっとすると、またみぎ線とならぶ。みぎ線も豊川放水路てまえで飯田線のみぎ線と合流しとって、すれちがいにやってきたのは飯田線の電車だ。豊川放水路てまえの合流点には平井信号場(ひらいしんごうじょう)っていうなまえがついとって、ほっから豊橋までは、名鉄名古屋本線とJR飯田線の共用区間になる。

20140702 12.04.06 豊橋いき快速特急 - 飯田線電車とすれちがい
△ 12.04.06 豊橋いきパノラマスーパー - 飯田線電車とすれちがい

じきに変則的なしましきホームの駅があらわれる。これが下地(しもぢ)の駅で、飯田線専用の駅であり、わがパノラマスーパーはとうぜんのようにここを通過。

20140702 12.04.25 豊橋いき快速特急 - 下地を通過
△ 12.04.25 豊橋いきパノラマスーパー - 下地を通過

下地のすぐむこう、とよがわをわたる。名鉄の空港特急とすれちがって、船町(ふなまち)を通過。ここも下地とおなじく飯田線専用の駅なだ。名古屋本線飯田線共用の複線のみぎがわはJR東海道線の複線で、名古屋方面の電車もすれちがってった。

20140702 12.04.41 豊橋いき快速特急 - とよがわをわたる
20140702 12.04.56 豊橋いき快速特急 - 空港特急とすれちがい
20140702 12.05.03 豊橋いき快速特急 - 船町を通過
△ うえ=12.04.41 とよがわをわたる △ なか=12.04.56 空港特急とすれちがい
△ した=12.05.03 船町を通過

終点の豊橋名古屋本線専用の3番ホームに到着。しましきホームせなかあわせの2番ホームと2本の線路をへだてたむこうがわの1番ホームが飯田線のホームで、すぐにのりかえれるだけど、いっかいかいさつのそとにでる。

広小路(ひろこうじ)をあるいてみつけた中華料理のみせでラーメンセットをくい、駅にもどる。橋上のかいさつをはいって飯田線1番ホームにおりると、おりかえし出発の電車がはいってくる。なんちゅうのるひとがおおいだ。おりるほうも、けっこうなひとがおりてくる。

20140702 13.22.45 豊橋でおりかえす飯田線電車
△ 13.22.45 豊橋でおりかえす飯田線電車

車両のかたしきは213系5000番台ってやつみたいだ。2とびらで転換クロスシートってのがおちついたかんじで、うれしい。シートがちゃいろなのもやさしいかんじだ。東海道線をはしる313系のあおいシートは、なんだか車内がつべたくかんじる。

20140702 13.23.40 豊橋 - 豊川いきふつう
△ 13.23.40 豊橋 - 豊川いきふつう

13時27分、豊川(とよかわ)いきふつうが豊橋を出発。転線して、飯田線名古屋本線共用の複線のひだり線にはいっていく。ほのひだりには東海道線の複線がならんではしっとって、しばらくは複々線をすすむってかんじだ。ちょっといったとこで、みぎがわに3本の側線を発見。ほんとに線路がある以外はなんにもなくて、これがなにをするばしょなのかわからん。

20140702 13.28.19 豊川いきふつう - 豊橋を出発
20140702 13.28.56 豊川いきふつう - ひだり線へうつる
20140702 13.29.28 豊川いきふつう - みぎてに3本の側線
△ うえ=13.28.19 豊橋を出発 △ なか=13.28.56 ひだり線へうつる
△ した=13.29.28 みぎてに3本の側線

いよいよ船町だ。ってか、こんどこそ船町に停車するだ。ひとのふたりまつ、はばのせばいしましきホームに到着、下車。こんなとこでのるひとがおったのもおどろきだったけど、なんとここでひとが4、5人もおりるじゃんか。

20140702 13.29.57 豊川いきふつう - まあじき船町
20140702 13.30.08 豊川いきふつう - 船町にちかづく
20140702 13.30.14 豊川いきふつう - 船町に到着
△ 船町に到着 (うえ=13.29.57) (なか=13.30.08) (した=13.30.14)

あぶなすぎる船町のホーム

ホームの豊橋よりからほのまま地平の通路をすすんで、階段をしたにおりたとこに船町のかいさつはある。ここはどもり高架区間なだ。地平の通路も左右にかんたんな柵(さく)があるだけで、じぶんのまよこを鉄輪がごう音をあげてとおっていくさまは、じつにおそがいもんだ。

20140702 13.31.07 船町 - ホームの豊橋より
20140702 13.31.48 船町 - ホームからかいさつへの通路
△ うえ=13.31.07 船町 - ホームの豊橋より △ した=13.31.48 ホームからかいさつへの通路

階段をおりると、でぐちはひだりがわ、ひがしがわになる。ふつうのかいさつはなく、簡易トイカ改札機がおいてあるだけだ。トイカやマナカで電車にのりおりするひとは、こいつにタッチせやあいいだけど、きっぷできたひとはおりるときに車掌さんにわたさにゃいかん。のるほうは自動券売機があって、きっぷをかってのやあいい。ちいさな駅舎をでたとこは、すぐよこのガードをくぐるみちになるで、きをつけにゃいかん。はばのせばいみちだけど、クルマもちょこちょことおっとった。これがえきまえっていえるのかどうかわからんけど、なんだか工事げんばみたいな殺風景さだ。

豊橋から船町まではわずか1.5キロで、この駅の周辺も広小路などの繁華街を中心としてひろがる豊橋の市街地の一部をなすものであり、住宅街のほか事業所もけっこうようけあるみたいだで、このえきまえもまあちいと整備してほしいもんだ。ここ船町はとなりの下地ともども、飯田線電車の半分の電車しかとまらんだけど、ほいでも1時間に2本の電車がとまるだで、まあ必要最低限の本数は確保されとる。このことからもえきまえの整備をのぞみたい。

20140702 13.33.08 船町 - かいさつ 20140702 13.40.52 船町 - 駅舎と便所
△ ひだり=13.33.08 船町 - かいさつ △ みぎ=13.40.52 船町 - 駅舎と便所

さて、つぎの電車にのるべく、ホームにもどる。さいしょに飯田線のふつう電車が通過。つづいてエコムーブトレイン、空港特急、パノラマスーパー、あかい急行と、なんつぎつぎと名鉄の電車が通過。この区間は、かた方向で名鉄の6本と飯田線の4本をあわせて1時間に10本もの電車がとおるだけど、このうちとまるのは2本だけ。両方向でいうと、1時間のうちで4本の電車がとまり、16本の電車が通過するってわけだ。電車ずきにはたまらん!っていいたいとこだけど、とんでもない。「かた方向の電車にきをとられとるうちに、せなかをはんたい方向の電車がかすめていく」ってなかんじで、あぶないことこのうえない。船町のホームの安全確保はえきまえ整備にもまして、緊急の課題だ。

20140702 13.46.44 船町を通過する名鉄のエコムーブトレイン
20140702 13.47.00 船町を通過する名鉄の空港特急
20140702 13.54.53 船町を通過する名鉄のパノラマスーパー
20140702 13.55.01 船町を通過する名鉄のあかい急行
△ 船町を通過する名鉄電車 (1枚め=エコムーブトレイン) (2枚め=空港特急)
(3枚め=パノラマスーパー) (4枚め=あかい急行)

船町からつぎの下地え

やっと船町のホームにとまってくれる電車がきた。豊川いきふつうだ。飯田線豊橋-豊川間で運行される電車は、かた方向で1時間に4本のふつうがすべてなだけど、ここ船町ととなりの下地にとまるのはほのうちの半分の2本であり、30分間隔となる船町、下地どまりの電車がきたってわけだ。

と、ここで問題発生。飯田線の電車はとびらのよこのボタンをおしてあけるだけど、いっくらボタンをおしてもあきゃあへん。ここで運転士さんがまどからかおをだして、「ここは指定のばしょしかとびらがあきませんので、あちらからのってください」と、ホームの豊橋よりにある「ワンマン」じるしをゆびさしてくれる。なるほど、せばいホームにひとが分散しとっちゃあぶないで、きまったばしょにかたまっとってくれってことか。ばしょを移動して電車にのる。

20140702 14.00.18 船町にきた飯田線の電車
△ 14.00.18 船町にきた飯田線の電車

車両のかたしきは、豊橋からここまできたのは213系5000番台だったけど、こんどは313系。ただ東海道線313系とちがうのは、東海道線があおいろの転換クロスシートであるのにたいして、こちらはうすみどりいろのボックスシートであること。うすみどりいろがすてきだ。また、こんどの電車はワンマン運行で、運転席うしろに電光料金表と料金うけとりばこがある。

20140702 14.01.17 船町 - 豊川いきふつう車内
20140702 14.01.44 豊川いきふつう - クハ312-3026
△ 豊川いきふつう (うえ=14.01.17) (した=14.01.44)

電車は14時ちょうどに船町をでて、すぐにとよがわをわたったむこうがわが下地の駅となる。ここでおりるひとがひとりおっただけど、運転士さんはこのひとの料金の精算をしてからつぎの駅にむかった。

20140702 14.01.50 豊川いきふつう - とよがわをわたる
20140702 14.02.01 豊川いきふつう - 下地に到着
20140702 14.02.41 豊川いきふつう - 下地で乗客がおりる
△ うえ=14.01.50 とよがわをわたる △ なか=14.02.01 下地に到着
△ した=14.02.41 豊川いきふつう - 下地で乗客がおりる

ほんとは下地でもおりてみるつもりだっただけど、またの機会にして豊川までいくことにした。じつはさいしょの電車で船町でおりたときに、電車んなかに帳面をおきわすれてきちゃっただ。電車の終点の豊川にいきゃあわかるかもしれんってことで、きがせいとって、下地でおりるきにならんかっただ。

【このひ、2014年7月ふつかすいようび平日の乗車記録】

(さんこう)