いけ、ハイ!トラム! - 万葉線

北陸は高岡の万葉線で、架線がない線路でもはしれるハイブリッド路面電車「ハイ!トラム」の走行試験がはじまった。

(北国新聞の記事から)

高岡市射水市をむすぶ路面電車万葉線」で2014年7月21日、架線・蓄電池ハイブリッドがた電車「 ハイ!トラム」の実走試験がはじまった。かんきょうにはいりよょし、将来の地域交通の可能性を秘めた 電車がゆめをのせて万葉線をはしりだした。

「ハイ!トラム」は鉄道総合技術研究が開発した、全長 12.9メートル、はば2.23メートル、たかさ3.8メートル、重量25.4トンの試験車両。架 線から車両に搭載した蓄電池に充電し、架線のない区間でも走行できる。鉄軌道をはしるのは万 葉線が全国ではじめて。

万葉線高岡駅でおこなわれた式典で実行委員会の会長をつとめる高岡市長の高橋正樹さんが「 かんきょうにやさしいゆめの路面電車。最先端の技術をみてもらい、今后の地域公共交通のあり方かたをかんがえたい」ってあいさつ、らいねん2015年のはるに開業する北陸新幹線の二次交通網を構築するきっかけにし たいかんがえをしめした。
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すみれ保育園の園児と、高岡市の「利長くん」と射水市の「ムズムズく ん」のキャラクターのあいずにあわせ、パンタグラフをあげた「ハイ!トラム」が出発。園児らがホームでりょうてをふってみまもるなか、万葉線車庫にむけてすべりだすようにはしりだした。

かけつけた鉄道ファンのひとり田村友朗さん42才は「将来はうちのちかくの城端線(じょうはなせん)にもとおるといいですね」って期待をよせた。

実走試験は省エネを推進し、公共交通への理解と関心をたかめる目的で2014年8月13日までおこなわれる。2014年7月22日から試乗会がはじまり、期間中、じゅうよっかかんであわせて18回おこなわれる。

橘慶一郎衆院議員は祝辞で、ディーゼル列車がはしる非電化区間のJR城端線(じょうはなせん)、氷見線(ひみせん)へののりいれに期待をよせ、「レールさえあればはしれる。ゆめがひろがり、高岡、射水 がもっとまっと元気になる」ってはなし、将来をになうこどもらに乗車をよびかけた。

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いまは在来線高岡駅を起点とする万葉線だけど、北陸新幹線ができてあたらしい高岡の中心駅となる新高岡にいくには、城端線にのりいれていかにゃいかんもんね。このハイ!トラムが実用になることで、ほのゆめがかなうわけだ。

ほいから、市街地西北部の学園地区への万葉線延伸もやりやすくなる。ハイ!トラムえの期待はおおきい。


(さんこう)
ハイブリッド電車が実走 - 万葉線で試験開始 - 北国新聞 - 2014年7月22日01時16分
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20140722201.htm
万葉線高岡駅ビルにのりいれ! - 2014.3.29 - あきひこ ゆめてつどう|2014/05/09
http://iwase-akihiko.hatenablog.com/entry/2014/05/09/234620