ちゃくちゃくと近代化のすすむ筑肥線(ちくひせん)

筑肥線ってっても愛知県のひとはほとんどしらんだらあ。筑前(ちくぜん)と肥前(ひぜん)をむすぶで筑肥線ってなまえがついとるだけど、じつにわかりにくくてかっこわるいなまえだ。かんたんにいうと、福岡(ふくおか)から海岸ぞいににしにのびて唐津(からつ)にいく線だ。唐津線っていやあわかりやすいとおもうだけど、こいつは佐賀(さが)から唐津にいく線がさきにつかっちゃっとる。

筑肥線の路線は姪浜(めいのはま)から西唐津(にしからつ)までの44.8キロ。福岡地下鉄空港線とは起点の姪浜でつながって一体運行しとるで、実質57.9キロの路線を形成しとる。空港線では、姪浜から福岡の都心の天神(てんじん)まで7.3キロ、新幹線で全国とつながる博多(はかた)まで9.8キロ、ひがしの終点で、飛行機で世界とつながる福岡空港まで13.1キロでいける。にしの終点、西唐津はいきどまりえきだ。

ちくひせん ろせんず
ちくひせん ろせんず

厳密にいうと、西唐津とほのひとつてまえの唐津のあいだ2.2キロは唐津線に属すだけど、西唐津まで一体運行しとることもあって、便宜上筑肥線のキロ数にふくめた。さらになお、唐津からちょっとみなみの山本(やまもと)ってとこから伊万里(いまり)までいく線も筑肥線になるだけど、こっちは非電化区間であることと、あまりにも運行本数がすくないことにより、こんかいのはなしからはのぞいてある。

筑肥線でつかわれとる車両は2種類あって、ひとつが国鉄時代からつかっとる103系ってので、まあひとつが2000年から投入された303系っての。で、こんかいのはなしが、ふるい103系の更新。305系っていう電車をあたらしくつくって、ふるい103系といれかえるだげな。

筑肥線にしんがた305系を投入

  • JR九州は2014年7月31日、しんがた通勤電車として、305系を投入するって発表した。2015年2月から3月にかけ、筑肥線で順次営業運転をはじめる。
    JR九州305系(鉄道コム)
  • 305系の新造車両数は36両。6両編成を6本投入する。外観は、先頭部がくろ、側面がしろを基調色とし、「スタイリッシュで洗練されたデザインを実現した」とのこと。デザインは、JR九州の観光列車や「ななつ星in九州」などで実績のある水戸岡鋭治が担当した。基本的なかんがえかたは、「ひとにやさしく、かんきょうにやさしい、かしこい電車」。車内空間の快適性や、バリアフリー性能やかんきょう性能の向上をはかる。車内設備としては、各車両にくるまいすとベビーカー用のばしょをもうけるほか、案内表示用のおおがた液晶表示を設置。1号車のゆかには、きのゆかを採用する。防音性のたかい車輪やモーターをつかい、車内の静音性もたかめる。駆動用のモーターには、永久磁石同期電動機を採用。従来の103系電車とくらべ消費電力を半分にへらし、省エネルギー化をはかる。また、既成の車体形状を活用することで製造コストをおさえる。6両編成での定員は、座席291人、たちせき560人の851人。
  • 305系は、2015年2月から3月にかけて、筑肥線福岡市営地下鉄空港線に順次投入。直通列車として、西唐津福岡空港のあいだをはしる。
(ねたもと)
筑肥線にしんがた305系を投入、JR九州 - 鉄道コム|2014年8月1日(金)17時23分

なるほどね、国鉄時代からのこっとるふるい車両をしんがた車両にいれかえるわけだ。しかもJR九州らしいかっこいい車両だ。いや~、めでたいはなしだね。


(さんこう)