さいたま県の中部に位置し、江戸のふぜいをのこすふるいまちなみをもつために小江戸(こえど)ともよばれるまち、川越(かわごえ)。じつは東京もかおまけのにぎやかな繁華街をもつまちなだけど、鉄道のえきがみっつばらばらにあることがなやみのたねだった。
みっつってのは、西武の本川越駅、東武の川越市駅、JRの川越駅のみっつだ。本川越駅は新宿に、川越市駅は池袋に、川越駅は大宮をまわって上野にそれぞれつながる。また、「江戸のふぜいをのこすふるいまちなみ」はこれらのえきよりもきたがわにひろがり、「東京もかおまけのにぎやかな繁華街」は、本川越駅の正面がわからみなみにむかって、川越駅にいたるまでのあいだにある。
さて、こんなかで本川越駅と川越市駅のふたつが、わりかしちかくにあるだけど、じつは本川越駅の正面はひがしがわをむいとって、ふたつのえきはちかそうでとおいっていうあいだがらにあった。
ほこで、本川越駅のうらがわにあたらしくにしぐちをつくって、川越市駅とのきょりをちぢめることにしたってのが、きょうの話題だ。
【あさひのきじから】
・国鉄が1940年にいまの川越駅を開業したさいに、乗降客の利便性をかんがえて川越駅、川越市駅、本川越駅の3駅を統合する構想があったっていう。
・しかし、ほれまでの半世紀ちかくかけて形成されたえき周辺のきゃくのながれがあり、ほれにあわせて発展してきた商店街などが反対して、実現にいたらず。
・いま川越市当局がすすめるのはえきとえきの連係だ。2015年度末までに本川越駅ににしぐちがつくられ、アクセス道路の整備により、本川越駅と川越市駅とのきょりは半分になる。また、にしぐち周辺の住民がえきをぬけてひがしぐちがわの商店街へいきやすくなるっていう。
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うーん、みっつをまとめるにこしたことはないだけど、妥協案としてこれはこれでいいのかもしれんな。
(注記)みっつばらばらっていったけど、じつはJRの川越駅には東武の川越駅も併設しとる。ただ、東武の代表駅を川越市駅って認定したことと、読者の混乱を排除したいことのふたつから、本文ではこのことをいわんかった。
(注記)「東京もかおまけのにぎやかな繁華街」との表現については、筆者が2000年ごろにこの地をおとずれてかんじたことである。
【さんこう】
(各駅停話)本川越駅 - 3駅間の連係、着々前進:朝日新聞デジタル(戸谷明裕さん)|2014年11月7日14時26分
http://digital.asahi.com/articles/ASGBS3R4KGBSUTNB008.html
本川越に する? 川越市に する? 川越に する? 〜東京へ いくのに〜 - あきひこ ゆめてつどう|2012/07/14
http://iwase-akihiko.hatenablog.com/entry/20120714/1342283083