非電化のたった14.7キロの三セク鉄道なのに転換クロスシートの車両。こんげつ2017年2月いつかから運行についた、信楽高原鉄道のしんがた車両SKR501号のことだ。このての鉄道の車両っていうと、だいたいむかしながらのボックスシートかベンチシートの車両ってのがきまりだっただけど、なんと都会の電車なみに転換クロスシートを採用しとる。転換クロスシートってのは、せもたれがぱたんぱたんってむきがかわって、列車が前后どっちにすすんでも、乗客はふたりがけに進行方向に正対してすわれるってやつね。
△ 信楽高原鉄道SKR501号(みぎのみどりいろの車両)(ちゅうにち)
(※ ひだりの茶褐色の車両はSKR401号)
SKR501号は車体の外観がみどりいろのしゃれたもんであるだけじゃなくて、室内もこんなに先進的なもんになっとるだ。信楽高原鉄道っていうと、2013年の台風18号しゅうらいで鉄橋がながされちゃって、ながきにわたる運行休止をしいられて、ほのまま廃線になっちゃうじゃないかって心配されたほどなのに、1年1か月をへて運行を再開したあとは、2015年に茶褐色のSKR401号導入、こんかい2017年のSKR501号導入となんだか威勢がいい。2013年の台風18号しゅうらいのまえに上下分離をはたしとるだけど、ほれがうまくいっとるのかな。SKR401号を導入したときには、車両購入費にまくらぎの整備費用などをあわせた2億円にたいして、3分の2の額がくにや県から補助金としてもらえたっていうけど、こんかいのSKR501号もおんなじように補助金がもらえたのかな。
いや、とにかく、こんな中小三セク鉄道に先進的な車両が導入されたことをよろこびたい。
(さんこう)
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- 甲賀市の信楽高原鉄道(SKR)に新型車両SKR501号が導入される。信楽駅で2017年2月5日に出発式があり、運行が開始される。
- 2015年10月に導入された401号と同型で、高原の新緑や茶畑をイメージして緑を基調とした。統一感のあるデザインの401号は茶色を基調に紅葉をイメージしていた。
- 室内は進行方向を向いて座ることができるシートを採用した。窓の日よけは和室の障子に似たデザインで、車内を落ち着いた和風に仕上げている。
- 定員は109人。導入費は1億8,300万円ほど。朝の通勤時は401号と2両編成で運行する。当面は記念の限定ヘッドマークを付ける。更新される205号は2017年2月4日の運行終了まで「さよなら200形」のヘッドマークを付けて走る。
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