近鉄で四日市までいったこと、ほっからひとつ河原町までもどったことは、まあはい前回と前々回のブログ記事で紹介した。こんかいはほのかえりになる。
喫茶店で和食のひるをとり、ばんこの里を見物し、川原町のえきにもどる。ちょうど電車がでていったとこだ。ここはふつう停車駅で、1時間に準急が2本、ふつうが1本のあわせて3本しかなく、つぎの電車まで20分またにゃいかん。準急も蟹江までは各駅停車で、実質的にふつうっていっていい。
とにかく、かいさつをはいってホームにあがって、電車をまつ。名古屋いき急行がとおりすぎて、五十鈴川いき急行がとおりすぎたあと、四日市発名古屋いき準急がやってきて、これにのる。おんなの運転士さんにおんなの車掌さんだけど、まあほんなことはいい。車両番号は先頭が2151、最后尾が2052の3両編成で、座席はベンチシート。外観は武骨なかんつうがたの近鉄標準車だ。
13時54分に高架の川原町をしゅっぱつしたわが名古屋いき準急が地平におりて、阿倉川(あくらがわ)、霞ヶ浦(かすみがうら)となじみのないえきに停車していく。つぎが急行停車駅の富田(とみだ)で、こっからは三岐鉄道も分岐する。また、川越富洲原(かわごえとみすはら)、伊勢朝日、益生(ますお)となじみのないえきに停車のあと、急行停車駅の桑名に停車。関西線との共同駅であるほか、こっから養老鉄道が分岐し、えきまえから北勢線がでとる。もちろん桑名っていやあはまぐりだけど、川原町でたべた和食についとったあさりのしるのあさりは富田のもんだった。ほかに、さしみも富田のもんだって、どっちもうまかっただけど、富田の海産物もなかなかうまいわ。
桑名をでたわが名古屋いき準急は揖斐川(いびがわ)、長良川(ながらがわ)といっきにわたって、長島に停車。三重県と愛知県のさかいってわかりにくいけど、まんだ三重県だ。線形はかくだんにようなっとる。揖斐川から四日市までのあいだはくねくねの線形で、高速走行をはばんどる。せっかくの標準軌をいかすためにも改良が必要だ。ほいから余談だけど、あの有名な長島温泉はこっからなかすをず~っとみなみにいったとこにあって、とうていもよりえきとはいえん。また、なばなの里がちかいっていっても、あるいて30分はありそうだ。
つぎに木曽川をわたって、やっと愛知県にはいる。このあと名古屋までず~っとゼロメートル地帯をいく。佐古木(さこぎ)に停車のつぎ、富吉(とみよし)に停車。おおきな車両基地のあるとこだ。とうちゃくまえに車内放送がはいって、のりかえができるっていう。速達列車にのりかえれるのかっておもってホームにおりると、はんたいがわにおったのはふつう電車。ふつうからふつうにのりかえてもしょうがないじゃん!っておもって車掌さんにきいたら、「このままのっていくのがはやいですよ♪」っていう。あ、たしかにここまで、とまるえき、とまるえきで「名古屋まではあとの急行をまつよりこの電車でいったほうがはやいですよ♪」っていう車内放送がながれとったわ。じぶんがのっとる電車、準急だったわ。つぎの蟹江(かにえ)に停車したあとは、いっきに名古屋までとまらんでいくだ。富吉でののりかえ案内は、このかんの通過駅にいくひとたちへのもんだっただ。いや~、わかってないってのはこんなもんか。
急行停車駅である蟹江に停車。ここの駅舎、なつかしさをおぼえる駅舎なだけど、予定されとるえきまえ整備でほのよさがそこなわれちゃやへんかって心配しとるよ。
蟹江をでたわが名古屋いき準急は、戸田、伏屋(ふしや)と通過。高架をあがって、八田(はった)、烏森(かすもり)と通過。また地平におりて、黄金(こがね)、米野(こめの)と通過。14時39分、地下にもぐって終点の名古屋にとうちゃく。川原町からここ名古屋まで35.7km、45分、47.6km/h、620円。名鉄にはないこんな準急もあるのかっておもった、名古屋いき準急のみじかいたびだった。
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- 乗車記録 - 2017.4.25、かようび、平日
(さんこう)
- 近鉄名古屋線のふうけい - 名古屋から四日市まで - あきひこゆめてつどう|2017/04/30
- 近鉄四日市のひとつてまえのかわらまち - あきひこゆめてつどう|2017/04/25
- 近鉄長島をでた近鉄名古屋いき準急の車内放送 - YouTube
- 川原町で名古屋いき準急をまっとるあいだにみたあがりさがりの急行
(ひだり=名古屋いき急行)(みぎ=五十鈴川いき急行) - 近鉄名古屋線 - Wikipedia
- 運行本数
- 準急
- 1983年のダイヤ変更で設定された2代目の準急である。
- 終日運転され、日中は近鉄名古屋駅 - 近鉄四日市駅間で1時間あたり2本、日中以外は近鉄名古屋駅 - 富吉駅・近鉄四日市駅間で運転される。近鉄名古屋駅 - 近鉄蟹江駅間はノンストップで、近鉄蟹江駅以南は各駅に停車する。愛知県内での短距離速達種別で、三重県内での普通列車の補完という位置付けになっている。なお、近鉄四日市駅に到着する列車の大半は、列車種別を「普通」に変更して白塚駅・津新町駅・伊勢中川駅(昼間は白塚駅か津新町駅)まで運転を継続する。
- 日中の準急は始発駅を急行の続行で発車するため、終点まで後の急行より先着する。待避回数によって所要時間に差があるものの、近鉄名古屋駅 - 近鉄四日市駅間の標準所要時間は50分強。そのうち、急行との相互接続や通過待ちを行わない列車の最短所要時間は45分であり、同一区間を最短時分で運転する急行と比較しても10分弱の時間差しかない。
- 運行本数