西尾さんぽ - 2017年7月いつか

きのう2017年7月いつかすいようびは、西尾にある斎藤吾朗画伯のアトリエに作品展をみにいった。いきかえりの電車道中と西尾のまちあるきとあわせて、ほのようすをつぎに紹介する。

2017.7.5 西尾 (8) 西尾 1900-1070

◇            ◇

古井から桜町前まで

しゅっぱつは古井から。やってきた9時46分の西尾いきふつうのあかい電車にのる。

2017.7.5 西尾 (1) 古井 - 西尾いきふつう 1240-720
(1) 古井 - 西尾いきふつう

あかい電車は堀内公園、桜井、南桜井、米津と、西三河平野をみなみにすすむ。ははなるかわ矢作川をわたると西尾のまちだ。かわはきのうの台風3号のえいきょうで、だいぶみずかさがふえとる。

2017.7.5 西尾 (2) 西尾いきふつう - 矢作川 1280-720
2017.7.5 西尾 (3) 西尾いきふつう - 矢作川 1280-720
(2)(3) 西尾いきふつう - 矢作川

ほのままみなみにすすんで、桜町前にとうちゃく。電車をおりる。つぎの西尾口かどっちでおりるかまよっただけど、斎藤吾朗画伯のアトリエはどっちのえきからもちかくなくて、さきにとうちゃくする桜町前でおりることにしたもんだ。のってきたあかい電車をみおくって、かいさつをでる。

2017.7.5 西尾 (4) 桜町前 - 西尾いきふつう 1900-1080
(4) 桜町前 - 西尾いきふつう

西尾まちあるき

桜町前のえきからはにしにむかってあるく。まにしよりもちょっとみなみだ。こさめがふってきたっておもってかさをさすとやんで、かさをしまってあるきだすとまたこさめがふってきてっていう、へんな天気のなか、とちゅうグーグル地図で位置をたしかめながら、住宅街をすすむ。

20分以上はあるいたか、けっこうあせばんだ状態で斎藤吾朗画伯のアトリエにとうちゃく。アトリエは予想に反して総二階のりっぱなたてもんで、自宅に併設してたっとる。玄関をはいって記帳。わかいひとのどうぞおはいりくださいのこえにしたがって、なかにはいる。このあとにおおきな展示会をひかえるとのことで、こんかいの展示品はちいさな作品ばっかりで、1階だけの展示。むかしのバス停とか、なつかしいわ~。

ぐるってまわったとこで作品集のひとつをめくってみると、こんなふうにかいてあった。
「えのべんきょうにヨーロッパにわたる。モナリザのえを模写。これってダ・ビンチのおかあさんじゃないか。じぶんもわがははとははにつらなる三河の風土をえがくべきってさとる」
感心。

記念にえはがきとてぬぐいをかって、会場をでる。

2017.7.5 西尾 (5) 斎藤吾朗画伯のえはがき 1920-1080
(5) 斎藤吾朗画伯のえはがき

アトリエのすぐとなりの喫茶店でいっぷく。なんのしゃれっけもないみせだけど、つぎからつぎとおきゃくさんがはいってくる。まあはいひるにちかく、みんなひる定食をたのんでいく。おれもたのみゃよかったか。

みせのまえのひろいとおりをひがしにすすむ。まひがしよりもちょっとみなみにふっとる。西尾口のえきか西尾のえきにつくまでに、どっかでひるめしがたべれやいいやっていうつもりであるいていく。めしやさんがみつけれんままに、ポルノ映画館を発見。まんだ看板だけがのこっとるのか。いや、まて、やっとるじゃんか! でも営業開始時間までちょこっとまがある。さすがにこのばでたちどまっとるのもひとめがわるく、さきにすすむ。つぎは、ないしょでみにいくよ。西尾口のえきのへんまできたけど、てきとうなめしやさんがない。みなみにむきをかえて西尾のえきのほうにすすんでも、ない。

この信号をこえるとすぐみぎが西尾のえきだってとこで、またむきをにしにかえる。西尾のまちには、名鉄西尾線と垂直ににしにのびる2本の平行するめぬきどおりがあるだけど、きたのほうのめぬきどおりだ。とおり自体は無電柱化されてめちゃめちゃきれいに整備されとるだけど、あるくひともなくめしやさんもない。とちゅうでみなみのよこみちにはいったり、みなみのほうのめぬきどおりにでたりするけど、やっぱりめしやさんはない。ついに、2本のめぬきどおりに直交する本町どおりまできた。本町をなのるからには、ここが西尾のなかでいちばんふるいまちにちがいない。景観保存地区ってかんじで、ふるいたてもんをいかしたまちなみにしてあるだけど、やっぱりあるくひともなく、みせもめしやさんもない。2本のめぬきどおりのまんなかへんをとおって、西尾のえきのほうにひきかえす。ふるいみそぐらがあったり、昭和のスナックがあったりはするだけど、やっぱりめしやさんはない。

このクルマどおりをわたったむこうが西尾のえきだってとこで、昭和のめしやさんを発見。ここだ!っておもったけど、まあ廃業しとるらしい。いや、往年はえきからでてくるひとたちでさぞかし盛況だっただらあな。クルマどおりからえきのほうにわたるにも不満がある。2本のめぬきどおりとまじわるふたつの交差点のどちらかまでまわっていかんと、むこうにわたっていけんだ。えきとまちが分断されとる。むかしはこのクルマどおり自体がこのふたつの交差点あいだの区間だけえきよりによっとって、こんな分断感はなかっただ。いま、このクルマどおりのえきがわにある、えきまえのあきちの開発のことでもめとる西尾市だけど、クルマどおりによる分断をなんとかせにゃいかんじゃないか。

2017.7.5 西尾 (8) 西尾 1900-1070
(8) 高架の西尾のホームから西尾のまちをみたとこ

けっきょく、西尾のえきもつきぬけたベルサヲークのなかの食堂街で、ひるめしにありつく。いや、ベルサヲークんなか、ひとがいっぱいあるいとるよ。あたりまえだけど、みせもめしやさんもいっぱいあるよ。みんなクルマでここにきて、みせをみて、食事をしていくだ。こいでいいじゃんかっていうかんがえかたもあるかもしれんけど、やっぱり西尾のまちをかんじながらひるめしをたべたかったな。せっかくまとまったまちなみを形成する西尾なのに、あるいとるひとがおらんっていうのもさびしい。三河の風土をえがきつづける斎藤吾朗画伯もどうおもわれるか。

なぐさみに、まどのそとをいくあかい電車をみながら、はなまるうどんをたべる。いや、うまかったよ。

2017.7.5 西尾 (6) ベルサヲーク - 弥富いき急行 1560-1020
2017.7.5 西尾 (7) ベルサヲーク - 弥富いき急行 1280-720
(6)(7) ベルサヲーク - 弥富いき急行

西尾から古井まで

西尾のえきからかえりの電車にのる。さいしょにやってきた弥富いき急行のぎんいろ電車はみおくり。

2017.7.5 西尾 (9) 西尾 - 弥富いき急行 720-1280
(9) 西尾 - 弥富いき急行

弥富いき急行が停車するうちに、このえきでおりかえししんあんじょういきふつうになるあかい電車がはいってくる。

2017.7.5 西尾 (10) 西尾 - 西尾いきふつう 1920-1080
2017.7.5 西尾 (12) 西尾 - しんあんじょういきふつう 1840-1060
(10)(12) 西尾 - しんあんじょういきふつう

いれかわりに、弥富いき急行がでていく。まえはぎんいろ電車だったけど、うしろはあかいろ電車だ。

2017.7.5 西尾 (11) 西尾 - 弥富いき急行 1850-1060
(11) 西尾 - 弥富いき急行

弥富いき急行と米津でいきちがいをした、吉良吉田いき急行のあかい電車のとうちゃくをまって、13時41分、わがしんあんじょういきふつうのあかい電車が西尾をしゅっぱつ。

2017.7.5 西尾 (13) しんあんじょういきふつう - 西尾 1920-1080
(13) しんあんじょういきふつう - 西尾

西尾口、桜町前と停車。

2017.7.5 西尾 (14) しんあんじょういきふつう - 桜町前 1280-720
(14) しんあんじょういきふつう - 桜町前

矢作川をわたって、米津にとうちゃく。いきちがいはなし。

2017.7.5 西尾 (15) しんあんじょういきふつう - 米津 1280-720
2017.7.5 西尾 (16) しんあんじょういきふつう - 米津 1280-720
(15)(16) しんあんじょういきふつう - 米津

南桜井のてまえで線路が複線になる。

2017.7.5 西尾 (17) しんあんじょういきふつう - 南桜井てまえ 1280-720
(17) しんあんじょういきふつう - 南桜井てまえ

高架をあがるとちゅうで西尾いきふつうのあかい電車とすれちがって、桜井にとうちゃく。

2017.7.5 西尾 (18) しんあんじょういきふつう - 桜井てまえ 1280-720
2017.7.5 西尾 (19) しんあんじょういきふつう - 桜井 1280-720
(18) しんあんじょういきふつう - 桜井てまえ(19) 桜井

地平におりて、堀内公園のつぎ、古井にとうちゃく。このひのみじかいたびをおえる。

2017.7.5 西尾 (20) しんあんじょういきふつう - 古井 1280-720
2017.7.5 西尾 (21) しんあんじょういきふつう - 古井 1280-720
(20)(21) しんあんじょういきふつう - 古井

◇            ◇

  • 乗車記録 - 2017年7月いつか、すいようび、平日*1
    • 古井 9:46 → (西尾いきふつう) → 9:56 桜町前
      〔7.3km、10分、43.8km/h、300円〕
    • 桜町前 → (あるく) → 斎藤吾朗アトリエ(西尾市伊藤4-8-31) → (あるく) → 西尾
    • 西尾 13:41 → (しんあんじょういきふつう) → 13:55 古井
      〔9.3km、14分、39.9km/h、300円〕

(さんこう)

  • えのべんきょうに…|いわせあきひこ|フェースブック|2017年7月5日11:31
    • えのべんきょうにヨーロッパにわたる。モナリザのえを模写。これってダ・ビンチのおかあさんじゃないか。じぶんもわがははとははにつらなる三河の風土をえがくべきってさとる。
      斎藤吾朗画伯
  • ゆきのひの西尾線♪ - 2017.1.15 【動画あり】 - あきひこゆめてつどう|2017/01/15
    • 西尾は、かいさつをでたあとはひがしぐちからベルサヲークをとおって、市役所まえのとおりをきたにすすむ。いっぷくすべき喫茶店をさがしながらあるくだけど、けっきょくみつけれんまま西尾口のえきまでいっちゃう。
  • 西尾線のふうけい - 2016.4.17 - あきひこゆめてつどう|2016/04/18
    • にしお
      • えきをにしにでて、あるいてく。もともとの市街地だ。えきまえは再整備のとちゅうだけど、まんだはっきりとした計画ができとらんみたいで、なんの機能も発揮しとらん区わりがおおくある。このぽかんとしたえきまえをよこぎって、クルマどおりをわたったむこうから市街地ははじまる。えきとまちがはなれちゃっとるだ。クルマどおりの交差点からはじまるめぬきどおりをにしにすすむ。車道も歩道もぴかぴかで電線も地中化されてとってもきれいなとおりだけど、いきかうのはクルマばっかり。しばらくすすんだとこで、うらみちをとおりながらもどってくる。整備されためぬきどおりと対照的なまがりくねったほそいみちだ。こんなみちがなんぼんかあって、ふるーいみそづくりのこうばやら、なんげんかのうらさびれたスナックやらがはりつく。むかしのにぎわいを想像してあるいとるとこで、おじいさんがこんにちわってこえをかけてくれた。
      • だいぶえきにちかづいたとこでうらみち地帯をはなれ、めぬきどおりをよこぎったはんたいがわにみつけた喫茶店にはいって、いっぷく。喫茶店のうらてにはかわぞいにひとのあるくみちが整備されとって、めぬきどおりと交差するかたちで南北にのびとる。さくらなみきがいいかんじだ。
      • まちあるきをおえ、さいしょの交差点までもどったとこで、西尾線の高架をいくしんあんじょういきふつうがみえる。高架のむこうにはあたらしい市街地だ。えきにもどって、ひがしがわのえきまえをのぞいてみる。こっちはえき直結で公園がひろがっとる。みちをへだてたむこうがわがベルサヲークであることもあって、おおぜいのひとがここでやすらいどる。いいふうけいだ。にしがわのえきまえもこんなかんじに整備せやあいいじゃんか。
  • 【公式】斎藤吾朗アトリエ/オフィシャルサイト
    • 斎藤吾朗アトリエ(悠創館)
      • 所在地=〒445-0807 愛知県西尾市伊藤4-8-31
      • でんわ=0563-54-9040
  • 斎藤吾朗 - Wikipedia
    • 斎藤吾朗(さいとうごろう)は、愛知県西尾市出身の画家である。自らが赤絵と呼ぶ鮮やかな赤色を基調とした絵で、三河の風景や身近な題材を描く。
    • 1947年、愛知県西尾市に生まれる。
    • 1965年、愛知県立西尾高等学校を卒業。
    • 1969年、多摩美術大学油絵科卒業。1971年、同大学の大学院美術研究科修了。
    • 1973年、ルーブル美術館モナ・リザを日本人初の公認模写。
  • 三河の小京都をめざす西尾だけど、まんだまんだだね。|いわせあきひこ|フェースブック|2017年7月6日21:58 〔ついか〕

*1:キロ数は実キロ数で計算しとる。ハイパーダイヤだと、実キロ数とはことなる料金計算用換算キロ数がでてくるで注意が必要。