木工細工蒸気機関車作品展 - 北岡茂治さん傘寿記念

とおりがかりに作品展の準備をしとるのをみかけた。いりぐちんとこでものほしそうにみとったら、はいりんっていってくれた。ほー、蒸気機関車。木工細工の蒸気機関車だ。どいだけ愛情をそそいでつくってあることか。とくべつ蒸気機関車ずきでもないおれだけど、ってか、むしろ電車派なおれだけど、金属部品をいっさいつかわんで、こまかいとこまでぜんぶきでつくってある蒸気機関車に圧倒されたよ。

12号蒸気機関車

2018.3.20 木工細工蒸気機関車展 (1) 蒸気機関車12号 1460-1080
2018.3.20 木工細工蒸気機関車展 (2) 蒸気機関車12号 1620-640
2018.3.21 木工細工蒸気機関車展 (8) 蒸気機関車12号 - 説明がき 1830-900
制作番号34号機、産業遺産、12号蒸気機関車、制作期間=110日間、制作サイズ=1/30
1874年イギリスより輸入。「東海道線開業事業」武豊線武豊港より(1886年)熱田間で資材運搬に貢献した機関車で、産業遺産となり博物館明治村にて「動態保存」。園内定期運行中。
(1)(2) 12号蒸気機関車(8) 説明がき

しずか号

2018.3.20 木工細工蒸気機関車展 (3) しずか号 1800-1000
2018.3.20 木工細工蒸気機関車展 (4) しずか号 - 説明がき 1080-280
制作番号36号機、7100がた、しずか号、制作期間=45日間、制作サイズ=1/40
現在北海道小樽市鉄道博物館保存」。7100がたは「弁慶号」につづきしずか号の制作。こんかいはミニサイズで制作としました。7100がたは明治時代北海道に輸入された。ほのうちの2両制作。
(3) しずか号(4) 説明がき

9850号

2018.3.20 木工細工蒸気機関車展 (5) 9850号 1920-600
2018.3.20 木工細工蒸気機関車展 (6) 9850号 - 説明がき 1280-340
制作番号17号機、9850、6動輪おおがた機関車、制作期間=58日間、制作サイズ=1/30
山岳ごえにおおがたマレー式。1912年ドイツから12両が輸入。近代がたピストン「左右4個」をそなえた蒸気機関車で、5両が津軽海峡をわたり北海道と「箱根の山岳」地帯でかつやくした。
(5) 9850号(6) 説明がき

しおかぜ号

2018.3.21 木工細工蒸気機関車展 (1) しおかぜ号 1880-700
2018.3.21 木工細工蒸気機関車展 (2) しおかぜ号 1600-720
2018.3.21 木工細工蒸気機関車展 (3) しおかぜ号 - 説明がき 1870-1000
制作番号38号機、B12蒸気機関車、制作期間=59日間、制作サイズ=1/30
愛知こどものくに運営「しおかぜ号」12号機を制作しました。蒸気機関車は園内一周。三河湾を一望できるすばらしい整備された公園。こどもたちのゆめをのせてはしる。現在、毎週にちようびに運行。
(1)(2) しおかぜ号(3) 説明がき

弁慶号

2018.3.21 木工細工蒸気機関車展 (4) 弁慶号 1890-1060
2018.3.21 木工細工蒸気機関車展 (7) 弁慶号 1720-800
2018.3.21 木工細工蒸気機関車展 (6) 弁慶号 1850-800
2018.3.21 木工細工蒸気機関車展 (5) 弁慶号 - 説明がき 1840-1000
制作番号5号機、7100形式、弁慶号、制作期間=70日間、制作サイズ=1/20
1880年、開拓期から3年后「北海道」幌内鉄道にアメリカより6両輸入。1号機。「義経、弁慶、比羅夫、光圀、信広、静」と有名人のなまえがつけられた。「義経号」は京都鉄道博物館にて動態保存。
(4)(7)(6) 弁慶号(5) 説明がき

ちらし

2018.3.20 木工細工蒸気機関車展 (7) ちらし(あんじょう印刷) 1180-1060
北岡茂治さん傘寿記念木工細工蒸気機関車作品展
2018年3月21日すいようびから25日にちようびまで
午前9時から午后5時まで(さいしゅうび25日は午后3時まで)
あんじょう市民ギャラリー(1階展示室B)
(7) ちらし(あんじょう印刷)

ちゅうにちの記事(四方さつきさん)

木製蒸気機関車に青春かさね(ちゅうにち - 2018.3.21) 616-906
木製蒸気機関車に青春かさね - 北岡さん - きょうからあんじょうで
きでつくった蒸気機関車模型の作品展が2018年3月21日、あんじょうしの市民ギャラリーではじまる。作者のあんじょうし緑町の北岡茂治さん81才は「蒸気機関車は青春時代のぼくのこころをささえてくれたおもいでののりものなんです」ってめをかがやかせる。(四方さつきさん)
滋賀県土山町(いまの甲賀市)出身。中学卒業后に就職さきの刈谷市のまちこうばにむかうため、三重県の亀山から名古屋いきの蒸気機関車にのるとき、しゅっぱつまえのぶおーんっていうおおきなおとがひびいた。「さびしくてなきそうだったけど、ふわってきもちがはれ、がんばらあっておもえるようになった」
ほのあと、自動車部品製造会社に転職。定年退職后は家具づくりをまなぶなどしてたのしんどった。10年まえ、ある展覧会でたけ細工の蒸気機関車をみた。あのころのおもいがよみがえり、じぶんでもつくれんかなって挑戦した。
さいしょの作品は「デゴイチ」でしられる「D51」の30分の1の模型。試行錯誤で4か月ほどかかった。「構造があたまにはいっとらんとうまくいかん」ってきづき、じっさいにD51を運転しとったひとにはなしをきいたり、実物をみにいったりした。専門書や図鑑などもあつめ、じぶんで図面をひいてから制作した。
つかったのはひのきやぶな、アカシアなど12種類の天然木。つかう部分に必要な強度やいろあいによってつかいわける。1台につかう部品は600点以上にのぼった。こまかい作業がつづくけど「作品展をひらきたいっていう目標にむかってがんばった」ってふりかえる。
明治時代にアメリカから輸入され、北海道でかつやくした「弁慶号」や往年のはながた列車をひいた「C62」、修理工場のジオラマなど41点を紹介。「ぼくのなかでひとつのくぎり。おもいのこもった蒸気機関車の世界をたのしんでもらえや」ってはなす。2018年3月25日まで。
△ 木製蒸気機関車に青春かさね(ちゅうにち(四方さつきさん) - 2018.3.21)

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