2019年6月18日、起(おこし)にある三岸節子記念美術館にいってきた。起にいくのは、はじめていった2019年5月27日につづいて、こんかいが2回めになる。いきかえりのようすと現地のようすをあわせて、以下に紹介する。ちなみに、3回めにいった2019年7月とおかのことは、順番を前后してさきにブログ記事にしてある。
◇ ◇
さいしょは西尾線。みなみあんじょう12時27分のしんあんじょういきふつうにのる。あっかい電車は2両編成の鉄仮面。きたにすすんで、12時32分、しんあんじょうにとうちゃく。下車。
名古屋本線にのりかえ。しんあんじょう12時42分の岐阜いき特急にのる。6両編成のパノラマスーパー。
座席は特別車1号車6A。1号車は展望車なだけど、6Aは、展望席じゃない席のうちのいちばんうしろの列のみぎまどがわ。特別車料金は車内精算。列車番号131。
にしにすすんで、金山すぎで堀川をわたる。
名古屋をでて、展望席に移動。けしきをうしろにみながら、濃尾平野をきたにすすむ。
国府宮に停車。ここで2200系こおろぎとすれちがい。セントレアいき特急。
13時23分、一宮にとうちゃく。下車。駅構内で、のりまきといなりのつめあわせをかう。まんだひるをくってなかっただ。いや、ほれにしても、えきなかでこんなのうっとる一宮ってすごい。おんなじぐらいの都市規模の東岡崎は、一宮にぜんぜんまけとる。
東西自由通路に面したかいさつをでて、おなじく東西自由通路に面した名鉄一宮駅バスターミナルのいりぐちをはいって、13時46分の起いきバスにのる。いや、このバスターミナルの便利なこと。発車までのみじかい時間に、さっきかったのりまきといなりのつめあわせをくう。
にしにすすんで、日光橋で日光川をわたる。まもなく篭屋です♪ ほんわかしたこえの、おんなの運転士さんの案内放送。
三条橋でを野府川(のぶがわ)をわたる。こっからちょこっとかわしもで日光川に合流するかわだ。
尾西庁舎(びさいちょうしゃ)バス停に停車。起を中心とする旧尾西市の市役所が一宮市尾西庁舎だ。バス停のすぐひだりは、「うえからよんでも西尾西、したからよんでも西尾西」のJA愛知西尾西支店。ここでなんにんかおりて、乗客は3人に。
尾張中島バス停のつぎ、13時59分、起工高・三岸美術館前バス停にとうちゃく。下車。
道路にでとる三岸節子記念美術館のかんばんにしたがって、ちょこっともどって、バスどおりはんたいがわの駐車場にはいっていく。駐車場のおくに、門長屋(もんながや)や土蔵のあるりっぱなおやしき。ひょっとしてこれが美術館かっておもったらちがって、ほのひだりが美術館だった。
ちゃいろいタイルばりの外壁にのこぎりやねのたてもんが三岸節子記念美術館だった。のこぎりやねは、ここ起の伝統産業であるおりもんこうばを象徴する。美術館のしきちはみなみにほそいみちに面しとって、ほっちが正面になるだけど、ほのほそいみちのみなみがわに、ほんもんのおりものこうば。もちろんのこぎりやねのたてもんで、美術館ののこぎりやねとそろいぶみになっとるようすがおかしい。ちなみに、みなみがわのほそいみちをひだりにちょこっといってバスどおりにでたとこに起工高・三岸美術館前バス停はあった。おおまわりして美術館にきたってわけだ。
さて入場料をはらって展示室にはいる。さいしょに三岸節子個人のことについてかいたかんばんにめをとめる。1905年にうまれて1999年になくなっとる。わが祖母とおんなじとしのうまれだけど、1980年になくなったわが祖母とくらべてずーっとながいきしとる。旧姓吉田で、生家はけおりもんこうばを経営しとって、いまの淑徳高校を卒業しとる。おじょうさまが、ほのままおじょうさま学校としてなだかい淑徳大学の高校にいっただ。ほのあと東京の美術学校にいって、おんなじ画家をやっとるひとと結婚して、はたちのときに美術展に出品した作品が入選。3人のこをうむも、29才でおっとをなくして、ひとり画家としていきていくことを決意。国内でのかつやくののち、60才をこえてからフランスにわたって20年以上かつやく。帰国したあとの1998年に尾西市三岸節子記念美術館が完成。1999年、なくなる。いや~、波乱万丈、だいかつやくの一生だっただ。農家から農家にとついで、たはたのしごとや家事、育児をしつづけて平凡な一生をおえたわが祖母となんとことなることか。
つぎに自画像にめをとめる。はたちのときに美術展で入選した作品だ。おかっぱあたまに、あっかいがらのきもんのうえにちゃいろのはんてんをはおったすがた。いろじろでほっぺたにはべにがさしとって、うつむきかげんにおおきなはっきりとしためでまえをみつめとる。展示品はさつえい禁止で記憶にきざんでいく。
△ 『ちいさなまち(アンダルシア)』、『たてをもった武士』(ともに三岸節子収蔵作品集から)
ほかの作品は風景画がおおい。あんまりちまちまとはかいてなくて、おおまかにがっがってちからづよくかいてある。いや、じっさいめでみるってこんなもんなのかもしれん。印象にのこるのはおおざっぱなもんなだ。たてをもった武士のえなんかもおもしろい。
のこぎりやねの美術館本館からおくに土蔵の展示室。かべに12才のときの節子の写真。きもんにはかまをはいたおんなのこ。となりに20才のときの節子の写真。洋室のなかでいすにすわって、つくえのうえにたてかけた自画像にかたうでをのせとる。ほかに、たてをもった武士のえをかくさんこうにした、たてをもつはにわなんかもある。
展示室からでて、おんなじ美術館本館のなかにある喫茶店でいっぷく。かえりがけにうけつけのおねえさんから三岸節子収蔵作品集をかいもとめる。ついでに質問。「さいしょ、このひがしどなりにあるりっぱなおやしきが美術館かっておもった」っていうと、「三岸節子とは関係ない」とのこと。「ここは起の区域にはいるのか」ってきくと、「厳密には起とはべつの小信中島(このぶなかしま)ってとこになる」とのこと。3回めに尾西歴史民俗資料館にいってわかっただけど、起宿は、起のほかに隣接する富田、西五城、東五城、小信中島をあわせてなりたっとるだった。
うけつけのおねえさんにさらにおねがいして、玄関そとにある三岸節子の銅像といっしょの写真と、ゴンドラといっしょの写真をとってもらう。こんかいの展示の題名は「節子とエッセイにしるされた芸術家たち」だった。
起工高・三岸美術館前バス停にいくと、ちょうどバスがきて、とびのる。のる予定の1本まえの15時34分の名鉄一宮駅いきバスがおくれてきただ。6分おくれでしゅっぱつ。
さいしょはにしにすすんで、起バス停。
バスどおりからつきあたった木曽川堤防道路をきたにすすんで、濃尾大橋のひがしづめで右折。大垣一宮線をひがしにはいっていく。
濃尾大橋口バス停に停車。おとこもなんにんかのってくる。このことが、このバス路線が公共交通として機能しとるあかしだ。
みづほ興業前バス停に停車。
大垣一宮線からはずれてみなみにすすんで、郷北バス停に停車。つぎの尾張中島バス停からバスどおりにもどって、ひがしにすすむ。尾張中島バス停からにしは循環区間になるために、かえりはおおまわりしてきたわけだ。
三条・賀(さんじょう・が)交差点で信号まち。きいろい帽子をかぶった小学生らがめのまえの横断歩道をわたっていく。
篭屋バス停すぎで、はんたいバスとすれちがい。
名鉄一宮駅がちかづいたとこで、はんたいバスとすれちがい。
16時1分の定刻より4分おくれで名鉄一宮駅バスターミナルにとうちゃく。下車。
電車にのりかえ。一宮16時15分のセントレアいき特急にのる。車両は2200系こおろぎで、特別車2号車6Dにすわっていく。みなみにすすんで、16時34分、金山にとうちゃく。下車。
金山16時37分の豊橋いき特急にのりかえ。車両はパノラマスーパーで、特別車2号車5Dにすわっていく。ひがしにすすんで、16時58分、しんあんじょうにとうちゃく。下車。西尾いきふつうにのりかえ。しんあんじょう17時7分の西尾いきふつうにのる。
みなみにすすんで、17時15分、ふるいにとうちゃく。うちにかえる。
(さんこう)
- 乗車記録 - 2019年6月18日、かようび、平日
- いき
- みなみあんじょう 12:27 → (しんあんじょういきふつう) → 12:32 しんあんじょう
〔4.0km、5分、48.0km/h〕 - しんあんじょう 12:42 → (岐阜いき特急【特別車】) → 13:23 一宮
〔48.1km、41分、70.4km/h、みなみあんじょうから一宮まで1,280円(乗車料金920円+特別車料金360円)〕 - 名鉄一宮駅 13:46 → (起いきバス) → 13:59 起工高・三岸美術館前バス停
〔13分、330円〕
- みなみあんじょう 12:27 → (しんあんじょういきふつう) → 12:32 しんあんじょう
- かえり
- 起工高・三岸美術館前バス停 15:34 → (名鉄一宮駅いきバス) → 16:01 名鉄一宮駅
〔27分、330円〕 - 一宮 16:15 → (セントレアいき特急【特別車】) → 16:34 金山
〔22.0km、19分、69.5km/h〕 - 金山 16:37 → (豊橋いき特急【特別車】) → 16:58 しんあんじょう
〔26.1km、21分、74.6km/h〕 - しんあんじょう 17:07 → (西尾いきふつう) → 17:15 ふるい
〔5.7km、8分、42.8km/h、一宮からふるいまで1,280円(乗車料金920円+特別車料金360円)〕
(※ 特別車に2回のっとるけど、のりつぎあつかいで料金は1回分の360円)
- 起工高・三岸美術館前バス停 15:34 → (名鉄一宮駅いきバス) → 16:01 名鉄一宮駅
- いき
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