2021年7月19日、東海道山中宿にいってきた。山中宿ってっても53つぎにはなくて、中世にしゅくばまちだったってとこだ。53つぎだとにしから知立宿、岡崎宿、藤川宿、赤坂宿ってじゅんばんになるだけど、ほの藤川宿と赤坂宿のあいさにあるのが山中宿だ。まちあるきのあとは山中八幡宮を見学。ほのあとは、電車でひがしに豊橋までいってひるめしをくってかえってきた。
〔名電山中まで〕 〔東海道山中宿をあるく〕(東海道山中宿の地図)(山中八幡宮の地図) 〔豊橋まで〕 〔かえり〕 [乗車記録] |
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名電山中まで
さいしょは西尾線。ふるい9時2分のしんあんじょういきふつうにのって、きたにすすむ。電車は、きんぎょばちのあっかい電車。
つぎのみなみあんじょうで、さきにまっとった西尾いきふつうのあっかい電車といきちがい。
9時10分、しんあんじょうは2番のりばにとうちゃく。
名古屋本線にのりかえ。橋上コンコースをのぼりおりして、5番のりばを移動。しんあんじょう9時14分の豊橋いき急行にのって、ひがしにすすむ。電車は、きんぎょばちのあっかい電車。しんあんじょうは知立宿と岡崎宿のあいさにあって、東海道がひだりに平行して電車はすすむ。
矢作川の支流菅生川(すごうがわ)をわたるとこで、ひだりに岡崎城。
岐阜いき急行のこおろぎ塗装とすれちがい。うしろはあっかい電車。
東岡崎は3番のりばに停車。ここに岡崎宿がある。岡崎はじょうかまちでもあり、しゅくばまちでもある。新鵜沼いき快速特急のこおろぎ塗装とすれちがいながら、しゅっぱつ。うしろがこおろぎ特急。
東岡崎をでて、みぎにゆみなりながら、さかをのぼっていく。
直線をすすんだあと、くだりにはいる。
おおきくみぎにゆみなりながらくだっていくとちゅう、男川(おとがわ)を通過。
こんどは、おおきくひだりにゆみなりながら、さかをのぼっていく。
うまのせで、一宮いき急行のぎんいろ電車とすれちがいながら、美合(みあい)は3番のりばにとうちゃく。9時25分。
むかいの4番のりばにまちあいしとった、美合9時28分の伊奈いきふつうにのりかえ。電車は、きんぎょばちのあっかい電車に、カモン岡崎号のラッピング。
美合をしゅっぱつ。くだっていく。
たにぞこまでおりて、またのぼりになる。
のぼりながらひだりにゆみなっていく。
直線にもどることもなく、こんどはみぎにゆみなっていくとこで、東海道をひだりななめによこぎる。こっからは東海道はみぎにくる。
直線になって、藤川を通過。ここに藤川宿がある。
ゆるくさかをのぼっていくとこで、岐阜いき特急のぎんいろ電車とすれちがい。うしろがこおろぎ特急。
みぎにゆみなりながらさかをのぼっていくとこで、平行する国道1号線をひだりななめにくぐる。
ひだりうえに舞木検査場(まいぎけんさじょう)。
みぎにゆみなりながら、さかをのぼっていく。
舞木検査場からの連絡線が合流してくる。
ひだりにゆみなりながら、さかをのぼっていく。
きりとおしにはいって、むこうに名電山中のえきがみえてくる。まさに「やまなか」のふぜいだ。
みぎにゆみなりながらふみきりをとおって、9時34分、名電山中にとうちゃく。
のってきた電車がひだりにゆみなりながらくだっていくのをみおくって、きたがわのかいさつをでる。
東海道山中宿をあるく
名電山中のえきのみなみにまわって、山中宿はひがしはずれからあるきはじめる。
にしにむかってさかをあがっていく。みぎうえに名古屋本線をいくパノラマスーパー。ひだりに山中郵便局。ほのおくはすぐ国道1号線。
のぼりざかがゆるくなって、左右はふつうの住宅街。みぎに1軒まちや。
さかをのぼりきって、みちがみぎにゆるくおれる。
ひだりT字のすぐむこうに、国道1号線の山中小学校東交差点。
ひだりに上田屋さけてん。みぎにほの駐車場。
わずかにくだりざかになって、左右の住宅街はあたらしいうちがおおくなってくる。
またゆるいのぼりざかになって、みぎに山中書道教室。ほのわきからおくに、えきにぬけるちかみち。
ひだりに山本昇商店。シャッターがおりとって、なんのみせだかわからん。ひだり、民家ののきしたに自販機が2台。このむこうが、えきにしのふみきりからくる南北道路との十字路。みぎにちょこっといくとえきで、ひだりにちょこっといくと国道1号線の山中小学校北交差点。
十字路をいったん右折。南北道路をえきのほうにあるいて、みぎにくすりの尾崎。
ふたたび十字路から東海道をにしにあるく。ひきつづきのゆるいのぼりざかで、左右は住宅街。中世にしゅくばまちだったっていうだけあって、ほんなにしゅくばまちっていうかんじはつよくない。つよくないけど、東海道のふぜいはしっかりある。
すすんで、みちがうまのせになったとこで、ひだりにわかくさ美容室。みぎに、おくにあがっていくほっそいみちを発見。いってみる。
あがっていって、名古屋本線のとおるきりとおしをこえるこせんきょう。ここでいきかう電車を見物。みおろすパノラマスーパーもかっこいい。
さらにあがっていったやまんなかに愛宕社っていう神社があって、おまいり。しずかな空間のぜいたくなこと。
もどって東海道をにしにくだっていって、ひだりに岡崎警察署舞木駐在所。いや、山中駐在所じゃなくて、舞木駐在所なのか。あとでわかったことだけど、名電山中のえきも、ここまであるいてきた東海道も、所在地町名は舞木町(まいぎちょう)になる。山中ってのは、舞木町もふくめてまっとひろい範囲の地域名「山中郷」としてあるらしい。名電山中のえきのひとつひがしが本宿(もとじゅく)のえきになるだけど、本宿も山中郷にふくまれるとのこと。さらに、これもあとでわかったことだけど、ここまであるいてきとる東海道のあざ名は山中町(やまなかまち)になるってのもおもしろい。町名としての山中町じゃなくてあざ名としての山中町で、「岡崎市舞木町山中町〇〇番地」ってな住所になる。まあ、山中郷はひろいけど、ここが山中のなかの山中ってことにちがいない。
ひきつづき左右住宅街のなか、みちはくだっていく。ずーっとくだっていく。
すっかり東海道のふぜいもなくなったとこで、ひだり、ひだりT字に国道1号線をくぐるほっそいトンネル道路。ほのつぎに防水工事業テクノス。このあたりが山中宿のにしのはずれか。
ほのつぎに東海道の説明がき。みちのひだりわきが小公園になっとって、ほんなかに「これよりにし、藤川宿へ|これよりひがし、赤坂宿へ」っていうかんばんがたっとるだ。よんでみると、徳川家康によって東海道が整備されたことのほか、舞木町の由来がかいてある。「舞木村は、むかしは山中郷に属しておりましたが、1648年に幕府の三河代官がおなじ山中郷で隣村である市場村(いちばむら)の一部68戸を藤川宿へ移転させたため、むかしの市場村の一部と舞木村が合併して、現在の舞木町になったといわれております」とのこと。いや、いまいちわかりにくい文章だけど、「舞木町のにしどなりの市場町(いちばちょう)も山中郷だっただけど、近世になってしゅくばまちが山中宿から藤川宿にかわるにあたって、市場町のなんげんかがもっていかれた」っていうような意味か。
東海道の説明がきからすぐに、みぎ、みぎT字にふっといみちがのびていく。ほのつぎにかぶしき会社ダッドのたかいビル。
みちはまんだゆるやかにくだっていく。
すすんで、山綱川(やまつながわ)にかかる舞木橋をわたる。かわのながれは、ひだりからみぎ。
はしをわたって、左右は住宅やたはた。みちはたいらかになる。
すすんで、舞木町西交差点。東海道はこっから国道1号線と合流するだけど、信号交差点としては、直進で国道1号線のみなみにのびるみちにいくになっとって、ほっちにいく。
たんぼんなかをみなみにすすんでいって、でっかい常夜灯を右折。にしに山中八幡宮にむかう。きがこんもりとおいしげるこやまが山中八幡宮だ。みぎ60度に舞木検査場、みぎ30度、山中八幡宮のやますそにでっかいホテルがみえる。
山中八幡宮のふもとにとうちゃく。しゅぬりのりっぱなとりいをくぐって、いしだんをあがっていく。
いしだんのとちゅうでみぎにわかれるみちがあって、ほのみちをみぎうえにあがっていったとこに農村舞台を発見。こだちがきりはらわれてひろばになっとって、ほののひがしがわににしむきに農村舞台のたてもんがたっとるだ。これまで東海道赤坂宿や足助街道九久平(くぎゅうだいら)のおくに農村舞台をみてきたけど、テレビのない時代、ひとびとはこういうとこで文化をたのしんだだ。
いしだんにもどって、あがりきったとこにひらば。ひらばをみぎ45度にいったおくにまたいしだんがあって、あがったとこにしゅぬりの慶取門。これをくぐったひらばのおくに本社殿があって、おまいり。この山中八幡宮は徳川家康ゆかりの神社で、門なんかのつくりがいかにもほれらしい。
本社殿みぎわきからおくにはいって、こだちのなか巨大鉄塔のわきをとおって、奥宮にとうたつ。社殿はなくて、石柱で四角くかこった壇のなかのご神木におまいり。
ほのままおくにすすんでやまの斜面をくだって、国道1号線がわにおりる。ふもとのいしのとりいをでたみぎに、ホテルアントワネット。のぼるまえにみえとったあのでっかいホテルがこれだ。
国道1号線をひがしにもどる。いきは東海道をにしにあるいてきたけど、かえりは国道1号線をとおっていく。ここでひるめしがくえるかっておもっとったドライブインこばやしは、なんかちがうなっておもってはいるのをやめる。山中小学校北交差点西南かどのローソン岡崎舞木町店でアイスコーヒー。
さて山中小学校北交差点をきたにわたらあっておもったとこで、「吉良みち」の道路表示を発見。まえに藤川宿のにしのはずれに吉良みちのみちしるべを発見して、ほっからひだりにわかれるみちが吉良みちだっておもっとっただけど、これも吉良みちなのか。あとでたしかめてみたら、岡崎市が吉良みちとして認定しとるのはこっちだった。
山中小学校北交差点をきたにわたって、えきにもどる。
豊橋まで
名電山中のえきにもどって、さてどうする。東岡崎にもどってひるめしにしてもよかっただけど、たびついでに豊橋までいってひるめしにすることにする。
かいさつをはいったとこで、はんたい線を新鵜沼いき快速特急のこおろぎ特急がいく。
ほれから名電山中11時49分の伊奈いきふつうがはいってきて、のる。電車はきんぎょばちのあっかい電車。
しゅっぱつして、電車はひだりにゆみなりながらくだっていく。東海道も山中宿がうまのせになっとったけど、名古屋本線も名電山中のえきがうまのせなだ。分水界をこえて、菅生川の支流山綱川の流域からから、おなじく菅生川の支流鉢地川(はっちがわ)の流域にうつる。
こおろぎ塗装とすれちがい。
すすんで、みぎにゆみなりながらくだっていく。
くだりきったとこからまたのぼりざか。高架をあがって、みぎにゆみなっていく。
11時51分、高架の本宿(もとじゅく)は、そとがわ4番のりばにとうちゃく。はんたい線そとがわ1番のりばに、東岡崎いきふつうのあっかい電車。
のりかえ電車がくるまで電車見物。3番のりばめのまえを、豊橋いき快速特急のパノラマスーパーがかけぬけていく。
はんたい線2番のりばを、岐阜いき特急のこおろぎ特急がかけぬけていく。
さて、3番のりばにはいってきた本宿12時2分の豊橋いき急行にのる。電車はきんぎょばちのあっかい電車。
しゅっぱつしてじきに、西三河と東三河の分水界をこえて、東南方向にずーっとくだっていく。
東三河平野におりて、とよがわ放水路、とよがわってつづけてわたる。
岐阜いき特急のパノラマスーパーとすれちがい。
12時18分、豊橋は3番のりばにとうちゃく。ここに吉田宿がある。
かいさつをでて、広小路どおりのにくんちゅってみせにはいって、ひとりやきにく。ごちそうさまでした。
かえり
かえりの電車。豊橋15時2分の新鵜沼いき快速特急にのる。電車はこおろぎ特急。これで前面展望をたのしみながらいく。
国府(こう)を通過するとこで、豊橋いき急行のあっかい電車とすれちがい。
おおきくひだりにゆみなって名電赤坂を通過するとこで、伊奈いきふつうのあっかい電車とすれちがい。ここに赤坂宿がある。
ひだりにゆみなって名電長沢を通過する。
おおきくみぎにゆみなっていくとこで、豊橋いき特急のこおろぎ特急とすれちがい。
西三河にはいって、本宿を通過。まちあいしとった東岡崎いきふつうのこおろぎ塗装をおいこし。
さっき山中宿をあるいてきた、名電山中を通過。
みぎうえに舞木検査場。
平行する国道1号線をひだりななめにくぐる。
伊奈いきふつうのぎんいろ電車とすれちがい。
藤川を通過。高校生がなんにんかおる。ここに藤川宿がある。
東海道をひだりななめによこぎる。こっから東海道をちょこっとうしろにもどったとこが藤川宿のにしのはずれで、ほこに吉良みちのみちしるべがある。
美合(みあい)を通過。
おおきくみぎにゆみなりながらたにぞこにむかっていくとこで、豊橋いき快速特急のパノラマスーパーとすれちがい。
おおきくひだりにゆみなってさかをのぼっていくとこで、男川(おとがわ)を通過。
15時21分、東岡崎は2番のりばにとうちゃく。豊橋からここ東岡崎まで29.8キロ、19分、時速94.1キロ。弾丸特急だ。
かいさつをはいりなおして、東岡崎はまた2番のりばから、15時36分の岐阜いき特急にのる。電車はパノラマスーパー。
菅生川、矢作川をこえて、15時42分、しんあんじょうは2番のりばにとうちゃく。
橋上コンコースをのぼりおりして、2番のりばに移動。しんあんじょう16時7分の西尾いきふつうにのる。電車は、きんぎょばち重連のあっかい電車。
みなみあんじょうではんたい電車といきちがい。
16時15分、ふるいにとうちゃく。きょうのたびをおえる。
(さんこう)
- 乗車記録 - 2021年7月19日、げつようび、平日
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- 16時3分、名電山中にとうちゃく。もじどおりやまんなかってかんじのえきだ。
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- ふみきりからちょこっとみなみにいったとこの十字路から、東西に東海道がのびる。なるほど、むかししゅくばまちだったってこともうなずける、ふぜいのあるまちなみだ。きょうはあめもふっとってあるいてみてまわれんけど、また、こにゃ。
- 吉良みちのみちしるべ - あきひこゆめてつどう|2020/04/13
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