いまごろになってだけど、今年度2022年度の名鉄の設備投資計画をみてみる。投資総額は252億円。おもな事業は高架化工事、車両新造、データセンター建設、セントエックスの拡充。詳細はつぎのとおり。
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あ)鉄道事業 1.安全、安定輸送確保〔106億円〕
- 安全対策推進と都市計画事業の一環として、4か所で高架化工事を実施します。
- 大規模地震による被害を最小限に抑えるため、高架橋柱の耐震補強を実施します。
- 金山駅でホームドア設置に向けて、測量や設計検討を進めます。
- PTC(列車運行管理システム)による信号制御対象エリアを拡大し、さらなる安定輸送や業務効率化に努めます。
- 踏切障害物検知装置の更新や遠隔監視システム導入踏切の拡大により、踏切道の保安度向上を図ります。
い)鉄道事業 2.駅、車両の快適性、利便性向上〔75億円〕
- 車内の安全や環境に配慮した通勤型車両9500系・9100系を計18両新造します。
- 聚楽園駅(しゅうらくえんえき)、印場駅(いんばえき)におけるバリアフリー化工事を進めます。
- 新型券売機や新型チャージ機の導入を進めます。
- 金山駅の大規模リニューアルを推進します。
う)開発事業〔59億円〕
え)ほか〔12億円〕
- エリア版MaaS(マース)の推進に向け、「CentX(セントエックス)」をさらにおでかけに便利なアプリとするべく、当社沿線ハイキングのサービスデジタル化など機能拡充を図ります。
- 業務効率化に向けたDXの推進。
総合計(あ~え)〔252億円〕
- 以上 -
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おおざっぱなまとめとかんそう
高架化工事は、知立(ちりゅう)、喜多山(きたやま)、若林(わかばやし)、苅安賀(かりやすか)の4駅。知立はらいねんど2023年度の完成予定が5年おくれになっちゃっただけに、がんばってほしいとこだ。喜多山はことし2022年3月にはんぶん完成したとこで、あとはんぶん。若林は、先々月豊田市までいったときにかりえきをつくっとるのをみて、高架化工事をやることにきづいた。苅安賀は、このブログ記事をかくにあたって、はじめてしった。二子一宮間でやるってことだで、苅安賀だけじゃなくてひとつ一宮よりの観音寺(かんのんじ)もいっしょに高架化するにちがいない。いや、ちからがはいっとるな。
(※ 読者のかたからコメントをいただき、観音寺は高架化されんで地平のまますえおかれることが判明)
(※ 苅安賀のいきちがい設備が観音寺に移設される)
車両新造は、4両編成9500系ぎんいろ電車4本と、2両編成9100系ぎんいろ電車1本。無塗装の、あじけないぎんいろ電車がどんどん増殖していく。
データセンター建設は、神宮前にこがたデータセンターを建設。2024年完成予定。
セントエックスってのはおれもしらんかっただけど、ことし2022年3月26日にサービスを開始した最適移動手段案内アプリだ。このブログ記事をかくにあたってインストールしてみたけど、けっこうべんりそうなきがする。
あと、金山のホームドア設置や東岡崎えきまえの再開発計画ものっとるけど、それぞれ検討をすすめるとか推進するとかかいてあるだけで、実現はとおそうだ。