釜石(かまいし)と盛(さかり)をむすぶ三陸鉄道南リアス線は2014年4月いつかに全線復旧したとこだけど、これにのるには東北線の花巻(はなまき)から分岐する釜石線にのって、いっかい釜石までいかにゃいかん。
花巻から釜石までのきょり90.2キロ。1日の運行本数はくだりが11本で、のぼりが13本とすくない。で、時間は2時間もかかる。3本だけある快速にのったって、10分から20分はやいだけだ。う~ん、岩手県ってひろいわ。
ところで、いまこの釜石で鉄道展をやっとるっていう。
鉄道134年の変遷を紹介 - 釜石市郷土資料館鉄道展
三陸鉄道の全線復旧と釜石線のSL銀河運行を記念した「かまいしの鉄道」展は、釜石市郷土資料館でひらかれ、134年にわたる鉄路の変遷をパネルや資料で紹介しとる。
釜石市は1880年、にほんで3番めの鉄道「工部省鉱山寮釜石鉄道」が開通した歴史をもつ。この展覧会では、製鉄業と密接にかかわる釜石の鉄道史と、ひがしにほん地震で被害をうけた三陸鉄道の復活のあゆみを記録した資料70点を展示した。
旧釜石鉱山時代の鉄道員がきたはんてんや、1950年の釜石線全線開通記念乗車券、製鉄所専用鉄道の運行表など、めずらしい展示品が来場者の関心をあつめとる。
2014年5月12日まで。かようび休館(4月29日と5月むいかは開館し、翌日休館)。
う~ん、にほんで3番めの鉄道が開通したのがこの釜石とはおどろきだ。
(さんこう)
- 三陸鉄道ついに全線復旧 - 2014.4.6 - あきひこ ゆめてつどう|2014/04/06
- とりあえず 直通 バス はしらせとるだけど 〜山田線 宮古−釜石間〜 - あきひこ ゆめてつどう|2012/05/26
- 釜石線 - Wikipedia
- 釜石がわは、1944年に開業した釜石東線(かまいしとうせん)以前に、民営鉄道がまあはい開業しとった。
- まず1880年8月30日に、富国強兵をめざす政府の工部省によって釜石桟橋 - 大橋採鉱所間18.3kmと、小佐野 - 小川山間4.9kmなど支線をふくんで26.3kmをむすぶ釜石鉱山専用鉄道が布設された。これは、釜石製鉄所への鉱石を輸送するためのものであり、にほんで3番めとなる鉄道路線だったけど、釜石製鉄所での製鉄が不振で銑鉄生産を1883年に中断してしまったため、官営釜石鉱山は閉山し、ほのための鉄道も開業わずか3年で廃線となった。このときの鉄道設備は南海電気鉄道の前身である阪堺鉄道へ譲渡されとる。