2016年あきまでに23.7キロ、2017年度中に24.3キロ、2018年度中に7.4キロとちょこっとづつ運行を再開していくはずだった。ところがこんかいひらかれた沿線自治体の会議で、「2018年度に全区間一括で運行を再開せやあいいや」ってことになっちゃっただげな。JR山田線沿岸部55.4キロのことだ。まあはい2011年3月11日のひがしにほん地震から4年もたつっていうのに、鉄道の運行再開はまんだ3、4年もさきでいいっていうのか。なんちゅううしろむきな姿勢だ。
(さんこう)
- 山田線「一括開通を」:朝日新聞デジタル(阿部浩明さん)|2015年6月13日10時39分 〔ねたもと〕
- 震災で被災して運休中のJR山田線宮古-釜石間55.4キロの開業方針について話し合う会議が2015年6月12日、宮古市で開かれた。岩手県と沿線4市町、三陸鉄道は、JR東日本が示していた部分開通案ではなく、「2018年度までの全線一括開通」をJR東日本に要請することを決めた。
- 三陸鉄道の南北リアス線に挟まれた山田線の運休区間は三陸鉄道への運営移管が決まり、今年2015年3月、JR東日本が復旧工事に着手した。
- 2015年6月12日の会議では、部分開通の可能性を残しつつも、あくまで「2018年度を一つの目安に、1日も早い全線一括開通を目指す」とする方針で一致した。
- 部分運行の問題点として、CTC(列車集中制御装置)や各種計測器の整備に時間がかかり、安全が確保できない▽安全装置が未整備なままでは1両編成でしか運行できず、朝夕の通勤通学に対応する柔軟なダイヤ編成ができない▽まちづくりの途中で運行しても利用者が見込めず、三陸鉄道の経営にとっても好ましくない……などを挙げた。
- ただ、大平尚・岩手県政策地域部長は「こうした課題に解決の道筋が得られれば、部分開通も視野に入れて検討する」とした。
- 鉄道の復旧を前提に復興まちづくりを進める大槌町の碇川豊町長は「川の橋脚など難工事もあるが、早期全通の機運を高めていきたい」と話した。釜石市の山崎秀樹副市長も「復興事業に遅れが出てはならないし、ラグビー・ワールドカップの開催もあるので、沿岸の連携を強めたい」と鉄路復活に期待を込めた。
- 復旧工事ついに着工! - JR山田線沿岸部 - あきひこゆめてつどう|2015/03/07