東急の日比谷線のりいれ用18メートル車が池上線・多摩川線に

東京メトロの日比谷線(ひびやせん)と東武スカイツリーラインで相互のりいれしとる電車が18メートル車から20メートル車におきかわるってのは、まえのブログにかいたとおりだけど、じつは東急も以前は東横線(とうよこせん)が日比谷線と相互のりいれしとって、18メートル車をもっとった。

ほんで、きょうの話題はほの18メートル車を改造して池上線(いけがみせん)と多摩川線(たまがわせん)に投入するっていう話題だ。

池上線用東急1000系1500代 - 鉄道ジャーナル 2014.7月号
△ 池上線用東急1000系1500代 - 鉄道ジャーナル 2014.7月号

東急1000系を池上線むけに大改造(鉄道ジャーナル)
△ 東急1000系を池上線むけに大改造 - 鉄道ジャーナル 2014.7月号

東急1000系を池上線むけにおおはば改造

東急は日比谷線のりいれ用として使用しとった1000系を、池上線と多摩川線へ投入するために総合車両製作所で改造した。TACSを新設するなど、ワンマン運転用機器をとりつけ、制御装置などは7000系と同等のものに交換し、内装も7000系に準じて一新されるなどおおはばにてをいれ、車号が1500代へ変更された。

1本めは日比谷線のりいれ用の8両編成のうち、もと1号車(1003)、3号車(1203)、8号車(1103)から構成された1503-1603--1703の3両編成だけど、ほのままじゃ1M2Tとなるため、1503をもと2号車(1253)の機器により電動車化し2M1Tとしとる。中間者はパンタグラフシングルアームとし前后に2基装備、制御装置はIGBTVVVFインバーターとなり補助電源装置と一体化された。

客室内にくるまいすスペースももうけられ、ほのよこのまどはひかりをさえぎるタイプにかえられとる。客室内は化粧板が木目調にかわり、ロングシートのしきりがとりはらわれ、7000系同様の弧をえがくてすりをとりつけ、シート地はみどりいろのものにかえられた。また、外装は池上線7000系に採用されとる濃淡2色のみどりいろのおびをまく。

鉄道ジャーナル 2014.7月号

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東急は東横線田園都市線(でんえんとしせん)、大井町線(おおいまちせん)っていう幹線格の路線で20メートル車をつかっとって、支線格の池上線と多摩川線が18メートル車をつかっとる。ほんで、こんかいは東横線でいらんくなった18メートル車を池上線と多摩川線に投入せえってわけだ。

ところで池上線と多摩川線では、2008年から7000系っていうしんがたの18メートル車へのおきかえをすすめとっただけど、こんかいの措置は、おきかえる車両の一部を東横線から転用する18メートル車でまかなうことにしたってことだね。

池上線 7000系車両 正面 (MSN産経ニュースより)
△ 池上線 7000系車両 正面 (MSN産経ニュースより)

東急 池上線・多摩川線 路線図 (あきひこ)
△ 東急 池上線・多摩川線 路線図 (あきひこ)

東急っていうとべんとうばこみたいなあじけない電車がいっぱいはしっとるなかで、池上線と多摩川線に限定とはいえ、7000系みたいなあったかみのある電車がはしりはじめたことをよろこんどっただけど、こんかいはほのよろこびにちょっとみずをさす話題だった。


(さんこう)