高級住宅街の田園調布(でんえんちょうふ)から羽田空港にいくのにこんなにおおまわりしてかにゃいかん。おんなじ大田区(おおたく)なのに。
ってことで、大田区がかんがえたのがこの蒲蒲線(かまかません)。東急の多摩川線と池上線がのりいれる蒲田と、京急本線から空港線が分岐する京急蒲田をむすんじゃわあって作戦だ。京急が標準軌、東急が狭軌っていうこえがたいかべがあるだけど、こいつはフリーゲージトレインで解消するつもりらしい。ただ、ほいつは時間がかかるで、とりあえずは東京オリンピックのまにあわせで、2020年までに東急を蒲田から京急蒲田までのばすかんがえらしい。
あさひのきじから
- 京急の京急蒲田駅と東急の蒲田駅をつなぎ、羽田空港と渋谷方面を直結する新線「蒲蒲線(かまかません)」について、ぢもとの大田区は2015年1月19日、東京オリンピック開催時の2020年中の暫定開業をめざす方針をあきらかにした。ふたつの鉄道はレールはばがちがうため、現在走行実験中のフリーゲージトレインの導入をもとめていく。
- 太田区内であった整備促進区民協議会で説明があり、松原忠義区長は「東京圏全体に貢献する事業。実現には大田区だけでなく沿線の自治体のちからが不可欠だ」ってのべ、はばひろい協力をうったえた。
- 羽田空港とむすぶ京急の京急蒲田駅と、渋谷方面につながる東急の蒲田駅とのあいだは800メートルはなれとる。このため、大田区西部の田園調布や世田谷区方面から鉄道で羽田空港にむかうには、複数回ののりかえを要する。
- 大田区がしめした構想案によると、両駅をふくむ京急空港線と東急多摩川線の3キロを地下化して直結。はやきゃ2020年中までに多摩川線から京急蒲田駅までを暫定開業し、フリーゲージトレインの実用化がみこまれる2024年中に全線開業する計画だ。全線開業すると、田園調布から羽田空港への所要時間は半分に短縮する。
- 大田区の交通企画担当は「国土交通省の交通政策審議会が2015年度中に答申をとりまとめる新線計画で、優先順位がたかくなるようはたらきかけをつよめる」ってしとる。ただ、完成にはすくなくとも1千億円以上かかるってみられ、大半がくにと自治体の負担になる。採算についてもきびしい意見がでとる。
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まあ、京急蒲田駅の大改良とか、京急が苦心さんたんしてきずきあげてきた「都心-羽田」直結線を、ほんなにやすやすとほかの鉄道事業者につかわせるわけないわさ。おまけに、こっちはとうのむかしに標準軌に改軌しとるのに、むこうは旧態依然とした狭軌っていうじゃあぜんぜんおはなしにならんて。
(さんこう)