郊外線と市内線の結節点。ほれが押切のえきだった。1941年の名鉄の名古屋えきまえのりいれで郊外線の起点としての機能をうしなった。いまでもなんかのこっとるか。したしらべもなくいってみた。
◇ ◇
じょうしん
地下鉄を浄心(じょうしん)でおりて地上にでる。あめんなか、てきとうにあるいて西区役所をめざす。西区役所のとこに押切のえきがある地図をどっかでみたでだ。やっとのことで西区役所にとうちゃく。うけつけのおねえさんに押切のえきがあったばしょをたずねるも、はあ?ってかんじで要領をえん。区役所なのになんちゅうことだってちょっとはらだたしかったけど、かんがえてみや75年もまえのはなしだ。わがあんじょうで名鉄あんじょう支線のあとおしえてくださいっていわれて、どいだけのひとがこたえれることか。きをとりなおして、そとにでて自力でさがすことに。この天気でやっとのことつかまえたおじいさんにきくと、「あー、むかしの西区役所のとこだよ」とのこたえ。西南に600メートルぐらいのとこにあるとのことで、また、あめんなかとぼとぼとあるいていく。西区役所の面するおおどおりから、まあ1本にしのおおどおりまででて、ほっからみなみにちょこっといく。
おしきりきた
押切北っていう交差点まできた。ほれらしいふんいきがある。
市バスの押切町バス停ってのもある。鉄道のえきがこのバス停にかわったのか。
みなみをみると、とおくに摩天楼がみえる。けっこう名駅にちかいじゃんか。
にしにはいっていくみちは、なんだかふぜいがある。あとでしらべたところ、これが美濃路だった。
でも、えきのあとらしいもんもみあたらんし、むかしの西区役所のばしょもようわからん。あめんなか、とおりかかるひともすくなく、やっとのことでむかしをしるおばさんから、「えきがあったことはしらんけど、むかしの西区役所ならまあちょっとみなみにいったあのへんですよ」っておしえてもらう。
おしきり
まあちょっとみなみにいって、押切交差点のへんまできた。交差するのは一宮から岐阜までいく幹線道路の国道22号線。
おおどおりからちょこっとこみちにはいったとこに、ふるいたてものを利用した喫茶店を発見するも、やっぱり、むかしの西区役所も押切のえきのあともわからず。ひとにきくにも、この天気じゃだあれもきそうにない。あきらめて、市内線がはしっとったはずのこのとおりを、みなみにむかってあるく。ちなみに、さいしょ浄心で地下鉄おりただけど、このへんって、ひとつてまえの浅間町(せんげんちょう)からちょこっとにしっていうとこにあるだよ。余分に地下鉄のったわ。
きくいちょう
さて、菊井町交差点まできた。名鉄がのりいれをゆるされとった市内線はこっからひだりにクランクして柳橋までいくだけど、路面電車網自体はこっからまっすぐ名駅にもむかっていっとっただよ。市内線とわかれて、さらにみなみにむかう。
ちょっといったとこで、ひだりに円頓寺(えんどうじ)商店街のいりぐちがある。むかしはにぎやかだったっていうこの商店街。路面電車で名古屋のどこにでもいけるし、郊外線に直通する市内線にのやあ、一宮にも津島にも犬山にも、はては富山にまでいけただよな。交通の利便とまちのにぎわいは一体のもんだ。
すすむにしたがって、とおりの左右もにぎやかになってくる。かなり名駅もちかづいた。
なごの
とおりがふたまたとなる那古野(なごの)交差点までくると、摩天楼がこっちにおおいかぶさってくるみたいにみえる。ふたまたのねもとのとこにあったビル1階の喫茶店でいっぷく。体力を回復したとこで、ふたまたをひだりにすすみ、しばらくいったとこであたった桜通から名駅地下街にはいる。
めいてつなごやえき
地下街をとおって名鉄名古屋駅にとうちゃく。
(164014 名鉄名古屋駅=おりぐち)(164131 正面かいさつぐち)
すぐにかいさつをはいって、かえりの電車にのった。
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(さんこう)
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