2010年 10月 31日、岡崎の 「まちバス」に のって きた。岡崎市の コミュニティー バスだ。
碧海古井 13時 25分 発の ふつうに のって、新安城で また ふつうに のりかえ、13時 43分 岡崎公園前 着。
改札から すぐ そこに まちバスの 中岡崎バス停が みえる。
名鉄 名古屋本線 岡崎公園前と 愛知環状鉄道 中岡崎は のりかえ駅で、まちバスは 愛知環状鉄道の ほうの なまえを とって、バス停の なまえに しとる。
ここ 中岡崎バス停を 起点に、岡崎の コミュニティーバスで ある まちバスは はしる。鉄道の 駅と 接するのは ここだけで、こっから 岡崎の メイン ストリート 康生 (こうせい) どおりを ひがしに すすみ、岡崎げんき館までを 往復するのが 東西 コースだ。中岡崎 発の 時間で、7時 55分から 18時 20分までの かん、30分 おきに 運行される。バスは ふつうの バスより こぶりで、座席の かずも 10人分より ちょっと おおい ぐらいか。たちきゃくを ふくめても、乗車 定員は 40人に みたんと おもわれる。運行は 名鉄バスに よる。
13時 50分、発車。乗客は おれと まあ ひとりで ふたり。途中で ひとり のって きて 3人に なったけど、ひとりが 終点の まえの バス停で おり、おれと まあ ひとりは 終点で おりた。
発車して すぐ、おりる ときには 「のりつぎ券」を もらえとの アナウンス。まちバスは 1日 200円で のりほうだいなだけど、最初に のった バスを おりる ときに 200円を はらって、その ときに この のりつぎ券を もらっといて、あとは そいつを みせや のりほうだいって ことに なるだ。のりつぎ券を もらいそびれると、また つぎに のる ときに おかねを はらわんと いかんく なる。
岡崎公園の まえを すぎ、とおりから ちょっと はいって 図書館交流プラザバス停に 到着。ここで ユーターンして また とおりに もどる。また、ここは 南北 ルートの 起点でも ある。南北 ルートは、図書館交流プラザ 発の 時間で、8時 3分から 18時 33分までの かん、30分 おきに 運行される。
なお ちなみに、図書館交流プラザとは 岡崎市の ほこる 最新鋭 図書館 りぶらの ことだ。
さらに 康生 どおりを ひがしに すすみ、名鉄の 路線 バスと 並走する シーンにも でくわす。
しばらく して、康生 どおりから うらみちに はいって 市役所バス停に 到着。ここが 南北 ルートの 終点に なる。
いったん 康生 どおりに もどって、また すぐ うらみちに はいって、終点の 岡崎げんき館バス停と なる。14時 10分、ほぼ 定刻 どおりに 到着。岡崎げんき館は 市民 病院の あとちに できた 市の 施設で、バス停は たてものの すぐ よこに ある。メイン ストリートを はしる 路線なのに、乗客が 3人しか なかったってのは ちょっと さびしい。
わすれずに のりつぎ券を うけとる。これで はれて 1日 のりほうだいだ。
みぎはしの エコシールを あつめて 市役所に もって いくと、なんか 環境に いい グッズと かえて くれるらしい。ほかに 「まちバス乗車券サービス店」で 一定 金額 以上の かいものを すると、つぎの まちバス 利用が ただに なる 券も もらえるらしい。要は 商店街に かいものに いくのに、バスなら ただで いけるよ!って ことだ。
しばし 岡崎げんき館の 付近を あるきまわると、康生 どおりがわに 名鉄の バス停を 発見。
30分に 1本の まちバスより 本数は おおく、名鉄 電車と 共通の トランパスも つかえたり するので、こちらの ほうが 利用は おおそうだ。なんにんか バス まちの ひとも おった。
ふたたび まちバスの 岡崎げんき館バス停へ。じきに やって きた バスから おりたのは わずかに ひとり。14時 47分に 発車した ときも のったのは おれ ひとり。
バスの なかの 電光 表示板では、通常の いきさき 案内の ほかに、ときおり 「沿線 商店街からの おしらせ」が ながれる。これも 商店街 振興策の ひとつだ。
14時 53分、市役所バス停で 下車。
すでに 南北 ルートの バスが 待機しとる。
「バス」とは いっても ワゴン車だ。たちのりは しようも なく、座席数 12が そのまま 定員だ。電光 表示板も 東西 ルートの バスの ような おおきな ものでは なく、いきさきだけが 表示される ちいさな ものだ。
15時 ちょうど、市役所バス停を 出発。乗客は 4人。ふたりづれの わかい おんなの ひとも のっとる。車内の 表示で、この 南北 ルートも 名鉄の 運行で ある ことを しる。
康生 どおりがわに でて すぐ きたに 進路を かえ、ほそい みちを どんどん すすむ。やっぱり ワゴン車なので、バスより のりごこちは わるい。
梅二公民館前バス停、梅園小学校東バス停と ひとりづつ ひろって、乗客は 6人に なる。
しばらく すすみ おおどおりに でると、にしに むきを かえる。稲熊町二丁目バス停で ふたり おり、ひとり のって、乗客は 5人に なる。
また ワゴン車は みなみに むきを かえる。これも ひろい みちだ。石神橋バス停で ひとり おり、伊賀南町バス停で 老夫婦が のり、乗客は また 6人に なる。
右折して ほそい みちを 西南 方向に すすむ。六供新町バス停で ふたりが のり、これまで 最多の 8人に なる。車内は かなり 密に なる。
ちいさいけど 名鉄の 路線バスと おもわれる バスと すれちがった、西六供南町バス停の へんで さきほどの 老夫婦が おりようと する ときに 事件が おきる。運転手さんが バス停を とおりすごしちゃっただ。つぎの バス停で おろされる とき、おばあさんの ほうに 非難された 運転手さんが あやまっただけど、ほかの ひとりの おとこの 乗客から あやまりかたが なってないとの こえが でる。運転手さんが むっと して、あやまりましたよと いうと、「あやまりかたに 誠意が ない。ちゃんと あやまれ!」との 罵声が とぶ。
乗客 6人と なった 車内の 空気が、一気に わるく なる。せばい ワゴン車だで なおさらだ。こころなしか、運転も あらく なった みたいだ。
また おおどおりに でて、南下。罵声を あびせた さっきの おとこの ひとが 本町バス停で おりる。これで 乗客は 5人に。運転は まだ あらい。シビコ北バス停では 3人 おりて 乗客は ふたりに。
ワゴン車は ぎゅんぎゅんと いそいで、15時 23分、終点の 図書館交流プラザバス停に 到着。
ここで また ハプニング。まあ ひとりの ひとに つづいて おりようと した とき、なんと ドアが しまりかけるじゃんか。運転手さんは まったく おれに きづいとらん! あやうく ドアに はさまれて そのまま ひきずられて いきそうに なった。とおり いっぺんに あやまった だけの 運転手さんは、ワゴン車と ともに 疾風の ように さった。なにを そんなに いそいどったのか。
さっきの おとこの ひとには、そこまで 罵声を あびせんでも いいじゃんかと おもっただけど、やっぱり ワゴン車の 運転手さんは 尋常の 運転じゃ なかった。もちろん、おりる 直前まで 用意しとった 運転手さんへの ねぎらいの ことばも ふっとんだ。
ここで また 東西 ルートに のりかえる。
バス停の 「西行き」「東行き」の 表示は 直感的に わかって、とても いい。ただ、「東行き」は りょうほうの ルートで おなじ なまえに なっちゃっとるので、南北 ルートの 「東行き」は 「きたまわり ひがしいき」と した ほうが まちがいが なくて いい。
すぐに きた 15時 31分の 「西行き」に のる。乗客は おれが のって 4人だ。
竜城橋西バス停で ふたりを おろし、終点の 中岡崎バス停で おりたのは おれを ふくめて ふたり。
まちバスが 軌道に のるのは まだ さきだ。
(さんこう)