JR西日本 宝塚線 脱線 事故の はつ 公判

12月 21日、JR西日本 宝塚線 脱線 事故の はつ 公判が 神戸 地裁で あっただけど、被告で ある JR西日本 前 社長 山崎正夫 被告の 意見 陳述などを ひろって みた。

【山崎正夫 前 社長の 意見 陳述の 要旨】

  • ご遺族の みなさま、おけがを された かたがたには、ただただ ふかく おわび もうしあげる ほか ございません。
  • 「あえて ATSを 設置せんかった」との 検察官の きめつけに たいし、非常なる ショックを おぼえて おります。
  • 「努力 なくして 安全なし」を モットーに はばひろく 安全 推進の とりくみを して きましたけど、どれほど かんがえを めぐらしても、ATS 設置の 必要性に きづく ことは できんかったと もうしあげざるを えません。
  • この 裁判に おいて、承知しとる 事実と みずからの 認識を つつみかくさず、すべて あきらかに して まいる 所存で あり、事実を あきらかに して いただく ことが、おおくの ご被害者や ご遺族の みなさまの ねがいでも あると しんじて おります。

【山崎正夫 前 社長の ひびの ようす】

  • 嘱託 社員と して、JR西日本 本社 ビルの 1室に まいあさ 出勤。
    事務 づくえと 応接 セット、裁判 関係の 資料が おさめられた ほんだなが ある だけの ひとりだけの 空間で、弁護士からの といあわせの 電話を うけたり、裁判で つかう 資料を まとめたり して すごしとる。
  • ほかの 時間は、事故 当時の 安全 対策の 責任者と して、犠牲者の はか まいりや 遺族宅の 訪問に あてとる。
    のべ 100人 以上の 遺族に あい、おわびを かさねて きた。
    つき 命日には かならず 事故 げんばを おとずれ、犠牲者を 追悼しとる。
  • 2009年 7月に 在宅 起訴されて 以降、健康 状態が すぐれん。
    法廷に たつ ことを かんがえると なかなか ねつけず、睡眠薬が てばなせん。
    また、本社の 医務室で、定期的に カウンセリングも うけとる。

【弁護 がわ 冒頭 陳述の 要旨】

  • 単純 曲線に プロの 運転士が 制限 速度を おおはばに 超過し 突入する ことは ほとんど 想定されず、鉄道 業界では 単純 曲線が とくに 危険だとの 認識や、ATSの 整備で 脱線 転覆 事故を 防止すべきだとの 規範 意識が めばえる 客観的 状況には なかった。
  • 事故 直後の 調査 結果でも、2005年 4月 ごろに 単純 曲線に ATSを 整備しとった 鉄道 事業者は そうとう 少数だった。
  • 本件の ような 半径 300メートル 以下の 曲線は、JR西日本 管内の 単純 曲線に かぎっても 約 2,100か所 あり、半径 それ 自体を もって、本件 曲線が とくに 危険とは とうてい いいえん。
  • 本件 当時、被告に かぎって 本件 曲線の 危険性に 現実的 認識を もち、それを 放置したと いう 立論は 刑事 責任を とわんが ための 空論で あり 失当だ。

おれも、裁判所には 事実を あきらかに して ほしいと おもっとる。



(ねたもと、さんこう)