尼崎のJR宝塚線脱線事故げんばの保存施設について、JR西日本が遺族にたいして最終案をだしたげな。にっけいの記事をみてみる。
【尼崎脱線げんば、運転士にみえるよう保存 - JR西日本が最終案】
- 乗客ら107人が死亡した2005年4月25日のJR宝塚線脱線事故で、JR西日本は2014年11月29日、兵庫県伊丹市で遺族や負傷者むけの説明会をひらき、事故げんばの最終的な保存案をしめした。電車が衝突した9階だてのマンションを4階までのこし、運転士の安全意識向上のため線路がわのかべの一部を透明ガラスにする。JR西日本は遺族らの意見をふまえ、らいねん2014年のはるまでに整備計画を決定する方針。
- 最終案によると、マンションは衝突の痕跡がのこるきたがわを4階部分までのこし、みなみがわにむかって階段状にひくくしてたてもの全体をやねでおおう。慰霊碑も建立。献花台のよこにいしぶみをおき、事故内容をしるすとともに、遺族から了解をえれや犠牲者の氏名をきざむ。2018年度中の完成をめざす。
△ 尼崎脱線事故げんば保存施設(2014.11.30 日テレニュース) - JR西日本は2014年7月、保存案を遺族らに説明。このさい、マンションがかべでおおわれ、「運転士から一瞬しかみえん」などと批判のこえがあがり、計画をみなおして線路がわのかべの一部を透明にするなどした。
- JR西日本の真鍋精志社長は説明会のあとにひらいた記者会見で「事故からかなりの年月が経過しており、事故げんばをこのままにしておけんっていうつよいきもちをもっとることを参加者につたえた。1日もはやく慰霊にふさわしいばしょに整備したい」ってはなした。
- 遺族らからは「納得できる」との意見のいっぽう、マンションの全面保存をうったえるこえもあがった。当時18才の次男をなくした神戸市北区の上田弘志さん60才は「げんばのマンションをすべてのこさにゃ事故が風化しちゃう。ことばや写真だけでは悲惨さがつたわらん」ってはなした。
- マンションは事故のあとにJR西日本がかいとり、現在は住人はおらん。げんば周辺の土地も取得し、まあはい研修室や駐車場などを整備しとる。
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事故をおこした運転士は死んじゃっとる。いまこの区間を運転するのは、なんのとがもない運転士さんたちだ。まいにちこんなものみながら運転するなんて、精神衛生上よくないじゃんか。運転士さんには、まっときもちよく運転してもらわにゃ!
(さんこう)