参宮線 (さんぐうせん)

参宮線って いっても ぴんと こん ひとが おおいと おもう。松阪 (まつさか)から 紀勢線 (きせいせん)で みなみに ちょっと いった とこに、多気 (たき)って いう 駅が あって、ほっから ひがしに 分岐して、伊勢市、二見浦 (ふたみのうら)を 経由して 鳥羽に いたる 単線 非電化の 線だ。


参宮線 路線図 (あきひこ)
参宮線 路線図 (あきひこ)

参宮線

  • 多気−鳥羽間 29.1km
  • 軌間 1067mm (狭軌
  • 全線 単線 非電化



伊勢市や 鳥羽って いうと ふつうは 近鉄で いく とこで、ほの かげに かくれとるのが 参宮線だ。ほんな 参宮線が 去年 全線 開業 100周年を むかえた。


110711 参宮線 全線 開業 100周年の ポスター
参宮線 全線 開業 100周年の ポスター
(2011年 7月 11日 安城駅)

参宮線の 歴史 (ウィキペディア)

  • 1893年 12月 31日
    • 参宮鉄道に より 津−相可 (いまの 多気)−宮川 (伊勢市の ふたつ てまえ)間が 開業。
  • 1897年 11月 11日
    • 宮川−山田 (いまの 伊勢市)間が 延伸 開業。
  • 1907年 10月 ついたち
    • 参宮鉄道が 国有化。
  • 1909年 10月 12日
    • 国有 鉄道 線路 名称 制定に より、亀山−山田 (いまの 伊勢市)間が 参宮線に なる。
  • 1911年 7月 21日
    • 山田 (いまの 伊勢市)−鳥羽間が 延伸 開業し 全線 開業と なる。
  • 1956年 10月 15日
    • 六軒 (松阪の きた) 構内で 列車 脱線 事故 (六軒 事故)が 発生。死者 42名、負傷者 94名。
  • 1959年 7月 15日
    • 亀山−多気間が 紀勢線に 編入され、多気−鳥羽間 のみが 参宮線と なる。
  • 1987年 4月 ついたち
    • 国鉄 分割 民営化に より JR東海に 承継。
  • 1991年 3月 16日
    • 前年に 運転を 開始した 快速 みえが 鳥羽まで 運転 区間を 延長。



列車 運行 本数は やっぱり おおく ない。


参宮線 列車 運行 本数 (えきから時刻表) (2012年 9月 18日 現在)

  • 多気駅 くだり 伊勢市、鳥羽 方面 〔平日〕 〔土休〕
    • 1日 35本 (うち 快速 みえ 13本) (平日、土休とも)
  • 鳥羽駅 のぼり 伊勢市、多気 方面 〔平日〕 〔土休〕
    • 1日 24本 (うち 快速 みえ 12本) (平日、土休とも)

「1日の 列車 運行 本数が くだりで 35本、のぼりで 24本」を いいかえると、「くだりが 1時間に 2本 ぐらい、のぼりが 1時間に 1、2本」って いう ことに なって、ライバルの 近鉄とは くらべるべくも ない すくなさだ。




ところで スピードは どうか。紀勢線 区間を ふくめた 津−鳥羽間の ものを、ライバルの 近鉄と くらべて みる。


津−鳥羽間 スピード くらべ (2012年 9月 18日 (平日)の データ)

  • JR東海紀勢線参宮線
    • 津 12:29 → (快速 みえ*1) → 13:21 鳥羽
      〔56.1km、52分、64.7km/h、1,260円*2
    • 津 12:35 → (ふつう*3) → 13:57 鳥羽
      〔56.1km、82分、41.0km/h、950円〕
  • 近鉄 (名古屋線、山田線、鳥羽線
    • 津 12:00 → (近鉄 特急*4) → 12:49 鳥羽
      〔53.8km、49分、65.9km/h、1,700円*5
    • 津 12:26 → (急行*6+ふつう*7) → 13:24 鳥羽
      〔53.8km、58分、55.7km/h、830円〕

うん、快速 みえの 健闘が ひかる。


標準軌を はしる 近鉄 特急が 表定 速度 65.9km/hなのに たいして、狭軌を はしる 快速 みえも これと ほとんど かわらん 64.7km/hだって いうだでね。


まんだ 1時間に 1本しか ないとは いえ、快速 みえを 投入して 近鉄への 反撃を はじめた 参宮線だ。




(さんこう)

*1:名古屋 発 鳥羽 いき

*2:ふつう 料金 950円+特別 料金 310円

*3:亀山 発 鳥羽 いき

*4:近鉄名古屋 発 賢島 いき

*5:ふつう 料金 830円+特急 料金 870円

*6:近鉄名古屋 発 宇治山田 いき

*7:白塚 発 賢島 いき