山田線ってっても伊勢中川(いせなかがわ)と宇治山田(うじやまだ)をむすぶ近鉄の山田線じゃなくて、岩手県にあるJR東日本の山田線だ。この山田線は盛岡(もりおか)と釜石(かまいし)をむすぶ全長 157.5キロの路線なだけど、きょうの話題はこのうちの、2011年3月11日のひがしにほん地震からず~っと運行休止がつづいとる、沿岸部の宮古(みやこ)-釜石間 55.4キロについてだ。三陸鉄道の北リアス線と南リアス線をつなぐ路線でもある。
この山田線沿岸部の復旧について、「JR東日本がバス専用道方式での復旧を提案して、これをじもとが拒否した」ってとこまでは、このブログでもこれまでにかいたとおりだ。このあとだ。なんと、JR東日本が三陸鉄道にあげちゃうわ!っていいだしただ。じぇじぇじぇの展開っていっていい。三陸鉄道はきょう2014年4月むいかに全線復旧をはたしたとこ。
三陸鉄道にあげちゃうについて、JR東日本はつぎのとおり提案。
- JR東日本は線路や駅舎などの鉄道施設の復旧させたうえで、これを沿線4自治体に無償譲渡。列車運行については三陸鉄道へ移管。
- また、三陸鉄道が山田線沿岸部の列車運行をはじめてからのあかじも、JR東日本が10年分に相当する5億円を一時金としてしはらって、これを補てんする。
う~ん、三セク鉄道へのあかじ補てんってのは、ふつうは沿線自治体がやるもんなだけど、こんかいはJR東日本がやるってわけか。「復旧まではやるよ。ほんでほのあとのあかじ補てんも、一定年限分は沿線自治体になりかわってめんどうみてあげるわ」ってことだね。こんなにしてまでJR東日本は山田線沿岸部からてをひきたいだ。いまはこの一時金の額をめぐって協議中とのこと。
ようかんがえてみると、三セクになって不便になるのはじもとだ。料金はたかくなるわ、JRとの接続駅ではのりかえかいさつをとおらにゃいかんくなるわ、JRの特急券はかえんくなるわだ。
JR東日本がこんかいの提案をもちだしたのも、「三セクなら沿線自治体の支援がうけれるけど、JR東日本っていうくろじ企業のままじゃ沿線自治体の支援がうけれん」っていう制度のためだ。「鉄道事業者としてのあかじくろじをとわず、不採算区間を運行するなら、沿線自治体や所属の都道府県、くにが支援をする」っていうような制度にすべきだよ。
(さんこう)
- 三陸鉄道ついに全線復旧 - 2014.4.6 - あきひこ ゆめてつどう|2014/04/06
- 山田線運行移管支援拡充を示唆:朝日新聞デジタル|2014年4月4日16時30分
- 復旧后は10年分のあかじに相当する5億円の支援をしめしたけど、沿線自治体は支援が不十分だって指摘しとった。
- 山田線支援に柔軟姿勢 - JR東社長、3日の会見で|2014/04/04
- 三鉄移管、4市町村前向き:朝日新聞デジタル(岩井建樹記者、阿部浩明記者)|2014年2月12日11時24分 〔ねたもと〕
- 山田線、やっぱり バス 専用道 方式 (BRT)は 拒否 - あきひこ ゆめてつどう|2013/09/26