釧網本線(せんもうほんせん)のあらまし

札幌から374.5キロの網走(あばしり)。1日4往復の特急オホーツクで5時間以上かかる。札幌から348.5キロの釧路(くしろ)。1日6往復の特急スーパーおおぞらで4時間以上かかる。まあはいへとへとなだけど、この網走と釧路をむすぶのが全長169.1キロの釧網本線(せんもうほんせん)だ。網走ちかくはオホーツク海に面し、内陸部の沿線には摩周湖(ましゅうこ)や屈斜路湖(くっしゃろこ)、阿寒湖(あかんこ)なんかがある。単線非電化で最高時速は80キロ。

釧網本線路線図(あきひこ)

区間ごとの平日1日運行本数はつぎのとおり。最多区間でも1日9往復ってのはそうとうつらいね。

所要時間と表定速度はつぎの4本の列車でみてみた。表定速度は40キロ台后半から50キロ台ってとこで、まあ予想どおりで、所要時間は3時間以上かかる。

  • 網走 10:01 → (快速しれとこ) → 13:27 釧路
    〔169.1km、3時間26分、49.3km/h、3,670円〕
  • 網走 16:15 → (ふつう) → 19:53 釧路
    〔169.1km、3時間38分、46.5km/h、3,670円〕
  • 釧路 9:05 → (快速しれとこ) → 12:05 網走
    〔169.1km、3時間、56.4km/h、3,670円〕
  • 釧路 16:05 → (ふつう) → 19:21 網走
    〔169.1km、3時間16分、51.8km/h、3,670円〕

(さんこう)

  • 北海道)釧網本線の魅力、学生が発掘 - コンペで発表:朝日新聞デジタル|2014年12月9日03時00分
    • 道東の釧路と網走をむすぶJR釧網本線(せんもうほんせん)の鉄路と沿線のあたらしい魅力について、学生の視点から発信せえっていう発表会が2014年12月なのかに釧路市であった。釧路公立大学北見工業大学東京農業大学の学生8くみが、沿線を散策してたのしんだたべものや物産、けしきなどを紹介した。
    • 発表会は「大学生による釧網本線の魅力コンペ」って題し、釧路公立大学地域経済研究センターでひらかれた。
    • 道外から進学した学生は、はたけのなかにホームだけがぽつんとあるえきに「なんにもないけれど、1時間ぐらいかぜにふかれてみるのもいい」単線でワンマン車両1台がはしる鉄路については「とてもちいさい車両」などと感想をいだいた。また、道内出身の学生も、沿線を「再発見せえ」と、それぞれにえきからあしをのばし、まちを取材した。
    • コンペで最優秀にえらばれたのは、釧路公立大学4年の青柳直樹さんら5人のくみがまとめた「素敵(すてき)な選MOUSEN(センモウセン)」。塘路(とうろ)えきまえの喫茶にあるエゾシカバーガー、釧路湿原駅周辺の散策路、おしゃれな摩周駅などを紹介しながら、それぞれのうたい文句もつくり、「あなたがえらぶえきは」などと乗車をすすめるもの。
    • 青柳直樹さんは「『あたらしい魅力の発信』がテーマだったで、じっさいにいってからみつけたところを紹介した。かたぐるしくせず、たのしくおもしろいってかんじることをつたえたかった」ってはなした。
    • このほか、「釧網本線にのろまい!」って題して網走-緑間を散策した内容をまとめた東京農業大学のくみ、浜小清水駅(はまこしみずえき=網走から20.1キロ)周辺のいちごのあまみや海賊カレー、海鮮風スープのラーメンなどを紹介した北見工業大学のくみが優秀作2点にえらばれた。
    • 魅力コンペを企画したのは、着地がた観光魅力づくり推進事業にとりくむ釧網本線利活用推進協議会(会長=佐野修久〈のぶひさ〉釧路公立大学教授)。こんご、釧網本線の魅力をつたえる宣伝冊子づくりにやくだてる。
    • 佐野修久会長は「学生らしい視点、こまやかな視点で、きづかんかったものをおしえてもらった。写真やうたい文句もすばらしい。情報発信の提案もあり、いい発表だった」ってはなした。
  • 摩周湖とか、この線にのってくだ|いわせあきひこ|フェースブック|2014年12月12日 0:35 〔ついか〕
    • (この路線のことを、さいしょ「くんもうほんせん」ってよみまちがえとった)