きのうのゆうがたメ~テレでやっとるの、たまたまみたよ。できたのしらんかっただけど、明知鉄道の「もりの列車カフェ」ってのがえらい人気だげなね。
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明知鉄道ではかんてん料理がいっぱいたべれる。じねんじょ列車やきのこ列車っていう食堂列車をはしらせとるなかにかんてん列車もあって、うつりかわる車窓のふうけいをたのしみながらかんてん料理がたべれる。ほいから、終点明智駅よりちょっとてまえの山岡駅のすぐよこにはかんてんかんっていう施設があって、ほこでもかんてん料理がたべれる。ほいで、第3弾がこんかいだ。かんてんかんのとなりにながくおいてあったアケチ1号を改装して、ことし2016年7月15日に「もりの列車カフェ」として開業しただけど、ここで提供しとるのが「もりの列車弁当」で、これがじつはかんてん料理なだ。うん、予約殺到ってかいてあるね。いごく列車のなかでたべるのもいいけど、とまっとる列車のなかでたべるのもいいだ。
かんてんは山岡駅を中心駅とする旧山岡町の特産で、これをいかした料理をつくりだして、明知鉄道沿線をおとずれるひとたちに提供することにしたもんだ。いや、うみでとれる海藻が原料のかんてんが、なんでこんなやまがの特産なのかはふしぎなだけどね。
もりの列車弁当はこんなかんじで、のりまきもいなりもなかにつまっとるのはすしごはんじゃなくてかんてん。一見、なにこれってかんじだけど、これがわるくないだよ。中華だいすき人間の筆者でさえ、いや、いいじゃんかっておもったぐらいだ。
もりの列車カフェにつかわれることになったアケチ1号は1985年の明知鉄道開業時に導入された車両で、当時をなつかしんでやってくるひともおるのかな。テレビじゃあ、これにのって高校にかよっとったっていうもとJKもでとったよ。
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日常生活につかえてこその鉄道だっていうのが筆者のおもいで、こういう、たべもんできゃくよせをするようなやりかたにはあんまり賛成じゃなかっただけど、これまでの明知鉄道のやりかたをみとると、どうもこれが成功しとるじゃないかなってきがしてきた。明知鉄道の沿線はやまざとだ。とちゅう、おんな城主で有名な岩村城や温泉があったり、終点明智駅には大正村のまちなみがあったりする。ほういう、いわゆる観光地を列車でおとずれるひとたちを、特産品をいかした料理でもてなすのもありかなって。また、ぎゃくに料理をめあてにきたひとたちを沿線の観光地にいざなうこともできるのかなって。
(さんこう)