JR東海だけかやのそと - 豪華漫遊列車

JR東日本には四季島(しきしま)がある。JR西日本には瑞風(みずかぜ)がある。JR九州にはななつぼしがある。JR東海だけかやのそとだ。ちゅうにちにつぎのようにのっとった。

JR各社の豪華漫遊列車(ちゅうにち) 480-590
△ JR各社の豪華漫遊列車(ちゅうにち)

豪華列車ブーム完全無視「ほんなの関係ねえ」 - 独自路線のJR東海「輸送重視」

(ちゅうにち - 2017年9月3日)

  • 全国のJR各社が豪華寝台列車を次々と導入し、客室のひのき風呂や一流シェフが振る舞うコース料理など、個性あるサービスが大きな話題を呼んでいる。そんな中、鉄道業界で純利益トップのJR東海は、豪華寝台列車について「全く検討していない」(柘植康英社長)と独自の路線を貫いている。飛騨高山や伊勢志摩など国内外に人気の観光地を管内に抱えているのに、どうしてなのか。
  • そもそも…周遊不向きな路線網
  • 「魚の骨」型
    • ブームになりつつある豪華寝台列車だが、JR東海は静観している。柘植社長は2017年6月の定例会見で「当社のビジネスの中心は東京、名古屋、大阪間の大動脈輸送だ。豪華列車は考えていない」と述べ、他社と一線を画す立場を強調した。
    • 背景には「フィッシュボーン(魚の骨)型」と呼ばれる路線網がある。東海道新幹線という「背骨」に向かい、中部地方の各地から「細い骨」のように在来線が伸びる形をしているからだ。このため、他社のように路線を周遊して観光地を巡るルートの設定がそもそも難しいという。
    • 鉄道経営の基本姿勢の違いもありそうだ。新幹線の食堂車の廃止など、民営化后に徹底した合理化を進めてきた葛西敬之名誉会長は今年2017年3月、豪華寝台列車について「鉄道はあくまで交通手段。鉄道に乗ること自体を目的にする人たちのために、鉄道を整備することはない」と語っていた。
  • 期待の声も

◇            ◇

う~ん、鉄道にのること自体を目的にするひとたちのために、鉄道を整備することはない、、、か。でも、たびのたのしみをもたらしてくれるのも鉄道の重要なやくめだっておもうだけどね。

当社のビジネスの中心は東京、名古屋、大阪間の大動脈輸送だっていっとるのも、要は出張で新幹線をつかってくれるビジネスマンだけを対象に、東京にぶらさがって商売やっていくってことだよね。東海道新幹線山陽新幹線とのあいだでこそ相互のりいれしとるだけど、博多からむこうと東京からむこうにはのりいれえともしとらん。ほんとなら名古屋発で鹿児島中央いきとか仙台いき、函館北斗いきの新幹線があったっていいだよね。いや、要は相互のりいれをやると、ドルばこの東京-名古屋-大阪間のビジネスマン輸送を圧迫するってわけだ。JR東海が、JR西日本北陸新幹線米原接続を拒否したのもおんなじ理由だら。さらには京都接続さえ拒否して、ついにはJR西日本が京都-大阪間にまあひとつ新幹線をひくことになっちゃった。おかげで、おんなじ中部にあって、むすびつきのつよかった東海と北陸がひきさかれることになった。ほのうち東海道新幹線とばしで、にほんのせぼねは北陸新幹線まわりの経路になるじゃないかな。

とうぜん、JR東海は在来線にちからをいれることはない。名古屋近郊路線こそ速達化やひんぱつ運行をするようになったけど、名古屋から中部地方各地にむけての中距離輸送はワイドビューしなのワイドビューひだ、ワイドビュー南紀の現状維持にとどまる。東京には新幹線で2時間以内でいけるのに、金沢や高山、富山、長野、新潟、飯田、甲府、尾鷲にいくのにどいだけの時間がかかることか。そもそも国鉄民営化でJR東海の範囲をこんなにせばくしちゃったのが敗因か。

JR東海にまかせといたじゃあ、中部地方の鉄道網の発達はまったくみこめん。会社かえにゃいかんわ。


(さんこう)