松阪の駅弁やさんのおんな社長

松阪の駅弁やさんのおんな社長。やるきにみちとって、あいそがよくて、おまけに美人。おあいしたことはないけど、わがフェースブックともだちにもなってもらっとる。ほんな新竹浩子さんをインターネット記事で発見。

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三重の人気駅弁店の“名物社長”はもと女優

(デイリースポーツ - 2016.10.04)

  • 鉄っ子の間で知らない人はいないというほど人気の駅弁店が三重・松阪にある。創業1895年から続く「駅弁のあら竹」だ。百貨店などで開催される「駅弁大会」に出店するとすぐさま完売になるほど、グルメファンを魅了する。
    新竹浩子さん(デイリースポーツ)
    △ 新竹浩子さん(デイリースポーツ)
  • 「三重で唯一」の駅弁店あら竹には4代目の“名物社長”がいる。新竹浩子さんだ。「現場主義」をモットーに営業、製造、広報も勤め上げる敏腕社長。実は彼女、NHK大河ドラマに出演した経歴を持つ元女優なのだ。言葉や感情をたくみに操る女優を経験したことで「相手の心情をくみ取れるすべを持っている」と胸を張る。「言葉の裏にはその人の気持ちがある」と話すように言葉が与える影響が大きいことを誰よりも理解している。客と接する売り場では、「心がけを大切にしてほしい」とスタッフへの指導にも熱が入る。
  • 駅弁に使用される牛肉は松阪牛をはじめ、国産黒毛和牛のA4、A5ランク。米は三重県産のコシヒカリを使用。地元食材を愛し、一つひとつ手作りで添加物は不使用など味と質にこだわりを持っている。まさに「一弁入魂」。
  • 双葉社漫画アクションの人気連載「駅弁ひとり旅」と協力した「松阪でアッツアツ牛めしに出会う!!」(税込み1,400円)は社長発案。いかにも男メシを伺わせるパッケージで、内容も充実している。容器はヒモを引き抜き数分待つだけで出来立てを演出してくれる加熱機能式容器を使用。ツヤツヤ白米に色鮮やかな錦糸卵を敷き詰め、その上にはどっさりと黒毛和牛のロース肉が君臨する。飾り付けには花形にんじんとほうれん草。ふたを開けた瞬間のガーリックと牛肉の迫力ある香りとボリュームに圧倒された。加熱をすることで牛肉の美味しさが引き出され、いつでもアッツアツを味わえるのが特長である。
  • 匂いも気にならない。自社商品を食べていた時に思いついた女社長ならではの発見を駆使した。それが「ガーリックパウダー」。生のガーリックと比べ、乾燥し粉末にしたものははるかに匂いが少ないという点に着目。次の商品で使おうと完成したのが「松阪でアッツアツ牛めしに出会う!!」だった。食べ応えがあるだけでなく、「食べた后は女性も気にせずキスできますよ~」と陽気に語る社長がお茶目だった。
  • そんな新竹浩子さんの人柄はフェースブックでも垣間見える。毎日更新される自身のページには、もよおしの様子や、店を訪れた客との写真でいっぱい。ファンから寄せられる「いいね」やコメントで盛り上がりをみせている。また、客とつながるツールとして社長が立ち上げた“ファンクラブ”「あら竹駅弁友の会」は「入会手続き不要、あら竹好きであれば誰でも大歓迎」と門口を広くして受け付けている。記者も「あら竹駅弁友の会新聞記者部会女子部」の部長に任命された。三重出身、男社会で働く女性という共通点から入会を受け入れてくれた。“本当の友達”になった感覚に陥り自然と頬が緩んでしまった。
  • 多忙を極めながらも「お客さんの素直な言葉が聞きたい」という思いからネットでの交流や、売り場に立つこと、配達など全てにおいて全力を注ぐ努力家。社長でありながら店の電話対応もこなす。明るい声で迎えてくれる受付嬢のようだ。客だけでなく取引先、スタッフ、人という人全てとフレンドリーに接することが社長の活力になっているという。1日の睡眠は3時間。美しい容姿とは裏腹に美容にかける時間は24時間のうち数分だけ。「1日30時間あればいいですね」。どこまでも仕事人間なのである。
  • 「うちは地方の小さい駅弁屋」と謙遜するが、社長というスパイスが駅弁により一層うまみをもたらし、人々を引きつける魅力になっていることは間違いない。誰よりも努力をして築き上げた駅弁屋の成長が三重に光を注ぎ込んでいる。
    【人生】三重の人気駅弁店の“名物社長”はもと女優/オピニオンD/デイリースポーツ(疋田有佳里さん)|2016.10.04

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ひとというひとすべてとフレンドリーに接する、、、か。すばらしいことばだよね。いや、新竹浩子さんのフェースブック投稿をみとっても、ほういう姿勢はひしひしとつたわってくるだけど、なかなかできることじゃないよね。これからも応援するよ。


(さんこう)

  • 新竹浩子さん|フェースブック
  • ワイドビュー南紀3号にのって - 2017年8月16日 - あきひこゆめてつどう|2017/08/23
    • 11時16分、ひだりにそう近鉄の複線をみながら、松阪(まつさか)にとうちゃく。この松阪のえきも津のえきにおなじくくさぶかいだけど、ホームにひとがいっぱいまっとる。ひだりに伊勢奥津(いせおきつ)いきふつうもとまっとる。7年の空白をへてよみがえったあの名松線(めいしょうせん)の列車だ。ほれと、有名なあら竹のえきべんもあるだけど、このえきにかぎらずホームにおりる時間はない(※ あら竹のえきべんは事前にたのんどきゃあえきでわたしてもらえることがあとで判明)。
  • あら竹さんが希望の園にえきべん♪ - あきひこゆめてつどう|2015/06/06
    • 松阪のしにせえきべんや、あら竹さんが、希望の園っていう障害者施設に「元祖特選牛肉弁当」50食をおくったげな。これは、アメリカにすむにほんじん鉄道ファンの寄付をうけてやっとるもんだげなけど、4代め社長の新竹浩子さんは「ふだんたびをせんひと、えきべんをたべんひとにえきべんをたべていただいて、たびきぶんをあじわっていただきたい」っていってみえる。いいはなしだね(^_^)
  • 名鉄電車と近鉄電車♪ - 名松線までのいきかえり - あきひこゆめてつどう|2015/05/03
    • 松阪のえきまえでは、わがフェースブックともだちのいとなむ「あら竹」っていうべんとうやさんの本店をたずねるも、ご本人不在。おいそが氏のようだ。
  • 紀勢線 写真展! (松阪ベルネット 18) - あきひこゆめてつどう|2013/05/11 〔※ 2009年に松阪ベルネットにけいさいしたものを、2013年にあきひこゆめてつどうにけいさいしたもの〕
    • 「一方、リアス式海岸と きりたった やまを ぬう ように はしる 紀勢線の 雄大な 車窓の 光景は、鉄道ファンに ねづよい 人気が ある。写真展は、この 人気に 着目した 駅弁販売 「新竹商店」(日野町)の 新竹浩子 社長らが、駅前の 振興策と して 企画した。」
    • 「新竹社長と 交流が ある 鉄道ファン 3人に 依頼して、この 10年間に 撮影した 50点を 40店の 店頭に かざった。あおく かがやく 熊野灘を せに はしる 特急 「南紀」を はじめ、大台町内の ちゃばたけや 宮川の 鉄橋を はしる ふつう列車 などの 写真が ならんどる。」
    • 「新竹商店では、3階に 「あら竹モー太郎ギャラリー」も 開設し、鉄道ファンら 8人が 撮影した 昭和 40年代 以降の なつかしい 写真 130点を 展示。30年 まえまで 活躍した けん引車 「DF50」や、荷坂峠を のぼる 往年の 特急などの 雄姿を たのしむ ことが できる。」
    • 「新竹 社長は 「ファンには たまらん 写真 ばかり。シニア 世代にも むかしを おもいだして もらえるのでは」と はなしとる。商店街の 展示は 7月 末まで。ギャラリーは 常設で、随時 見学できる。といあわせは 新竹商店 (でんわ 0598-21-4350)へ。」
  • 特急の 車内 販売、あしたで おわりだげな ~JR東海~ - あきひこゆめてつどう|2013/03/14
    • 「元祖特選牛肉弁当」は 松阪市の 新竹商店が 1959年の 紀勢線 全線 開業を 機に、ワイドビュー南紀の 車内で うりに だした もの。車内で 注文を うけ、松阪駅で あつあつの 弁当を とどけとっただけど、これも なくなる。
    • 弁当の うりあげは 10年 ぐらい まえの 1日 100個から 10分の 1に 激減したけど、新竹浩子 社長は 「出張や 旅行、帰省など おおくの 常連さんに 愛して もらっとる。ただただ ざんねん」と こえを おとした。