わがふるいのまちは西川(にしがわ)に法蔵寺(ほうぞうじ)ってあまでらがある。通称あんでらさん。
◇ ◇
ひがしむきに境内。
山門のみぎにおおきな観音像。けいとの帽子をかぶっとる。
山門をくぐってひだりに三十八観音堂。
みぎに地蔵堂。たちすがた、すわりすがたの地蔵さんとだき地蔵さんがまつってあるっていう。
本堂みぎてまえにこのてらをたてた石原三左衛門のいしぶみ。製糸業で財をなしたことに感謝して、また、つまをなくしたことに無常をかんじてこのてらをたてたっていう。
しょうめんに本堂。こそだて呑竜さま(どんりゅう)がまつってあるっていう。
本堂のえんがわにちいさなお地蔵さんたち。あんでらさんならではのやさしさをかんじる。
きたにめんするみちに三光山法蔵寺の寺号。
法蔵寺 (ほうぞうじ) |
浄土宗西山派(じょうどしゅうせいざんは) (西川) 明治年間、安城の町に愛三製糸(あいさんせいし)を設立した石原三左衛門(いしはらさんざえもん)が、製糸で財を成したことに感謝し、また 妻を亡くして無常を感じ、1901年に建てた尼寺です。京都で廃寺となっとった法蔵寺の名を受け継いでこの寺を興しました。 本堂には、子育て呑竜(どんりゅう)さまがあ ります。 |
法蔵寺の地蔵 | 本尊は立ち姿(立像)のお地蔵さまです。もとは、ゆたか保育園の正面あたりにありましたが、1935年頃、法蔵寺境内に移されました。 座り姿の小さいお地蔵さまもあり、村人が困ったときに座ったまま両手で持ち上げて、占いをする「抱き地蔵」も共にまつられております。 |
〔2023年9月みっか訪問〕
【三河寺院紀行にみる西川のあんでらさん】
【愛知県歴史全集寺院編にみる西川のあんでらさん】
【西川のあんでらさんの本堂のなか】