西川のあんでらさんこと法蔵寺のことが愛知県歴史全集寺院編って本にのっとる。
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三光山法蔵寺
市川霊光尼
安城市古井町西川37、40
0566-75-2394
浄土宗/本尊阿弥陀如来
由来
- 開基である石原三左衛門(1848年4月7日出生)は、生まれながらにして家は貧しく、又、父が病弱だったため一家の生計もおぼつかんかった。生来、正直で人に負けんくらいの働き者で、結婚し借金をして木綿商を始めた。商売も順調に進み、夜明け前から夜遅くまで働き続け、質素倹約をして一代で苦労の末、財を成した。しかし、父母、妻をも失い無常を感じ仏法の世界に何かを思う心から、我が家の屋敷跡に先祖供養のため、寺を建てることになった。1901年6月着工し、翌1902年8月本堂、庫裡が完成した。開山に鈴木智順尼を招請して三光庵とする。三左衛門は土地を寺に譲り中屋敷に移った。
- 時代は進み后になって寺号を引くこととなった折りも村民の負担が大きい等反対があり随分困るのであるが、三左衛門は村人や他寺に迷惑をかけんよう田地を寺につけ、しかも村民の承諾を得て当寺は建立され法蔵寺となったのである。
- 本堂の前には石原三左衛門の功績をたたえた記念碑が建っとる(1905年2月9日建立)。石原惣次郎により。
- 境内には南無地蔵大菩薩御堂(1982年建立)がある。
歴代住職
現住職
年中行事
- 御忌会(法然上人示寂法要)。両彼岸。呑竜上人法要。月並法要。
境内地及び建物面積
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ほいから石原三左衛門の功績をたたえた記念碑にはつぎのとおりかいてある。
石原三左衛門、屋都子墓 古井町西川|法蔵寺 1905年2月 高250/巾90 |
〔2023年9月いつか訪問〕