つまとふたりひめじじょうをみにいくことにした。げんぞん12てんしゅのひとつなのにふたりともまんだみたことのないひめじじょうだ。
〔ひめじまで〕 〔しないいどう〕 〔ひめじじょう〕 〔けんぶつのあと〕 |
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ひめじまで
あさ、ふるいのわがやをしゅっぱつ。めいてつでんしゃをのりついでなごやにでる。
しんかんせんにのりかえ。しゃないはまんせき。まどがわはとれんかって、さんにんがけのまんなかとつうろがわにすわっていく。
でっきのつうろからいぶきやま。きょうとでまどがわにおったおんなのひとがおりてゆったりする。
しんおおさかにていしゃ。しんこうべは、はんたいでんしゃのえきのあんぜんかくにんがあって6ぷんおくれ。
にしあかしをすぎてひだりにうみ。すすんでひだりにはりまこんびなーと。むかしちりでならったことをおもいだす。かこがわをわたる。
いちかわっていう、「こぶなつりし」ってかんじのかわをわたってひめじにとうちゃく。
しないいどう
おー、えきからしょうめんにひめじじょう! えきまえどおりがほのままおおてまえどおりで、ほのえんちょうせんじょうにひめじじょうがそびえる。
いっぽんひがしのあーけーどがいをきたにいく。
とちゅうでひるめし。ふくていってみせにはいって、おれはぎゅうしゃぶごぜん、つまはせんひめごぜん。ごちそうさまでした。
ひめじじょう
しろにつきあたり。いや、すごいな。
さくらもんばしをわたって、おおてもんをくぐる。
ひろばのさきにてんしゅかくとにしのまる。
てんしゅかくをめざす。
ひしのもんをくぐる。
をー、ひめじじょう! どたかいいしがきのうえにてんしゅかくがそびえる。
いのもんをくぐる。
ろのもんをくぐる。
はのもんをくぐっていしだんをあがる。いろはのじゅんにもんにきごうがふってあるだ。
ほっそいつうろをとおってにのもんをくぐって、ちいさなひろばのむこうにてんしゅかく。
ほのもんをくぐってへいのなかにはいる。
みずのいちもんをくぐる。
みずのにもんをくぐる。
みずのさんもんをくぐる。もんのなまえがみずのいち、に、さん、、、ってかわった。
いよいよてんしゅかくをみあげるようになって、てんしゅかくいりぐち。
みずのごもんをくぐる。
みずのろくもんをくぐって、やっとてんしゅかくのたてもんにはいる。
いっかい。ねんきのはいったふっといざいもく。
にかい。
さんがい。ここはてんじょうがたかい。ひがしおおばしらもしめしてある。
よんかい。
ごかい。
まどからましたにひとがまめつぶにみえる。
ろっかい。ここがさいじょうかいだ。まんなかにあったおさかべじんじゃにおまいり。こんなとこにおみやさんがあるのははじめてみた。
まわりろうかからにしのまるをのぞむ。
みなみにひめじのまちをのぞむ。おおてまえどおりのさきにひめじえき。
めとはなのさきにしゃちほこ。
ひがしをのぞむ。しろのとなりにあかれんがのひめじしびじゅつかん。
ろうかのないきたがわをかなあみごしにみる。
おりていくとちゅう、さんがいにむしゃかくしをはっけん。にんじゃやしきか。
てんしゅかくでぐちからとなりのたてもんにつづく。いまろっかいまでのぼったてんしゅかくがだいてんしゅで、だいてんしゅからしょうてんしゅにつながっとるだ。しょうてんしゅってっても、しょうてんのぬしじゃなくてちいさなてんしゅだ。
ひがししょうてんしゅ。ここはうえにはあがっていけん。
ろのわたりやぐらをとおっていく。
いぬいしょうてんしゅ。ここもうえにはあがっていけん。
はのわたりやぐらをとおっていく。
にししょうてんしゅ。ここもうえにはあがっていけん。しょうてんしゅはみっつあった。
そとにでたとこに、ばんしゅうさらやしきおきくのいど。いちま~い、にま~い、さんま~い。いどになげこまれたおきくがさらをかぞえるこえがきこえる。
ぬのもんをくぐってにしのまるにむかう。
にしのまるにはいって、ぐるーってはりめぐらされたわたりやぐらをとおっていく。
つうろにめんしてところどころにへやがある。じょちゅうべやもある。
かべのてんじしりょうにせんひめものがたり。とよとみひでよりのおくさんだったせんひめは、おおさかのじんのあとほんだただときとさいこんしてここひめじじょうにはいっとる。ふくていのひめごぜんはこれにちなんでのりょうりだっただ。
にしのまるをでる。
てんしゅかくゆみなりかべをみおさめてひろばにおりていく。
ひがしにほりをわたってしろをでる。
たいらなしきちにあかれんがのひめじしびじゅつかん。てんしゅかくろっかいからみおろしたあのたてもんだ。
ほんかんうよくのやねのうえにのぞくひめじじょう。
こんどはしろのにしにあるこうこえんをけんぶつ。
いけにかかるたいころうか。
りんせんてい。
ちいさくしきられたにわがいっぱいあって、それぞれのよさをたのしむことができる。
けんぶつのあと
いきはあるいてきたけど、かえりはばすでえきまでもどる。
ひめじえきみなみぐちにとってあったやどにはいってひとやすみ。
つまをやどにのこしてじゆうこうどう。さんようでんてつをひめじからしかままででんしゃさんぽ。
やどでまつつまとごうりゅう。まちにでてばんめし。たかだやってみせにはいって、おれはきわみぎゅうどん、つまはばらてんそば。ごちそうさまでした。
えきまえのでんしょくをとおりぬけてやどにもどる。
さいじょうかいのおんせんにつかってきょうをおえる。
(2024ねん1がつよっか、もくようび、へいじつ)
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