ひめじじょうをみたつぎのひ、たいようこうえんにいくことにした。きいたこともないこうえんだったけど、「ひめじ」でけんさくしてでてきたかんこうちだ。
◇ ◇
いっぱくしたひめじえきみなみぐちのやどであさめし。しゅくはくりょうもやっすいのに、あなごめしやいぼのいとそうめんがあったりして、なかなかじょうひんなあじだ。つまともどもだいまんぞく。
やどをでて、ひめじえききたぐち9じ30ぷんのはくちょうだいいきばすにのる。きのうひめじじょうからひめじえきまでのったのとおんなじしんきばすだ。
ばすはせいほくほうこうをめざす。しがいちのなか、なんしゃせんもあるどうろがいっぽうつうこうになっとるのにびっくり。
とちゅう、みぎてのこだかいとこに、ふせたおわんのうえにそとばがのっとるような、しろいおおきなけんちくぶつがあるのがみえる。なごやまれいえんだ。「なごや」じゃなくて「なごやま」。これもけんさくするなかででてきたとこだけど、たーじまはーるかっておもうようなりっぱなけんちくぶつだ。
みちがほっそくなる。くるまがすれちがうのがせいいっぱいぐらいのせばいみちで、ほこうしゃもじてんしゃもひやひやしながらとおらにゃいかんってじょうきょうだ。
さゆうがだいぶひなびてきて、ゆめさきがわにかかるたいばしをにしにわたる。
すすんで、すごうがわにかかるちょうだばしをにしにわたる。
はんたいばすとすれちがったとこで、やまのうえにせいようのしろがみえる。あれだ。あっこがたいようこうえんだ。
せいようのしろをみぎにみながらとおりこしたとこで、はくちょうだいさんちょうめたいようこうえんみなみばすていにとうちゃく。10じ1ぷん。さいしょいっぱいだったばすもとちゅうですっかりがらがらになって、ここでおりたのはおれとつまのふたりだけ。
とりあえずかえりのばすのじかんをたしかめときたい。ところで、はんたいばすていがみあたらん。きたみちをだいぶもどっていったとこで、こんびにのよこにやっとはっけん。いや、1じかんに1ぽんしかないぞ。
さて、たいようこうえんにいくぞっておもってもあんないかんばんのたぐいがなんにもない。やまのうえにせいようのしろはみえとるだけど、ほこまでどうやってみちがあるのかわからん。
こんびにのおねえさんにおしえてもらったみちをとおって、やっとたいようこうえんにたどりつく。いや、こんなのきかにゃわかりっこなかった。やまのうらがわがたいようこうえんのいりぐちだっただ。
にゅうじょうりょうをはらってすぐものれーるにとびのり。ものれーるってってもけーぶるかーみたいなきゅうこうばいのものれーるで、せいようのしろがあるやまのうえまでこれにのっていかにゃいけんだ。
おー、はくちょうじょう! せいようのしろのなまえははくちょうじょうだった。ほとんどがしろのはくちょうじょうだけど、このいりぐちのめんだけにあかれんががつかってある。
なかをみてまわる。
かべにかざられたしんじゅのみみかざりのしょうじょのえ。ほんもんのえより、たーばんがおおきくなびいとるのがおもしろい。
くろいへや。
ちゃいろっぽいおちついたろうか。
「よはのいしゅばんしゅたいんじょうのおうである」。おうざのま。だいりせきのかいだんのうえにあるおうざにすわってみる。このはくちょうじょうがみほんとしたのがのいしゅばんしゅたいんじょうにちがいない。
かべにかざられたはだかのおんなのえ。はだかのおんなはきさきか。
かべいちめんのほんだなにほんがぎっしりつまったしょさい。
わっ! がいこつがいきなりしゃべりだした。がいこつのしんろうしんぷがじどうてきにしゃべるしかけだ。
いや、このはくちょうじょう、なんのゆいしょもないわけだけどおもしろい。そとみがうつくしいだけじゃなくて、なかもたのしめるしろだ。
ちゅうだんのにわにおりる。
さらにしたまでおりる。
くだりのものれーるにのる。
やきゅうぐらんどをみながらふもとにおりていく。ぐらんどはとうようだいひめじのぐらんどで、ちょうどれんしゅうしとるとこだ。こんなとこでとうようだいひめじにあえるとはおもわんかった。
にゅうじょうりょうをはらったすわんってなまえのたてもんのにかいでひるめし。おれもつまもてんぷらうどんをちゅうもん。いや、すっげえうめえ。
はらごしらえができたとこでいどう。こうどうにでて、とうようだいひめじのぐらんどのわきをとおって、ばんぱくひろばのほうにあるいていく。
ばんぱくひろばにとうちゃく。にゅうじょうけんのはんけんをみせてなかにはいっていく。
けやきなみきをとおって、がいせんもんをくぐっていく。
つうろわきのところどころにせきぞうがおいてあるなかに、いしゅくいなのせきぞう。めきしこのかみさんってことだけど、なんだかにほんじんっぽいかおだちでしたしみがわく。
をー、へいばよう! せともんでできたとうしんだいのへいたいにんぎょうがこんなにもいっぱいつちんなかにうめてあったのか。しーあんのしこうていりょうまでいかんでも、こいでじゅうぶんなはくりょくだ。
ばんりのちょうじょう。みちのりょうわきにずらーってへいばようがならんどって、あっかいもんをくぐってさらにむこうにみちがのびていく。
てんあんもんひろば。ちゅうかじんみんきょうわこくのしょうちょうだ。
たいようこうえんをあとにして、かえりのばすにのる。
ひめじじょうをよこめにみて、ひめじえきにとうちゃく。
つまをえきにのこしてじゆうこうどう。ばんたんせんをひめじからふくさきまででんしゃさんぽ。
えきにもどってつまとごうりゅう。かいさつをはいりなおしてとうきょういきのぞみごうにのる。
ひもしっかりくれてなごやにとうちゃく。
ばんめしにえすかちかがいできしめん。あいちけんにかえってきたってきぶんだ。
めいてつでんしゃをのりついでふるいのわがやにかえる。
(2024ねん1がついつか、きんようび、へいじつ)