みのじをあるく。まえにあるいたつづきで、すかからすのまたじゅくまであるく。
(すかえき)(およびがばし)(もとまちてんまんじんじゃのみちしるべ)(さかいのたてば) (ひがしおぐまいちりづか)(おぐまがわのわたし)(ちゃやしんでん)(ながらおおはし) (すのまたじゅく)[ちず] |
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でんしゃをおりたすかえきからみのじをきたにいく。きょうめざすすのまたじゅくはこっからせいほくほうこうにあるだけど、とりあえずきたにいく。みぎにたけはなせんのせんろをみて、のってきたでんしゃをひきかえすようにきたにいく。あるいてくるひとたちやじてんしゃにのってくるひとたちとすれちがいながらきたにいく。ぞんがいなつうこうりょうだ。
あぢかがわをひだりななめにわたる。いまでんしゃでわたってきたかわだ。
はしのうえからみぎかみにたけはなせんのてっきょうがみえる。
ひだりしもにあおいすいもんがみえる。
わたったすぐひだりにせつめいがき。このはしのなまえはおよびがばしだった。かまくらかいどうのじだいにはまっとじょうりゅうにあったもんだけど、みのじのじだいになっていちがかわってもひきつづきおんなじなまえをつかってきただっていう。まえのみのじあるきのときにすかえきよりみなみにおいがばしいしどうろうをみてきたとこだけど、ほこのせつめいがきに「みのじがあぢかがわをわたるへんが、みずがふえる6がつごろにとおれんくなるときがあって、ほのときにはわたしぶねでとおっていっとった」ってかいてあった。きせつげんていにせよ、このあたりわたしぶねをつかわにゃいかんちけいだっただ。
またかみのてっきょうをでんしゃがいくのをみて、みのじをさきにいく。
ひだりうしろからくるみちとごうりゅう。みのじはここをさせつしてにしにいく。
ごうりゅうちてんからきたにみえたもとまちはくさんじんじゃにたちより。けいだいのいっかくにばばもとまちじちかいかん。
ごうりゅうちてんにもどってにしにごうにはいっていく。かどにあるじはんきをまきこんでみのじがさせつするかたちになっとる。
じゅうじろのせいほくかどにてんまんじんじゃのみちしるべ。みちしるべはひがしむきにたっとって、しょうめんに「てんまんじんじゃ」、みぎめんに「しんめいじんじゃ」、ひだりめんに「こんぴらじんじゃ|つしまじんじゃ」、うらめんに「1932ねん4がつこんりゅう|せきうさく」ってかいてある。このおくのうちがせきさん。ごせんぞがたてたみちしるべなのか。
みのじはこのみちしるべをうせつしてきたにいくだけど、みのじからはなれてちょくしんしてにしにいく。
ひだり、たまいしづみのうえにちいさなほこらがよっつ。まんなかがてんまんじんじゃで、みぎにしんめいじんじゃ、ひだりにこんぴらじんじゃとつしまじんじゃ。みちしるべにかいてあったとおりだ。
しばらくみのじからはなれたままごうのなかをぶらぶら。とちゅう、やくるとこむすとすれちがい。でんしゃのおともきこえる。
てんまんじんじゃのみちしるべにもどって、みのじをきたにいく。しっかりみのじってかんじがある。
じゅうじろのせいなんかどにじぞうどう。ほのおくにちいさなかんばん。「あぢかしょうがっこうしゅうだんとうこう|もとまち4ぱんしゅうごうばしょ」ってかいてある。このごうのなまえはもとまちっていうだ。
またやくるとこむすとすれちがい。
みのじをさきにすすむ。
みぎにあぢかほいくえんをみて、ひだりにくねっていく。
みぎに「しんらんしょうにんごきゅうせき」のいしぶみ。ちずにさいほうじへのみちしるべってかいてあるのがこれだ。ほのわきに「みのじのしせき」ってせつめいがきがたっとって、よんでみる。「ここはみなみじゅくのえだむらもとまちってとこで、おこしじゅくとすのまたじゅくのあいのしゅくだった」とのこと。みなみじゅくえきはでんしゃをおりたすかえきのひとつてまえのえきだ。ほか、「むかしのかまくらかいどうはみなみじゅくのほうをとおっとった」ことや「このさきみのじがとちかいりょうじぎょうによって800めーとるきえた」ことがかいてある。
さいほうじへのみちしるべからおくにじゅんに、あぢかぶんだんしょうぼうしゃこ、はしましあぢかこみゅにてぃーせんたー、あぢかしょうがっこうってある。きょうははたびのふりかえやすみのひなだけど、こみゅにてぃーせんたーはあいとらんくて、しょうがっこうのぐらんどじゃああっかいゆにふぉーむのこどもらがやきゅうのれんしゅうをやっとる。なかにせのたかいおんなのこともひとり。
またでんしゃのおとがきこえる。
さきにすすむ。みのじがひだりにくねって、にしむきになる。
みぎにおやしき。
はなれの2かいにゆらゆらがらす。
ひだり、じゅうたくのいっかくにじぞうどう。
なんぼくのくるまどおりにつきあたってみのじがとぎれる。さっきのせつめいがきにあったとおり、こっから800めーとるのくかんがとちかいりょうじぎょうでなくなっただ。つきあたりみぎかどのたいやきせんもんてんでたいやきを1こちゅうもん。やいてくれるあいだ、たいしょうとはなし。みのじあるきでここをとおるひとはおおいとのこと。みやじゅくほうめんからきたひと、たるいじゅくほうめんからきたひと。すかえきででんしゃをおりてあるいてくるひと、すかえきからでんしゃでかえっていくひと。
なんぼくのくるまどおりをきたにいく。たいやきをくいながらひだりにたんぼをみていく。
あぢかちょう2ちょうめこうさてんをさせつ。にしにいく。ひだり30ど、たんぼのかなたにようろうのやまやまをみていく。
みぎにあぢかじんじゃのいりぐち。こっからさんどうをまっすぐきたにいってさかいがわにつきあたったとこにあぢかじんじゃがみえる。
またにしにすすんで、みぎてぃーじにはいる。みのじのさいかいだ。こっからきたむきにごうにはいっていく。
ひだり、すれーとぶきのでっかいたてもんのかどに、またつうがくだんしゅうごうばしょのかんばん。こんどはさかい1ぱんのしゅうごうばしょだ。さかいのごうにはいっただ。かんばんのうえにまるどけい。これがあや、こどもたちががっこうにおくれることもない。
みぎおくにくちかけたのこぎりやねをてんようしてつかっとるのうさぎょうごや。
いけがきぞいにさきにいく。このへんが、さっきのせつめいがきのちずにあったたてばがあったとこか。あいのしゅくできゅうけいできたのはだいみょうやえらいぼうさんたちだけで、かごやなんかがきゅうけいをとることをゆるされたのはたてばだったっていう。むかしはみぶんによるさべつがあった。
みぎにけいじばん。
さかいがわのていぼうにつきあたって、ひだりうえにあがっていく。
あがりきってていぼうどうろとごうりゅうするちょくぜん、みぎにまた「しんらんしょうにんごきゅうせき」のいしぶみ。ちずにさかいのみちしるべってかいてあるのがこれだ。
ていぼうどうろをちょこっとにしにいったとこでしかいがひらけて、さかいがわのかわもがみえるようになる。
ひだり、ていぼうどうろのすぐしたに2れんののこぎりやね。
むこうぎしはごるふじょう。
みぎした、かわらにじぞうどうとぼち。ていぼうどうろはかぜがつべたいな。
ひがしさかいがわばしのたもとをいく。
かわべりのきにとまるからす。
さゆうにじんかがあらわれる。
またしかいがひらけて、さかいがわのながれていくさきにいぶきやまがみえる。みぎした、かわらにじぞうどうとぼち。
まんだみぎしたにぼちをみていくとこで、ていぼうどうろのみぎわきに「きゅうかいどうみのじ」のいしぶみと「みのじかいどう」のせつめいがき。せつめいがきのさいごに「ひがしおぐまじちかい、ろうじんかい」。
みぎした、かわらではたけしごとをするおじさん。
かわらとおんなじたかさにかけられたあっかいはし。
ひだりしたにほうぎょうやねのてら。
ていぼうどうろのひだりわきにひがしおぐまいちりづか。いしぶみに「えどじだいにだいみょうぎょうれつ、ちょうせんつうしんし、たびびとらがおうらいしたみのじかいどうのいちりごとにもうけられたつかとえのきがこのちにあった|1999ねん3がつきちじつ|ちいきおこしきょうぎかいこんりゅう」ってかいてある。
きがつくとむこうぎしがやきゅうぐらんどにかわっとる。
ていぼうどうろのみぎわき、きにまきついたつるをかりとるおじさん。
むこうにいぶきやまをみながら、おぐまたかくわおおはしのたもとをいく。
むこうぎしにしろいおおきなびる。ちゅうぶうんゆきょくぎふうんゆしきょくのたてもんだ。こっちぎしはかわらのはたけでしごとをするおじさんたち。
ひだりした、みんかのいぬがおれにむかってほえてくる。
ていぼうどうろのみぎわきににしおぐまあきばじんじゃ。
かわらのはたけでしごとをしとったおじさんたちのうちのひとりが、ていぼうどうろにあがってきておれにあいさつしてくれる。
ていぼうどうろのみぎわきににしおぐまきたばすていがあって、ほっからむこうにさかいがわばしがみえる。
ごうにはいっていく。
さかをおりて、なんぼくのくるまどおりにつきあたり。ここがさかいがわばしのみなみづめで、このあたりにおぐまがわのわたしがあった。なんぼくのくるまどおりのにしわきにふたつのせつめいがき。
ひとつがみのじのせつめいがきで、おこしじゅくからすのまたじゅくまでのけいろをしるしてある。「おこしじゅくからおこしがわすなわちきそがわをとせんでわたってはしましないにはいり、おおうらのこんぴらじんじゃまえをへてふわいしきいちりづか、すかのたてばとすぎ、およびがばしをわたりもとまちのあいのしゅくをへて、さかいのたてばからさかいがわさがんていぼうじょうのひがしおぐまのいちりづかにいたる。やがて、おぐまがわすなわちさかいがわのわたしをすぎ、ちゃやしんでんからすのまたがわすなわちながらがわのとせんによりすのまたじゅくへといたっとった」。いや、わかりやすいかきかただ。
まあひとつがおぐまがわのわたしのせつめいがきで、とうじのようすをしるしてある。わたしぶねは2そうあって、だいみょうぎょうれつのときはふね28そうをならべたふなばしがかけられたとのこと。ほいから、おぐまがわはほのむかしは「おわりがわ」ってよばれて、みのとおわりのくにざかいをなしとっただげな。はしましのくいきはおわりのくににはいっとっただ。
みのじからはなれて、さかいがわばしのひとつしもにあっかいはし。
おぐまのわたしにもどったとこからきたにさかいがわばしをわたる。いまはわたしはなく、はしをわたる。ひだりにおおきくくねりながらさかいがわをわたる。
はしのうえからみぎかみをみる。
ひだりしもをみる。かわがひだりにくねって、みなみにながれていく。
さかいがわばしをわたりおえてまたすぐにおおえがわばしをわたる。
はしのうえからみぎかみをみる。
ひだりしもをみる。ちょくしんとさせつでふたまたにわかれとるみたいで、ちょくしんするほうにはすいもんがある。
ふたつのはしをわたりおえてちゃやしんでんのごうにむかっていくとこで、ながらおおはしがみえてくる。すのまたがわすなわちながらがわにかかるながらおおはしだ。
ひだりしたおくにちゃやしんでんしんめいぐう。しゃでんはきたむきにたっとって、ぎゃっこうにかがやくしんめいぐうだ。
さかをあがっていってながらがわのていぼうどうろにごうりゅうするちょくぜん、ていぼうどうろとのあいさにひきえすいぼうだんちゃやしんでんつめしょ。
ほいで、でた! ながらがわにでた! かわらをながらおおはしにむかっていくじてんしゃのおやこ。
にしは、たいがながらがわのはるかむこうにいぶきやま。
きたは、ながらおおはしごしにみののやまやま。
とうほくほうこうは、ちゃやしんでんのやなみごしにきんかざん。
さて、ながらおおはしをわたる。いまはすのまたのわたしはなく、ながらおおはしをわたる。
みぎかみ。むこうぎしにすのまたじょうもみえる。ひでよしのつくったすのまたいちやじょうだ。
ひだりしも。まんまんとみずをたたえるながらがわ。
はしのにしづめにとうたつ。うしろからめいはんきんてつばすがやってくる。ぎふばすもやってくる。すのまたはばすがたよりだ。
にしづめからていぼうどうろをきたにいく。すのまたじょうにむかっていく。
むこうぎし、ずーっとかみにきんかざんをみて、きたにいく。
ひがしばし。すのまたじょうよりてまえで、ながらがわのていぼうどうろをひだりにおりたとこにひがしばし。このはしをわたったとこがすのまたじゅくのいりぐち。きょうのみのじあるきはここまで。
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すのまたじゅくにはいって、きしまやはやすみ。すのまたじゅくは3かいめのほうもんになるだけど、きょうもやすみ。ひるめしをくわあっておもって、まえにはいったぎんげつにたちよってみるけどきょうはおわり。えでぃおんじゅうじろをさせつ。ここをうせつしてきたにいくみのじからはなれてみなみにいく。
すのまたあーちをくぐったつきあたりのふくずしってみせでひるめし。うどんつきのすしていしょく、ごちそうさまでした。
みせをでて、すのまたばすていからかえりのばすにのる。
(2024ねん2がつ12にち、げつようび、ふりかえやすみ)
【すかまで】 → 【みのじすかからすのまたじゅくまで】 → 【すのまたからかえる】
【はしましれきしみんぞくしりょうかん - みのじをたずねよう】
【ちず】みのじすかのたてばからおぐまがわのわたしまで