あおなみ線、経営再建計画成立！ 38.0km/h

名古屋から金城ふ頭にむけてのびる鉄道があおなみ線で、鉄道空白地帯をうめるべく、貨物線を旅客用に転用してできたものだ。2004年開業直前の無料試乗会のときに 2回のったっきりで、そのあとは 1回ものったことがない。すべての駅にホームドアが設置されとるという先進性におどろく一方で、シートの貧弱さにがっかりした記憶がある。

三セクで運営をしてきたものの、はやくもことし 2010年の 7月に経営破たんにおちいっとっただけど、このたび経営再建計画が成立したという。

名古屋臨海高速鉄道の経営再建計画が成立

経営破たんした「あおなみ線」を運営する三セクの名古屋臨海高速鉄道の経営再建計画が 10月ようか、債権者会議で成立した。

この計画では、名古屋市と愛知県から総額 450億円の財政支援をうける一方、人件費削減や事業みなおしもすすめる。

2011年 3月にＪＲ東海の「リニア・鉄道館」が沿線の金城ふ頭に開業することによる利用増もみこみ、2013年度のくろじ化をめざす。

11月の役員改選では、名古屋市ＯＢから民間出身者に社長を交代する予定で、ＪＲ東海出身者などが候補になっとる。

あおなみ線は名古屋−金城ふ頭間の 15.2キロ。運行本数はひるま 1時間に 4本。所要時間 24分。表定速度 38.0km/h。料金 350円。
2004年に開業後、利用客は想定の 4わりに低迷しあかじつづき。
ことしの 7月いつかに法的な倒産てつづきにかわる私的整理「事業再生ＡＤＲ」のてつづきを申請。
名古屋市と愛知県、日本政策投資銀行の債権者間で経営再建策を協議しとった。
〔中日新聞:名古屋臨海高速鉄道、再建計画が成立:愛知(CHUNICHI Web)｜2010年10月9日〕

おなじ三セクでおなじ愛知県内のピーチライナーは 15年で幕をとじちゃったけど、あおなみ線はこのにのまいにはなってほしくない。記事にもあるとおり、あおなみ線終着駅金城ふ頭駅にリニア・鉄道館が開業することでずいぶんと活気づくとおもう。あとは表定速度 38.0km/hってのを、まっとはやめてほしいとこだ。それと、名古屋市が 56.5パーセントも出資しとるだけど、そんなら地下鉄と一体で運営できやへんのかってきもするよ。そうすりゃ、地下鉄沿線のひとはいまよりずっとわりやすで、いろんなイベントのおこなわれる金城ふ頭にいけるしね。

（さんこう）