佐賀線 さいごの あとちも

福岡から 鹿児島線を みなみに いくと 熊本に いく。とちゅうの 鳥栖 (とす)で みぎに 分岐して 長崎線を にしに いくと 佐賀に いく。なのに 佐賀と 熊本を むすぶ 線は なく、いったん 長崎線を 鳥栖まで もどって 鹿児島線に のりかえるって いう 三角 航法しか ない。ってのが いまの 状態だけど、じつは ちょっと まえまでは、佐賀から 東南 方向に すすんで 鹿児島線の 瀬高 (せたか)って いう とこに つなぐ、佐賀線って いう 線が あって、佐賀から 熊本に いく ちかみちに なっとった。

佐賀線

ところで この 佐賀線の あとち、ちょっと づつ 都市 計画 道路や 自転車道に 転用されて いっただげなけど、こんかい さいごまで のこっとった あとちが 佐賀市の 市道に なっただげな。

あさひの 記事から

  • 1987年で 廃線に なった 国鉄 佐賀線の あとち 590メートルを 利用した 佐賀市の 市道 大財木原線 (おおたからきはらせん)が 2013年 5月 21日に 開通した。佐賀駅から 筑後川 昇開橋 (ちくごがわ しょうかいきょう)を わたって 福岡県 大川市 (おおかわし)、柳川市 (やながわし)を へて みやま市鹿児島線 瀬高駅に いたる 24.1キロの 旧 佐賀線の 佐賀 県内分では、整備が 最後まで のこっとった 区間だった。
  • 佐賀 県内の ほかの あとちは 都市 計画 道路や 「徐福サイクルロード」と して 自転車道に 転用されとるけど、こんかいの 区間には、ならんで はしる べつの 市道が すでに あった ことから、順番を あとまわしに し、線路を はずして 路盤を 自転車と 歩行者用の 道路と して つかっとった。
  • こんかいの 区間の 南端には 佐賀江川を わたる 「新曙橋 (しんあけぼのばし)」を 新設。はしの プレートには レールの 断面を かたどった 装飾を ほどこし、旧 佐賀線を しのぶ よすがと した。
朝日新聞デジタル:最後の国鉄佐賀線跡、市道に 590メートル開通 - 佐賀 - 地域|2013年5月24日

はしの プレートにこそ 記憶が のこるものの、佐賀線の あとは まあ さがせん。


(さんこう)