宇治山田駅
宇治山田駅のなんと堂々たることか。先月2014年9月15日、お伊勢まいりにいくのにこのえきでのりおりした。
ヰキペディアから
- 伊勢神宮もよりのターミナル駅
のちの近鉄大阪線、山田線となる参宮急行電鉄が1931年に全通したさい、「神都」宇治山田市のあらたなげんかんぐちとなる伊勢神宮もよりのターミナル駅として開設された。宇治山田市は1955年に伊勢市となまえをかえる。 - 天皇や内閣総理大臣の伊勢神宮参拝のさいの乗降駅
当時からちょうきょり列車の始発駅、終着駅としてにぎわい、また貴賓室があるため天皇をはじめとする貴賓客や、正月恒例の内閣総理大臣の伊勢神宮参拝のさいの乗降駅となっとる。 - 昭和初期の名建築でくにの登録有形文化財
駅舎は開業当時からの鉄筋コンクリート3階だてで、おんなじ1931年に開業した東武の浅草駅や1932年に完成した南海ビルディングの難波駅もてがけた久野節(くのみさお)の設計による近代建築である。はば120メートルの堂々たる駅舎外部壁面はクリームいろのテラコッタタイルで全面装飾され、いりぐち上部には八角形のまどがならぶ。コンコースのたかい天井ともども、デザインにすぐれた昭和初期の名建築と評価されており、駅舎本屋(えきしゃほんおく)は2001年にくにの登録有形文化財に登録された。第1回中部の駅百選選定駅にもなっとる。 - 1、2番線はいきどまりで3、4番線が鳥羽、賢島方面につながる
えきレイアウトはかためん単式ホーム1面とくしがたホームによる3面4線の高架駅で3階にホーム、2階にかいさつぐちがある。高架駅ながらいりぐちは1階のにしがわしかなく、ホームからじかにえきのひがしがわにぬけることはできん。ホームは1、2番線は鳥羽かたがいきどまりになっており、このえきでのおりかえし列車が使用するけど、特急についてはこのえき始発であってもすべて4番線からの発車となっとる。しかし、2010年3月のダイヤ変更により、鳥羽発着特急の区間を短縮するかたちで、日中にもこのえき始発の特急が設定されることになったため、該当する特急列車は一部をのぞいて2番線でおりかえすことになった。ほのため、ほれまで2番線でおりかえしとった急行のおおくは日中にかぎり、このえきから五十鈴川駅までのあいだを回送しておりかえすのが基本となった。日中以外は従来どおり、急行や快速急行が2番線でおりかえす。これらの五十鈴川駅まで回送しとった列車は2014年9月21日改正から営業運転で五十鈴川駅までいくように変更された。 - 五十鈴川駅までいっておりかえす列車もある
3、4番線のみが鳥羽(とば)、賢島(かしこじま)方面につうじており、鳥羽、賢島方面いきは3番線のみを使用する。なお3番線からも伊勢中川方面へのおりかえしは可能である。このえきでおりかえす優等列車や団体かしきり列車、臨時列車、明星車庫(みょうじょうしゃこ)への回送列車が7両以上の編成になったばあい、有効長6両の2番線にははいりきらんため、有効長10両の3番線でおりかえしとる。またこのえきどまりの一部の列車は3番線とうちゃくのあと、五十鈴川駅まで回送され、ほっからおりかえすものもある。1番線の有効長は現在では4両であり、普通列車のみのおりかえしとなっとるけど、ホームの伊勢中川よりにさくを設置してつかわれとらん部分が存在する。4番線ホームには売店がある。 - 3、4番線へはみぎカーブしながら入線
このえきの配線は、伊勢中川方面から1、2番線へほぼまっすぐ入線するかたちになっとるいっぽう、3、4番線はみぎへカーブしとる。これはもともといきどまり式だったけど、あとから鳥羽線を山田線から直通できるようにしてつなげたためである。信号機上では3番線がくだり本線である。 - 1番線よこには接続の特急バスがのりいれれるようになっとった
1番線よこに地上とスロープでつながり、ターンテーブルが設置されとるばしょがある。鳥羽線開業以前は鳥羽いきや賢島いきの特急バスがのりいれ、このえきにとうちゃくする特急と接続しとった。鳥羽線開業のあとも定期観光バスがのりいれ観光客の便宜がはかられとったけど、現在は使用されとらん。 - 貴賓室とひのみやぐら
2階には貴賓室がもうけられとる。たてものみなみはしのとうや(塔屋)はもともとひのみやぐらをかねており、戦后伊勢市の消防本部がおかれたこともある。 - えきまえ再開発は中止に
高度成長期にえきまえ周辺を再開発する計画があったけど、えきまえの明倫商店街の反対にあい、再開発は実現することができんかった。バブル期にふたたび計画がもちあがり、1991年に近鉄をキーテナントとして、伊勢市観光文化会館のたてかえと一体化した再開発計画が決定した。しかし、バブル崩壊で近鉄はてをひき、2001年に計画は中止された。
えきまえでたべたてんぷら伊勢うどん - さいしょの3ヶ月はいまの伊勢市駅が暫定ターミナルだった
参宮急行電鉄によって現在の近鉄大阪線、山田線にあたる大阪から伊勢神宮への参拝ルートがひらかれたとき、当初はこのえきの工事のおくれから、のちに伊勢市駅となるとなりの鉄道省山田駅を暫定ターミナルとした。参宮急行電鉄の桜井駅から山田駅までの開業から3か月たってようやく宇治山田のターミナル駅が完成し、全通にいたった。 - 電車もたかまがはらに
当時としては壮大であった高架ターミナル駅は伊勢のみならず大阪人の羨望もあつめ、「伊勢では電車もたかまがはらにつく」としゃれてよばれた。 - 内宮への延伸はおそれおおい
開業時からはんくしがたホームで、3、4番線は将来の延伸を考慮したものになっとった。このときは鳥羽線の計画はなかったものの、内宮までの延伸を計画しとった。しかしこれは「あまりにもおそれおおい」という理由で着工にいたらず、結局ここからさきへ線路が延伸されたのは開業から38年あとの鳥羽線開業のときだった。
宇治山田から外宮にむかうバス
碧海古井から宇治山田まで
出発はわがやもよりの碧海古井(へっかいふるい)から。8時55分の電車で新安城(しんあんじょう)までいって、ほっから名古屋本線の特急にのりかえて名鉄名古屋え。9時38分とうちゃく。
名鉄名古屋駅から近鉄名古屋駅へ移動。さいしょは9時50分の鳥羽いき特急にのるつもりだっただけど、きっぷまどぐちでためしに「しまかぜ!」っていってみると、なんと席があいとるっていうじゃんか。インターネットでみるとず~っと予約でつまっとるだけど、ちょうどあきがでたのか。出発は10時25分。予定よりまがあいて、まちあいしつでまつうちに、よこから「さあこれから乗務よ♪」ってかんじで、乗務員のおねえさんたちくみになってホームにでていく。「おおっ! しまかぜの乗務員か!」っておもったけど、ちがう列車にのりこんでいったみたい。
近鉄名古屋のホームにしまかぜがはいってくるや、ホームはさつえいのひとだかり。おれもしまかぜをせに記念さつえい(^_^) にこにこがおでのりこんで、さらにびっくり。なんちゅうりっぱなシートだ! 定刻の10時25分にしゅっぱつ。おねえさんがおしぼりをもってきてくれるのはもちろん、ワゴン車販売もいきかう。きわめつけはおりる段になって、おねえさんがごみをあつめにまわってきてくれたこと。おうさまきぶんだ(^_^)
とちゅう、近鉄四日市とすぐてまえの伊勢市にとまっただけで宇治山田にとうちゃく。うしろがみをひかれながら、げしゃ。11時42分。
お伊勢まいり
宇治山田のえきまえにみつけたうどんやでてんぷら伊勢うどんをくい、内宮までバスで移動。バスは10分おきに発車っていうひんぱつ運行で、のったバスもいっぱいひとがのっとった。
内宮におまいりし、おかげよこちょうをたのしむ。
△ ひだり=宇治橋てまえ △ みぎ=内宮拝殿した
△ おかげよこちょう - 他抜きだんらん亭のなかにわ(2枚とも)
宇治山田から碧海古井にもどる
内宮からまたバスで宇治山田駅え。いきとはべつの五十鈴川駅をまわっていく経路だった。やっぱり乗客はいっぱい。宇治山田ではきっぷをかうのに列ができとって、時間をくった。みっつあるまどぐちのうちふたつをひらいてやっとっただけど、みっつあいとったとしてもあんまりかわらんかったとおもう。対策が必要だ。
かえりは伊勢志摩ライナー! となりで伊勢えびもはねとる♪ 宇治山田を15時23分にしゅっぱつ。津のつぎはいっきに近鉄名古屋になる。しまかぜがとまった近鉄四日市は通過だ。
△ うえ=宇治山田にきた伊勢志摩ライナー △ した=津をでたとこで車内をさつえい
16時44分、近鉄名古屋にとうちゃく。名鉄にのりかえてうちにかえった。
△ 南安城(2枚とも)
(さんこう)